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宮城県議会環境福祉委員会の県外調査に行きましたその2(終)

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令和2年1月28日から30日まで、
宮城県議会 環境福祉委員会の県外調査ということで、
福岡県・大分県・熊本県へ超党派で出向き、調査をしてまいりました。

今期、私は環境福祉委員会の委員長を務めております。


●おおいた障がい者芸術文化支援センター「障がい者の芸術文化活動の振興について」

公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団と大分県が協働して、
「おおいた障がい者芸術文化支援センター」を設置。



県内に居住する障がいのある人の芸術文化活動を
支援することを目的に設置されたもので、

障がいのある人自身やそのご家族、支援者などの相談に応じて、
障がいのある人が芸術文化活動を楽しむことのできる
環境や体制を整えることができるよう、
さまざまな機関や人をつなげてサポートします。

としています。

いくつも意欲的な取組がありましたが、なかでも、
「元気のでるアート!実行委員会」と
「一般社団法人大分県建設業協会」が連携して、
「建設現場から元気のでるアート!」プロジェクトを実施しているのは興味深かったです。

大分県建設業協会の協会会社が受注した工事の工事看板に、
障害者アートを掲示して、県内約1,600枚で実際に目にすることができるそうです。


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また、センターが活動をしている
「iichiko総合文化センター」(大分県立総合文化センター)も見学しましたが、
1966席の大ホール、710席シューボックス型コンサートホール、
アトリウムプラザ、練習室、映像ホール、県民ギャラリー、
国際交流プラザ、会議室などが置かれ、
立地もよいことからか、ホテル日航大分も隣接していました。

複合文化施設の有効な取組、
またコラボレーションによる効果も見ることができました。

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●医療法人聖粒会慈恵病院
「こうのとりのゆりかごにかかる取り組み」


熊本県熊本市にある慈恵病院は、「こうのとりのゆりかご」という名称で、
日本で唯一の「赤ちゃんポスト」を設置しています。

十年以上前にこの赤ちゃんポストは大きな話題になりましたが、
実際にその仕組みを目にし、その歴史的経緯から、
海外での取組、現在の出産をめぐる状況をご説明いただき、

課題や問題点はありますし、
長期的にはこうならないための解決策が必要であるとは思うものの、

この「こうのとりのゆりかご」はやはり一定程度の役割を
果たしていると感じざるを得ませんでした。

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この制度の大きな目的は、
やはり赤ちゃんの命を守ること、
また中絶や育児が困難である女性を守るということにあります。

実際に施設を見学すると複雑な思いになりますが、
赤ちゃんを預ける前に職員が相談に乗りやすい環境をつくったり、
児童相談所の存在を伝えたり、
後日に親であると名乗り出やすい環境もつくっています。


現代、今日においても、
北海道や東北から子供を育てたいけれども育てられないという女性が、
熊本のこの病院までやってきて、
赤ちゃんを預けるという現状、
そして女性をめぐる様々な課題、
育てたくても育てられない環境があったり、

一言で単純には言い表せない様々な状況があるのだとあらためて感じました。

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また欧米では里親制度が当たり前で、
日本のように施設で預り施設で身寄りのない子供を育てるということは、
「社会的虐待」に当たると考えられていて、
これは私も考え方が甘かったかなとも感じますし、
国際水準に合わせていくことも今後必要かとも思います。


この慈恵病院の蓮田院長が、
「こうのとりのゆりかご」を生み出したわけですが、
そのきっかけとなる出来事は、

宮城県石巻市で70年代に起こった、
菊田昇医師による赤ちゃんあっせん事件だったのだそうです。


また、慈恵病院では、妊娠相談を電話やメールで実施しており、
同病院で相談を受けたケースのうち特別養子縁組に至った190件中、
43件が若年層の妊娠によるものであり、
23%の母親は15歳未満だったのだそうです。

なかには強姦の被害者や小学5年生の出産のケースもあったとのこと。

相談を重ねた結果自分で育てることにしたケースが235件、
その他も含めて453人の赤ちゃんの命が中絶などから救われたのだそうです。


赤ちゃんポストには、
批判もあり、いろいろな意見もあるわけですが、
政治として何ができるのか、どこまでやるべきなのか、
しかし何もしないではいられない、
そんな難しいテーマの視察でした。

命の尊さ、重さと口で言うことは簡単ですが、
この取り組みは、今後さらに研究していきたいと思いました。


こうのとりのゆりかごに賛同される方は、
以下のサイトをご覧ください。


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環境福祉委員会のテーマは幅広く、
答えを出すことも難しいテーマがたくさんありますが、

今回の調査をもとに、
宮城県でどのような取組ができるか、
さらに行動していきたいと思います。

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