いま思えば、
東京が怖いわけではないのですが、
こんな事件が身近で起きるとは思っていなかったので、
非常に印象深い事件でした。
ちなみに私が大学に入ったころは、
サッカーのJリーグができたばかりで、
大いに盛り上がっていた記憶がありますね。
1993年のJリーグ初年度に参加した10クラブは、
いまでも印象深いです。
そのなかに仙台のプロチームはなかったことを思うと、
今年のベガルタ仙台の躍進が奇跡のように思えますね。
ぜひがんばってほしいものです。
そしてJリーグ草創期に強い人気を誇っていたのが、
ヴェルディ川崎でした。
三浦知良、ラモス、北沢、武田、ビスマルクなど、
そうそうたるメンバーがいました。
あれから、20年弱の年月が流れ、
私もいろいろな経験をし、
世の中は大きく変わってしまいました。
そんな最近のある日、私は、
あるスポーツニュース記事を目にしました。
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27日に行われたJ2第16節鳥取戦(とりスタ)で、
横浜FCのFW三浦知良は自身のJ最年長得点記録を更新する
45歳3か月1日でのゴールを決めた。─────────────────────────
カズがまだサッカーをやっているというのは知っていましたが、
最年長得点記録を更新するゴールを決めるとは!
あれから20年たっても、まだカズはゴールを決め、
カズダンスを踊っていたのです。
いやーおどろいた。
45歳でプロスポーツの第一線にいられるのはなかなかないなあと。
と同時に、続けてカズのコメントを見て、
その理由がわかったような気がしました。
「本当に、いいパスが来て最初のトラップで、
相手との駆け引きが上手くできたので、それがすべてだったと思います。
後はゴールに落ち着いてパスするような形で、フィニッシュできてよかったです」
「ゴールはとても大事なことですが、
サッカーは細かい作業の積み重ねが大切で、
これからもクオリティにこだわって行きたいと思います」
「共に戦うチームメイト、
いつも応援してくれるサポーター、
横浜FCに関わるすべての皆さんに感謝しています」自分の子供としてもおかしくない年齢のチームメイトと
グラウンドに立っているわけですが、
監督がカズを起用する理由の一つはおそらく、
後輩への強い刺激なのだろうと感じました。
どんな職場でも、後輩は先輩の仕事ぶりを見て、
自分の仕事をしていきます。
つまり、
手を抜いて仕事をする先輩と共に働く後輩は、
手を抜いた仕事をするわけです。
カズは自分のゴールによろこんでいるのではなく、
チームメイトの細かい作業の積み重ねの結果のゴールによろこんでいます。
こんな先輩になりたい、
そう言われるような仕事をすることが大事で、
そうだからこそ、カズは長く第一線で仕事をできるんだなと
感じました。
そんな選手を上司は放っておかないでしょうね。
これは、どの世界にでも言えることだと思います。
やはりカズはすごいなとあらためて感じたニュースでした。
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