2019/03/03
渡辺勝幸予算特別委員会質疑の内容についてその3─平成31年2月予算特別委員会総括質疑(平成31年3月1日)

3月1日、
宮城県議会予算特別委員会において、
渡辺勝幸は総括質疑(30分)に立ちましたので、
その質問内容等についてお伝えしたいと思います。
────────────────────────
3、広域防災拠点整備費について
渡辺:
次に、広域防災拠点整備費について、知事に対し批判的におうかがいをいたします。
期せずして、先ほどの福島議員の意見と議論のプロセスの中では同意する点がございました。
議会のチェック機能を果たすという意味からも、
この予算について何事もなく看過することはできないのではないかとうかがうところです。
平成31年度、当初予算案によりますと総事業費は295億円から約10%増えて324億円、
JR貨物に対する補償費が当初の見込みより29億円増加すると、
この議会において答弁がありました。
「岩切地区に移転する新駅の整備で、
引き込み線路の安全対策や周辺の市道のルート変更を追加する必要が生じ、費用がかさんだ」
とのことでありますが、
なぜこれほどの金額を当初に見込むことができなかったのでしょうか。
広域防災拠点の必要性については、私は賛同しているところであります。
あの震災を経験した方ならば、
全国からいただいた大量の救援物資の取り扱いに大混乱し、
被災地のニーズに応じた物資の集配ができなかったことを覚えているのではないでしょうか。
こうしたことを踏まえれば、
広域防災拠点の宮城野原地区への整備は速やかに進めるべきであると考えます。
また、先ほどの安部孝委員の質問に対する答弁の中でも、
測量・地質調査に着手しているということで着々と準備は進んでおり、
今この時点で事業を再検討するというのは愚の骨頂、
非現実的であると考えます。
とはいえ、本日も議論がありましたが、
かねてより復興のための県財政が厳しい状況について議論している中で、
見込みが違って29億円増えちゃいましたとはそう簡単にはならないものと思います。
知事、この金額の見込み違いは大きな問題ではないでしょうか。
29億円という多額の費用、
うち約19億6000万円が県の一般財源、県債でまかなうとのご答弁ではありましたが、
この金額が必要となった具体的な理由と、
なぜこの金額を最初から見込むことができなかったのか、
また今後追加費用が発生する可能性はないのかについて、うかがいます。
村井知事:
お詫びの言葉ありましたが、
しっかりと説明をしなかったことにつきましてはお詫びを申し上げたいと思います。
JR貨物駅移転にかかる補償費が約29億円増額する、
増加する主な要因といたしましては、
貨物線が国道4号バイパス下を横断する施設への工法追加により約12億円、
農耕車両、農業をするための田んぼに入るための車両が、
農耕車両がJR東北本線を横断する施設への工法変更により約17億円となっております。
そのうち、国道4号バイパス下を横断する施設、先ほど説明いたしましたが、
この施設に関しましては、国道管理者との協議に基づきまして、
走行車両の安全に対し万全を期すため、
国道の盛土を固める補助工法を追加するということになりました。
そういった国からの指導もあり、このような工法になったということでございます。
また、JR東北本線を横断する施設に関しましては、
鉄道管理者や道路管理者などとの協議に基づきまして、
当初踏切による平面交差を想定していた支柱を、
立体交差に変更したということでございます。
そういったことで、市や国との協議をする中で、安全を高めるためにこうしなさい、
となったということであります。
いずれもそのような理由でございますけれども、
今後はそういうことがないように留意したいと思います。
なお、これからの追加費用が発生する可能性はどうかということでございます。
かなり詳細に詰めてまいりましたので、大きく変わることは無いかと思いますけれども、
1円たりとも増えることは無いということをここで言明することは控えたいと思います。
渡辺:
以後、無いということで理解をしたいと思います。
─────────────────────────────
以降の質疑内容については、
明日以降に続けてご紹介したいと思います。
質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。
すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。
「渡辺勝幸予算特別委員会質疑の内容についてその1
─平成31年2月予算特別委員会総括質疑(平成31年3月1日)」(H31/3/1)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-entry-2596.html
「渡辺勝幸予算特別委員会質疑の内容についてその2
