政府民主党はすぐにでも消費税を上げようと増税を訴えていますが、
私はいまこの日本の経済状況で増税することには反対です。
いまから15年前、
平成9年に消費税は3%から5%にされました。
しかしそのころの日本経済もまた厳しい状況で、
消費税収は6兆円から10兆円に4兆円増加したものの、
税収入全体では、年々減少し、
3年後には全体の税収が結局5兆円減ってしまったのでした。
つまり、景気の悪い時に消費税を上げても、
みんなが財布のひもを締めてしまい、
景気がさらに悪くなり、会社が倒産し、給料が下がり、
法人税も所得税も下がり、税収全体で見たら増税が逆効果になってしまうのです。
テレビで国会中継を見ておりますと、
政府民主党も野党各党も、
お互いがお互いの揚げ足を取るような議論ばかりで、
この日本をどのようにしていくのか、
建設的な議論が全くなされていません。
私たち東北の人間は、昨年の3月11日以来、
この「決められない政治」の連続のために、
いまだに苦労をしています。
がれきの山は残り、
にぎやかだった町並みは更地になったまま
ついに一年が過ぎてしまいました。
こんな政治をそのままにしておくわけにはいきません。
みなさんで一票一票を持ち寄って、この「決められない政治」を終わりにしましょう。
私たち日本人はいままで、
数々の困難を、団結して、知恵を出し合って乗り越えてきました。
しかし今の日本の政治の状況では、
百年後の私たちの子孫から
「平成の日本人とはいったい何をやっていたんですか」
と恨まれることになりかねません。
決断のできない無能な政治家をやめさせ、
新しい政治をつくる、今年こそは、日本にもしっかりとした政治をつくる、
そして日本経済が上向きになるよう、
仙台をはじめとする地域経済の活性化、
そして経済成長を促す政策を次々と打ち出していくべきだと考えます。
そのためには、
この厳しい経済状況下で増税をする前に、
まずは政治家の数を減らし、
行政の無駄をなくし、
ぞうきんを絞り切ってから、スタート台に立たなければなりません。
そして削りに削ったところを、
復興へのさらなる投資とし、
また仙台が世界で戦えるような都市になるよう、
この都市間競争の時代に勝ち残れるような投資をして、
経済の活性化につなげ、
国力を増進するというよい循環を生み出していく必要があります。
今年は、復興元年です。
新しい仕事をつくる、
新しい農業をつくる、
新しいまちをつくる、
元気な日本をつくる発信地となれるよう、
仙台の復興、経済活性化に全力を尽くし、
新しい政治をこの日本につくってまいります。
- 関連記事
-
コメント