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【渡辺勝幸一般質問】【大綱2】子供たちの教育に関する課題について【第366回宮城県議会】

11月議会_181207_0026 


12月5日、
第366回宮城県議会(平成30年11月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしたいと思います。


2回目として、

大綱2 子供たちの教育に関する課題について

内容をお伝えしたいと思います。







【大綱2】子供たちの教育に関する課題について


(1)障害者スポーツをはじめとする福祉教育の推進について


大綱二点目、「子供たちの教育に関する課題について」おうかがいいたします。

先ほど、高知県の障害者スポーツの取り組みについて述べましたが
教育の観点から見た障害者スポーツ、福祉教育の推進についておうかがいいたします。

ウィルチェアー(車いす)ラグビーで東京パラリンピックに挑む、
池(いけ)透(ゆき)暢(のぶ)選手は高知県出身とのことで、
前回銅メダルを獲得したリオパラリンピックよりも上の成績をめざし、
現在高知を中心に活動し努力をされているとのことであります。

この池選手は、高知県内の小中学校など学校現場に出向き、子供たちとともにスポーツで汗を流し、
自身の体験を語っているのだそうです。

池選手はさすが世界のアスリートで、自分に厳しく常に努力をされている方とのこと、
また車いすラグビーの選手の方々は体育館での練習後、自分たちで車輪の跡をきれいにするため、
床掃除をしっかりやっているのだそうです。

「あれをくれこれをくれという要求だけをするのではなく、障害を持ったからこそ社会に還元できることがある、
 何ができるかを考える、こうした池選手のような姿勢を、子供たちにもそして障害者の人たちにもみてほしい」

というのが、高知で出会った障害者スポーツ指導員の方のお話でした。

このような障害者スポーツを通した福祉教育の推進は、多様な価値観を認め合いながら、
思いやり、助け合いの精神を育み、共に生きる社会をつくるうえでも重要であると考えます。

しかしながら本県の現状を見ると、こうした福祉教育は不足しているように感じます。

福祉の価値を学ぶことが、子どもの成長の糧になるということから考えても、
こうした福祉教育を推進していくべきと考えますが、その見解をおうかがいいたします。


(2)出前授業の実施について


先日、自民党宮城県連青年局で理容組合青年部の方々と意見交換をする機会がありました。

理容業界においては、在宅等の高齢者訪問理容サービス事業の推進など、
高齢化社会に対応した事業が進められていますが、
一方で理容師のなり手不足から後継者育成事業として県内各地の小中学校、高校に床屋さんが出向き、
出前授業を開催しているとのことであります。

こうした出前授業は、理容業だけではなく生活衛生業全体でも取り組んでいるとのことですが、
宮城県としてもかねてより志教育を推進するなかで、小・中・高等学校の全時期を通じて、
職場見学、職場体験を進めており、キャリア教育という観点からもその効果は大きいものと感じているところです。

出前授業や職場体験については、近年全国的に大企業を中心として様々な業種業態で行われるようになっていますが、
先程述べたような理容業など技術の必要な職業は、小規模企業の業種が多く、
なかなか出前授業、職場体験を実施する機会がなく、日常において学校との接触がないということもあるようです。

同時に、子供の年齢や学校の所在する地域の実情に合わせて進めていくことで、
将来の進路を考えるうえでキャリア形成のイメージが具体的、明確になりやすいのではないかとも思われます。

出前授業、職場体験の現状及び今後の展開について、県としての見解をおうかがいいたします。


(3)不登校対策としての家庭教育支援について


次に不登校対策についておうかがいします。

本県の不登校件数は全国ワースト級であり、県として近年様々な対策を講じているところであり、
県内十九市町に設置されている「みやぎ子どもの心のケアハウス」では、
不登校傾向にある児童生徒の学校復帰を支援し徐々に成果が出ているとうかがっております。

