2015/08/28
東北人が天下をとれないたった一つの理由
夏の甲子園、地元宮城県代表の仙台育英高校は惜しくも準優勝でした。
応援していたので、
あと一歩というところでの敗退に悔しい思いをしましたし、
優勝旗が白河越えを未だにしていないということに、
残念な思いです。
試合が終わって、
地元でも仙台育英、
よく頑張ったという声が聞かれますし、
私自身もよくやったなあと思っていましたが、
ふとよく考えてみると、
東北人ってこういうあと一歩で負けてしまい、
悲劇のヒーローになることが多いなあということを感じました。
もちろん東北出身で、
世界一をとっている方々もたくさんいますので、
必ずしもすべてそう言えるわけではないのですが、
東北人が天下を取る一歩手前で終わるということは、
伊達政宗以外にもたくさんあるような気がしたわけです。
なぜだろうかと考えると、
東北人には貪欲さ、執着が決定的に不足しているからではないか、
そう思えてきました。
私も徹底的に何かをやったつもりでも、
あと一歩というところでやめてしまうということがあるなあと自己分析しました。
徹底的にやり、
相手にトドメをさす。
そこまでやることは少ないなあと感じました。
それから、あと一歩のところで負けたとしても、
周囲の多くの方々はとても優しい人ばかりなので、
「よくがんばった」
「惜しかった」
「次は行ける」
と励ましてくれる人がほとんどで、
「お前のあれはダメだ!」
とか、
「あんなので優勝できるわけないだろ!」
などと罵声を浴びせる人は周りを見渡してもほとんどいません。
仙台育英高校は必ずや次は天下を取ると信じていますが、
私たち東北人はもっと、
結果に執着し、
貪欲になっていく必要もあるのではないでしょうか。
せっかくのすばらしい能力、資源、人材があっても、
情熱、執着、貪欲さがなければ、
結果を出すことなく終わってしまいます。
それは本当にもったいない。
いざ戦いとなったならば、
徹底的に努力し、やり抜き、
最後の最後に相手にトドメを刺す。
それぐらいの勝利に対する執着心を、
私たちは身につけていくこともまた大事なのではないかと思うわけです。
- 関連記事
-
-
メルマガは一万人にむけて書いてはならない 2015/06/17
-
圧倒的な量をこなす 2016/03/16
-
不況がチャンスである理由 2013/03/04
-
90万人が見た人間マットレスドミノ 2012/03/09
-
経営者が利益を追求すべき一つの理由 2014/10/08
-
佐藤悌二郎「不況における松下幸之助の研究 」 2020/03/30
-
田渕隆茂『自分らしく儲かるツイッター』を読んだ 2010/12/19
-
人生を倍速で生きる方法 2013/09/02
-
事業を進めるときはペンギンの口の中をイメージする 2020/08/10
-
すばらしい仲間と出会うための秘訣 2012/11/11
-
何のために?─経営のお話 2013/06/26
-
つんくが語る「こんなアイドルは売れない3つの理由」 2011/09/10
-
人間関係のフォーカス法 2012/02/04
-
【再録】論語を体で読む 2015/11/11
-
もう一歩にこだわる 2012/03/03
-
コメント