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震災から六年─小学一年生は卒業式

本日3月11日で、

東日本大震災からちょうど六年の月日が経ったことになります。

震災で犠牲になった方々の「七回忌」になります。




六年という月日は長かったような短かったような、
不思議な感覚ですが、

いまでもテレビや新聞等であのときの映像が目に入ると、
涙が出てきてしまいますね。

震災直後混乱の中で小学校に入学した子供たちは、
この春、卒業式を迎えることとなりました。




しかし、
震災直後の信号機が壊れた仙台港近くで、
車の誘導をしているパトカーが、

「沖縄県警察」

でしたし、

岩沼で見かけた給水車が、香川の

「丸亀市」

の支援によるものだったりしたことを目の当たりにしました。


地元の沖野中学校の避難所には、
震災後すぐに「京都市」から支援をいただきました。


沖縄のパトカーを仙台で見ることなどもうないでしょうし、
水不足で有名な香川の給水車から
この宮城県で水をいただけるシーンを見ることも、
もうないことでしょう。

震災からわずか数日で、
全国からこのような応援をたくさんいただいたことに、
驚きましたし、

その後も全国、全世界から応援をいただいたことは、
本当にありがたく、
力強い心の支えだったと思い起こされます。



そして思い起こすと、
私自身もあの日、
そしてあの日からいろいろなことが一変しました。




この六年間の私の人生は、
振り幅が大きい六年間だったと思います。

涙を流すことも、
悲しい思いもたくさんしましたし、
つらい思いもたくさんしました。


しかしどんな窮地に陥っても、

「いまここにこうやって生きている、
 命があることだけでありがたいことだな」

と必ず思えたことで、
この厳しい時を乗り越えることができたように思います。


これから訪れる人生の荒波に直面しても、
きっとそう思えることでしょう。


いま思うと、震災がなかったら、
東京で働いていたかもしれませんね。

宮城県のために力を尽くそうと、
いまほど思っていなかったかもしれません。




ーーーーーーーーーー

その昔、宮城谷昌光の『孟嘗君』を読んだことを最近思い出しました。

孟嘗君は中国戦国時代の政治家です。

この小説『孟嘗君』の登場人物に、
伝説の商人と言われた
白圭が出てきます。

白圭も、中国戦国時代の政治家で、
孟嘗君を赤ん坊の時に拾い、
育てた人です。

私財を民のために投じ、
黄河の治水工事を自ら采配して行ったと言われています。


この白圭は死の直前、孟嘗君から、

「私を育ててくれてありがとうございます」

と礼を言われた時、以下のように言っています。


「それは違う。
 お礼をいうのは私の方だ。」

「助ける者は、助けられる者によって
 幸せになれるのだ」


この言葉が私のなかで印象に残っていました。

もう何年も前に読んだ本ですが、
いま実感としてわきあがるものがあります。



助けることで、
ただそれだけで、
幸せになれる。





ーーーーーーーーーーーー

震災以後、多くの方にご支援をいただきましたし、
宮城県も国から多くの交付金、補助金をいただき、
全国の自治体から多くの職員の方々に応援をいただいています。

本当にありがたい限りですが、

これからは、
私たちが多くの方に、
全国の方々の力になれるよう努力をしていきたいと思います。


まだまだ復興は道半ばで、
まだまだ仮設住宅に避難している方々も多いわけですが、

被災地だから助けてくれるべきと
ただ要求するのではなく、

弱い立場だから助けてもらうのが
当然と思うこともなく、

私たち東北の人間が、
日本のために、
世界のためにどこかで役立てるよう、

そして役立つことで私たち自身が
幸せを感じられるように
なっていかなければならないと思っています。



ここからがまさに創造的復興の本番です。



この六年間、
いつ死んでもいいという思いで、
あらゆることに取り組んできましたが、

ここからさらに、
宮城県政、復興の最前線で
全力を尽くしていきたいと思います。





東日本大震災から六年。


●全国の避難者等の数は、約12万3千人(平成29年2月28日復興庁調べ)

●全国の震災の死者数は、15,893人(平成29年3月10日警察庁発表)

●全国の震災による行方不明者は、2,553人(平成29年3月10日警察庁発表)

●全国の避難者数(住宅等/公営、応急仮設、民間賃貸等)は、104,690人(平成29年2月28日復興庁調べ)

です。

まだまだ何も終わっていませんが、


「破壊されるものがあれば、
 そこには必ず創造されるものがある。」


そう信じながら同時に、

宮城県の政治家として
地域のみなさんの先頭に立って、
「つくる」活動を続けていきます。


がんばりましょう!







「東日本大震災から四年─破壊から創造を」(H27.3.11)

「つくるの原点─震災から三年になりました」(H26.3.11)

「東日本大震災から二年─平了のハチマキというバンド」(H25.3.11)

「東日本大震災から一年がたちました」(H24.3.11)




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