またこの七月には石巻圏域において、
不登校をはじめとした社会生活を営む上で困難を抱える子供・若者に関するワンストップの相談サービスを行う
「石巻圏域子ども・若者総合相談センター」が開設されたところでもあります。

本県のいじめ・不登校の発生件数の高さは、それだけ認知されているのだからよいという問題では決してなく、
東日本大震災に起因する心の問題もさることながら、
児童生徒の問題だけではなく保護者の側にも解決すべき大きな課題があるのではないかと感じております。

震災以後、とりわけ沿岸部を中心に、大人も子供も、
心のケアを必要とする状況にならざるを得なかった方々がたくさんいらっしゃいました。

「子は親の心を実演する名優である」という言葉がありますが、
子供がよい方向に変わるためには、まず親が変わり、また先生が変わっていかなければなりません。

しかし不登校児童生徒の現状をうかがってみると、子供は学校に行きたくないと言い、
親はもしわが子が自殺したらと考えると「無理に学校へ行かなくてもよいよ」と言います。

実際にPTAの役員をされている保護者のご家庭はじめ、このような対応をしているという方の話を何度も耳にしましたし、
こうした事例は特殊のケースとは思えません。

「無理に学校に行かなくてもよい」という対応の結果として不登校児童生徒が増加しており、
はたして子供にとってそれでよいのだろうかと私は強い疑問を持っているところです。

子供たちは「学校に行きたくない」と口では言ったとしても、本当のところは学校に行きたい、友達と遊びたい、勉強したい
と思っているのではないでしょうか。

もちろん、不登校のケースによっては、無理に学校に行く前に、医師等専門家のアドバイスを必要とするケースもあることでしょう。

しかし不登校支援の専門家によれば、
「放任・虐待よりも、むしろ親の過保護・過干渉により子供の自立が育めていないケースが多」く、
結果として不登校を助長しているのではないかとの指摘もあります

さらに言えば、無理に学校へ行かなくてもよいという考え方の結果、不登校が長期化し、
成人しても社会との接点を失い、社会的ひきこもりへと発展していく恐れがあります。

かねてより教育委員会やPTAなどは、保護者向けの講演会をはじめ様々な研修の機会を提供しています。

いじめや不登校のテーマについて多くの保護者は不安を抱え悩んでいるのが現状ですが、
残念ながらこうした講演会には一部の保護者しか参加せず、
問題を抱えている保護者はこうした機会に足を運ばない傾向があります。

昔は問題を抱えている家庭に担任の先生がしばしば訪問し、
親や子供とじっくり話し合うという、いわゆる金八先生のような教員も多かったと聞いておりますが、
教職員の多忙化が激しい現代においてはなかなかそのようなことはできません。

不登校が全国でもワーストの本県としては緊急的対応が必要であり
その対策として訪問型アウトリーチ支援を、沿岸部を重点的にしながら全県的に進めていく必要があると考えます。

実際に「平成二十八年度における宮城県長期欠席状況調査」を見ると、不登校児童生徒の改善状況として、
「改善が見られた児童生徒に有効だった働きかけでは、訪問・電話等による家庭との連携づくり、チーム対応や登校の促しなど」
が上位となっているそうであります。

こちらからおせっかいであったとしても、家庭を訪問し、子供の気持ちに寄り添いながら保護者に対してもアドバイスをする
家庭教育の支援が急務であると考えますが、見解をおうかがいいたします。


(4)北朝鮮による拉致被害者の早期帰国実現に向けた啓発運動について


次に、北朝鮮による拉致被害者の早期帰国実現に向けた啓発運動についておうかがいします。

拉致被害者の早期帰国実現に向けて政府は様々な活動を進めております。

昨年十二月には多賀城市民会館において、拉致問題啓発舞台劇公演「めぐみへの誓い-奪還-」が開催され、
高校生など若い世代もこの劇を鑑賞し、生まれてはじめて拉致被害について知ったという生徒も多かったそうであります。