─平成31年2月予算特別委員会総括質疑(平成31年3月1日)」(H31/3/1)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-entry-2597.html
「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-category-42.html
インターネット中継の動画等はこちらから見ることができます。
⇒ http://www.miyagi-pref.stream.jfit.co.jp/
─────────────────────────────
【平成31年2月定例県議会予算特別委員会
渡辺勝幸委員質疑要旨】
1 復興・創生期間終了後の課題について
(1)平成33年度以降は、中期的な財政見通しの前提条件とは異なり、
今までどおりの国の財政支援は難しいと思うが、
現時点での見通しについてどうか。
(2)復興・創生期間終了後も必要な事業は確実に実施できるよう
国に強く要望してほしいが、復興庁の在り方についてどう国に要望するのか。
2 被災地域交流拠点施設整備支援費について
(1)来年度当初予算における事業内容と採択予定箇所はどうか。
(2)被災者が活動を始めた地域では、
コミュニティ再生・交流拠点の整備や地域活動を自己負担で行うのは難しく、
平成33年度以降も事業が必要と思うが、今後の見通しはどうか。
3 広域防災拠点整備費について
JR貨物への補償費が29億円増加する具体的な理由はどうか。
また、当初から増額を見込めなかったのか。
さらに、今後追加費用が発生する可能性はどうか。
4 働き方改革推進費について
(1)新規事業として来年度当初予算に計上されている内容と目的についてどうか。
(2)本事業により、長時間労働から生産性の高い働き方に転換することで、
県内企業全体の生産性の向上とともに、
学校現場でも活気が出るようにすべきだが、
働き方改革について見解はどうか。
5 創業加速化支援費について
(1)来年度当初予算における事業の概要について、
昨年度からの変更点も踏まえてどうか。
(2)我が県の創業比率が全国2位と高く、
地域で志を持ってチャレンジしている人が多いとの結果について所感はどうか。
(3)創業支援では、継続的支援やマッチング支援、
営業広報支援が重要だが、平成29年度の「成果と評価」を踏まえて、
創業支援の在り方と来年度の取組はどうか。
6 商店街NEXTリーダー創出費について
(1)来年度当初予算に計上されている事業の概要についてどうか。
(2)商店街の次なる人材を育てるためには、
先進的にまちづくりに取り組む人物や同じ悩みを持つ商店街の方々と交流し、
ネットワークを作ることを重視すべきだがどうか。
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宮城県議会予算特別委員会において、
渡辺勝幸は総括質疑(30分)に立ちましたので、
その質問内容等についてお伝えしたいと思います。
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3、広域防災拠点整備費について
渡辺:
次に、広域防災拠点整備費について、知事に対し批判的におうかが
期せずして、先ほどの福島議員の意見と議論のプロセスの中では同
議会のチェック機能を果たすという意味からも、
この予算について何事もなく看過することはできないのではないか
平成31年度、当初予算案によりますと総事業費は295億円から
JR貨物に対する補償費が当初の見込みより29億円増加すると、
この議会において答弁がありました。
「岩切地区に移転する新駅の整備で、
引き込み線路の安全対策や周辺の市道のルート変更を追加する必要
とのことでありますが、
なぜこれほどの金額を当初に見込むことができなかったのでしょう
広域防災拠点の必要性については、私は賛同しているところであり
あの震災を経験した方ならば、
全国からいただいた大量の救援物資の取り扱いに大混乱し、
被災地のニーズに応じた物資の集配ができなかったことを覚えてい
こうしたことを踏まえれば、
広域防災拠点の宮城野原地区への整備は速やかに進めるべきである
また、先ほどの安部孝委員の質問に対する答弁の中でも、
測量・地質調査に着手しているということで着々と準備は進んでお
今この時点で事業を再検討するというのは愚の骨頂、
非現実的であると考えます。
とはいえ、本日も議論がありましたが、
かねてより復興のための県財政が厳しい状況について議論している
見込みが違って29億円増えちゃいましたとはそう簡単にはならな
知事、この金額の見込み違いは大きな問題ではないでしょうか。
29億円という多額の費用、
うち約19億6000万円が県の一般財源、県債でまかなうとのご
この金額が必要となった具体的な理由と、
なぜこの金額を最初から見込むことができなかったのか、
また今後追加費用が発生する可能性はないのかについて、うかがい
村井知事:
お詫びの言葉ありましたが、
