仙台市地下鉄東西線は、
荒井(若林区)─八木山動物公園(太白区)間の
13・9キロを26分で結ぶ、
仙台市としては南北線に続く、
2路線目の地下鉄となります。
私の選挙区がある若林区においても、
荒井駅
六丁の目駅
卸町駅
薬師堂駅
連坊駅の5駅が開業します。
街頭活動の新たな場所が増えました。。。
沿線開発も含め、
新たな仙台市民の足となるわけで、
これから様々な変化が起きてくると思いますので、
どんどん積極的に盛り上げていくとともに、
地下鉄の恩恵を受けない地域について、
バス路線も含め対応をしっかりしていきたいと思っています。
この仙台市地下鉄東西線については、
私も思い入れがある事業の一つです。
私が市川一朗参議院議員の政策秘書時代に、
宮城県内各市町村の要望を実現するための仕事をしていました。
平成12年に政策秘書となり、
様々な要望を実現するために、
毎日のように永田町と霞が関を汗だくになりながら往復していました。
ちょうど20代だったこともあり、
市長さんや町長さん、
霞が関のいろんな方々にもかわいがっていただきましたし、
体力旺盛だったので、
無理もきいていました。
そのなかの一つの大きな要望がこの地下鉄東西線でした。
市川先生もこの事業の実現には力を入れていらっしゃったので、
とりわけ財務省主計局と国土交通省鉄道局とは様々なやりとりがありました。
私も当時の藤井仙台市長と仙台市東京事務所長、
卸商団地の理事長などをご案内しながら、
国の担当者のもとへ行ったものです。
しかし当時、
国の地下鉄予算自体が減少しているときで、
人口減少社会が見えているということで、
地下鉄事業の新規採択は厳しい情勢でした。
東京の地下鉄事業は別格なのですが、
それ以外の地域は厳しい判断でした。
しかしたまたま当時仙台市と同様に新規路線を要望していた自治体が、
路線建設中止の判断をしたために、
仙台市東西線の新規採択が決定されたのでした。
最終盤には、
財務省主計局長室に市川先生が乗り込んで、
1対1で協議。
採択が決定された直後に財務省から市川先生に電話があり、
すぐに藤井市長に決定の電話をしたことを覚えています。
必ずしも要望・陳情がすべて実現するわけではありませんが、
大きな事業が決まったときの感動は何にも代えがたいものでした。
平成14年12月、
国は東西線を補助事業に新規採択し、
事業化を決定、
翌平成15年9月に、
国が事業を認可しました。
関係国会議員や国、県、
そして仙台市のたくさんの関係者が、
地下鉄事業を成功させるために力を尽くしてこられましたし、
とくに着工後は工事にご苦労された方が多かったことと思います。
とりわけ平成23年震災以後の工事は、
大変だったことと思います。
今日12月6日、
仙台市地下鉄東西線は無事開業しました。
需要予測の下方修正があったり、
地下鉄利用者が少なければ無駄な事業だったと
批判、ご指摘を受ける可能性もありますが、
仙台の街に新しい変化を巻き起こす地下鉄として、
私だけではなく市民の多くがとても期待しているところです。
そしてこれからは、
私たちの果たすべき役割が大きいわけですね。
地下鉄東西線の新規採択が決まったとき、
私は28歳で、
「12年も先で、一回りも先の話か」
と先が長いなあと思っていましたが、
あっという間に40歳になり、
また開業記念式典の場に立ち会えたことは感慨無量です。
これから新しいまちづくりが時間を経てどのようになっていくか、
そして仙台をどのようにしていくべきか、
私たちの世代の役割が大きくなりますので、
この財産を生かして、
さらに元気な仙台をつくっていきたいと思っています。
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