また、拉致被害者救出を訴える署名活動に、宮城県庁の職員の皆様にもご協力をいただき、
全職員の約三割にあたる五千七百四十二人の署名が集まったそうでございます。

署名活動を推進している救う会宮城では、今後各市町村の職員の方々にも署名を呼びかけたいということであり、
県としても側面支援が重要であります。

来週十二月十日からは、北朝鮮人権侵害問題啓発週間が始まります

これに合わせて、県では石巻管内県立高等学校七校の一年生を対象に、
拉致問題啓発の付箋ケースを配布するとうかがっております。

若い世代に拉致問題を知っていただくことは、人権に対する啓発運動としても重要なことであり、
こうした石巻管内での啓発活動にとどまらず、全県に拡大して、さらに継続的に取り組むべきであると考えますが、
県としての考え方をおうかがいいたします。






───────────────────────────

【渡辺勝幸一般質問要旨】

【大綱1】県民の体力向上・障害者スポーツの推進について
     以下5点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)「復興五輪」として東京オリンピック・パラリンピックを成功させるため、
  県が大会に向けた機運醸成を主導すべきと思うが、
  今後の具体策と知事の意気込みについてどうか。

(2)運動部活動への新たな支援や総合型地域スポーツクラブの設立支援等により、
  県民のスポーツ参加機会を増やすべきと思うが、
  県民の体力向上のための施策展開についてどうか。

(3)宮城県障害者スポーツ協会の基盤体制の充実も含め、
  各地域の課題に対応した障害者スポーツの実施環境整備が必要だと思うがどうか。

(4)障害者スポーツの指導者養成について、地域偏在を防ぐため
  市町村をはじめとした福祉関係者と協力した仕組みづくりが重要だと思うがどうか。

(5)特別支援学校の体育施設を開放する仕組みづくりや
  障害者スポーツ団体と社会福祉施設の連携など、
  特別支援学校卒業後の障害者のスポーツ参加の促進について見解はどうか。


【大綱2】子供たちの教育に関する課題について
     以下4点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)思いやりや助け合いなどの福祉の価値を学ぶことが子供の成長の糧になることから、
  障害者スポーツを通した福祉教育を推進すべきと思うがどうか。

(2)小・中・高等学校における出前授業や職場体験は、
  各業種の後継者不足の解消やキャリア教育の観点からも効果が大きいと思うが、
  現状及び今後の展開についてどうか。

(3)不登校対策として、子どもの気持ちに寄り添いながら
  保護者に対してもアドバイスを行う訪問型の家庭教育支援が急務だと思うがどうか。

(4)若い世代に北朝鮮による拉致問題を伝えることは人権啓発としても重要であることから、
  石巻管内のみならず全県に拡大して継続的に啓発活動に取り組むべきと思うがどうか。


【大綱3】歯と口腔の健康について
     以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)歯と口腔の健康啓発運動を更に推進し、歯科医師会等と連携して普及啓発を進め、
  歯科検診の必要性や家庭等での取組の正しい知識・情報を提供していく必要があると思うがどうか。

(2)特に在宅療養中の要介護高齢者は、十分な口腔ケアを受ける機会が少ない場合もあり、
  高齢者の歯と口腔の健康維持施策を今後更に推進すべきと思うがどうか。


【大綱4】河川関係事業費の確保及び水系単位の圏域防災について
     以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)河川関係事業費予算が不十分であることから、
  河川改良費及び河川維持修繕費の予算確保を国に強く求めるとともに、
  県の取組も推進すべきと思うがどうか。

(2)国のビジョンに基づき河川の水系単位での圏域防災の取組を進め、
  各自治体と連携を図ることが治水の観点からも重要であり、
  更に推進すべきと思うがどうか。


【一般質問要旨ここまで】
───────────────────────────








(大綱三から四は明日以降に続けます)





質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。





「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-category-42.html

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