しっかりと説明をしなかったことにつきましてはお詫びを申し上げ
JR貨物駅移転にかかる補償費が約29億円増額する、
増加する主な要因といたしましては、
貨物線が国道4号バイパス下を横断する施設への工法追加により約
農耕車両、農業をするための田んぼに入るための車両が、
農耕車両がJR東北本線を横断する施設への工法変更により約17
そのうち、国道4号バイパス下を横断する施設、先ほど説明いたし
この施設に関しましては、国道管理者との協議に基づきまして、
走行車両の安全に対し万全を期すため、
国道の盛土を固める補助工法を追加するということになりました。
そういった国からの指導もあり、このような工法になったというこ
また、JR東北本線を横断する施設に関しましては、
鉄道管理者や道路管理者などとの協議に基づきまして、
当初踏切による平面交差を想定していた支柱を、
立体交差に変更したということでございます。
そういったことで、市や国との協議をする中で、安全を高めるため
となったということであります。
いずれもそのような理由でございますけれども、
今後はそういうことがないように留意したいと思います。
なお、これからの追加費用が発生する可能性はどうかということで
かなり詳細に詰めてまいりましたので、大きく変わることは無いか
1円たりとも増えることは無いということをここで言明することは
渡辺:
以後、無いということで理解をしたいと思います。
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以降の質疑内容については、
明日以降に続けてご紹介したいと思います。
質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。
すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。
「渡辺勝幸予算特別委員会質疑の内容についてその1
─平成31年2月予算特別委員会総括質疑(平成31年3月1日)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com
「渡辺勝幸予算特別委員会質疑の内容についてその2
─平成31年2月予算特別委員会総括質疑(平成31年3月1日)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com
「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com
インターネット中継の動画等はこちらから見ることができます。
⇒ http://www.miyagi-pref.stream.
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【平成31年2月定例県議会予算特別委員会
渡辺勝幸委員質疑要旨】
1 復興・創生期間終了後の課題について
(1)平成33年度以降は、中期的な財政見通しの前提条件とは異
今までどおりの国の財政支援は難しいと思うが、
現時点での見通しについてどうか。
(2)復興・創生期間終了後も必要な事業は確実に実施できるよう
国に強く要望してほしいが、復興庁の在り方についてどう国に要望
2 被災地域交流拠点施設整備支援費について
(1)来年度当初予算における事業内容と採択予定箇所はどうか。
(2)被災者が活動を始めた地域では、
コミュニティ再生・交流拠点の整備や地域活動を自己負担で行うの
平成33年度以降も事業が必要と思うが、今後の見通しはどうか。
3 広域防災拠点整備費について
JR貨物への補償費が29億円増加する具体的な理由はどうか。
また、当初から増額を見込めなかったのか。
さらに、今後追加費用が発生する可能性はどうか。
4 働き方改革推進費について
(1)新規事業として来年度当初予算に計上されている内容と目的
(2)本事業により、長時間労働から生産性の高い働き方に転換す
県内企業全体の生産性の向上とともに、
学校現場でも活気が出るようにすべきだが、
働き方改革について見解はどうか。
5 創業加速化支援費について
(1)来年度当初予算における事業の概要について、
昨年度からの変更点も踏まえてどうか。
(2)我が県の創業比率が全国2位と高く、
地域で志を持ってチャレンジしている人が多いとの結果について所
(3)創業支援では、継続的支援やマッチング支援、
営業広報支援が重要だが、平成29年度の「成果と評価」を踏まえ
創業支援の在り方と来年度の取組はどうか。
6 商店街NEXTリーダー創出費について
(1)来年度当初予算に計上されている事業の概要についてどうか
(2)商店街の次なる人材を育てるためには、
先進的にまちづくりに取り組む人物や同じ悩みを持つ商店街の方々
ネットワークを作ることを重視すべきだがどうか。
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