2012/12/23
秋篠宮殿下を池に放り込む─今日は天皇誕生日です
今日は天皇誕生日です。心よりお祝い申し上げます。
祝日法によれば今日は、「天皇の誕生日を祝う。」ことを趣旨としています。
その時在位中の天皇の誕生日を祝う日であります。
天皇誕生日は、慣例により日本の国家の日とされ、1948年(昭和23年)までは、天長節(てんちょうせつ)と呼ばれていました。
天皇陛下は今日で79歳を迎えられました。
これに先立ち、皇居宮殿で記者会見に臨まれましたので、報道を引用したいと思います。
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【引用ここから】
天皇陛下は23日、79歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、皇居・宮殿で会見に臨まれた。
公務のご負担軽減について、80歳を過ぎても公的な行事に出席を続けられた昭和天皇の例や、
さまざまな行事を公平に扱う必要性を述べた上で
「今のところ、しばらくはこのままでいきたいと考えています」と、否定的な考えを示された。
病気の際には皇太子さまと秋篠宮さまが代わりを務められるとし、
「何も心配はなく、心強く思っています」と述べられた。
2月18日に受けた心臓冠動脈バイパス手術に関しては、
「東日本大震災一周年追悼式に出席したいという希望をお話しし、それに間に合うように手術を行っていただきました」とし、
「多くの人々に心配を掛けました」と述べるとともに、健康を気遣う国民に感謝の気持ちを示された。
また、東京電力福島第1原発事故の影響で故郷に帰れない人々や、がれき処理、除染などに従事する人々を案じられた。
11月に8年ぶりに訪問した沖縄県については
「戦争で沖縄の人々の被った災難というものは、日本人全体で分かち合うということが大切ではないかと思っています」
と述べられた。
ご負担軽減「しばらくこのままで」(産経web12/12/23)
【引用ここまで】
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皇太子殿下と秋篠宮殿下がいらっしゃることで、
心強く思っていらっしゃるとのこと。
天皇陛下は両殿下がまだ小さいころ、
お二人の子育てについて、
「私はふたりを、可能な限りわけ隔てしないでいきたい。
それまでは上の方を自由に、下のほうを窮屈にとの方針で育てたいと考えています。」
とおっしゃっていたそうです。
皇太子は将来、窮屈な立場になるから、できるだけ自由に伸び伸びと育てたい。
秋篠宮は次男で将来もっと自由な立場になるのだから、小さいときには厳しく育てたい。
というお考えから、秋篠宮さまには厳しくされたということです。
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【引用ここから】
秋篠宮さまが小学校低学年のころのエピソードをご紹介します。
冬、私がペットにしていたテンジクネズミを池で泳ぐかと思って泳がしました。
そうしたら心臓マヒを起こして死んでしまいました。
ちょうどその時父がそこを通りかかりました。
「何をしているんだ?」と「泳がしたら死んじゃった」と私が言ったのです。
そうしたら次の瞬間わたしは池に放り込まれていました。(笑う)
ええ、次の瞬間、私がテンジクネズミのようでした。
「秋篠宮さま」(江森 敬治 著)より
このように、秋篠宮さまに厳しくされていた天皇陛下ですが、
皇太子さまに対しても、戸棚の中に閉じ込めたり、廊下に立たせたり、
反省文を書かせたりと厳しくされていたようです。
秋篠宮さまが小学校高学年から中学生だったころ、
数学の分からない問題を天皇陛下がご一緒に解かれたり、
「この問題を解きなさい」「じゃあ、これは」と、随分ご熱心に教えられました。
また、美智子さまも必ず図を書きながら算数などを教えられたり、
短い詩や和歌、平家物語などもご一緒に読まれていました。
意味とか解釈はほとんどせず、ただ読むだけだったので、とても楽しかったと秋篠宮さまはおっしゃっています。
【引用ここまで】
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天皇陛下は「民の父母」であり、
日本の象徴及び日本国民統合の象徴であると同時に、
父親としての象徴でもあります。
今日は国民の一人として、
子供たちにもお話をしながら、
天皇誕生日を心からお祝いしたいと思います。
【参考】
幼いころの皇太子さま、秋篠宮さまの個性
http://s005.seesaa.net/article/102715540.html
秋篠宮さま [単行本]
江森 敬治
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