なんとかなるかもしれない - つくる!宮城県議会議員渡辺勝幸のブログ【仙台市若林区】
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なんとかなるかもしれない

2011年02月07日 10:00

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鎌田實さんは、
諏訪中央病院名誉院長。

その著書『がんばらない』で有名になった方です。
この本はテレビドラマにもなったとのことです。

今日は、鎌田さんの本のお話を紹介したいと思います。


「夢は必ずかなう」ということでもなく、

「人生もう終わり」ということでもなく、


「なんとかなるかもしれない」という、

人間の力をモチベートするような言葉を、
心の中に蓄えておきたいものです。


────────────────────────

鎌田實『人は一瞬で変われる』


「なんとかなるかもしれない」

日本では数少ないリハビリ専門のクリニックで働いている長谷川幹(みき)。
自転車をこいで訪問リハビリに行く姿は、地域の人に広く知られている。
「なんとかなるかもしれない」が口グセ。
決して、熱血医師ではない。
いつも淡々としていて、もの静かだ。


ある美容師が、脳梗塞を起こし、右手まひになった。
右手ははさみを持つ利き手。
美容師としては致命的だ。
しかし、なんとか仕事に復帰したいと思った。


最初、彼女は大きな病院で治療を受けていた。
リハビリも行ったが、「もうゴールです」と医師に言われた。
リハビリを続けても、これ以上はよくならないということを意味する。


その病院のリハビリ医と違って、
長谷川ドクターは「ゴール」という言葉を使わなかった。
「なんとかなるかもしれない」
わらにもすがる想いでやって来た彼女に、ひと言、そう告げた。
夢は必ずかなう、なんてことも言わない代わりに、否定もしなかった。


「なんとかなる」なんて、いいかげんと言えば、いいかげんである。
でも、これがいいんだなあ。


長谷川は、口からでまかせを言っているわけではない。
患者に希望をもたせるために、意識的に夢を語っているのでもない。
彼のなかに人間の力を信じる、深い楽観主義があるような気がする。


そして、奇跡が起きた。


四年間のリハビリを経て、彼女は顧客とその紹介者を相手に、
美容師の仕事を再開したのである。
「時間がかかってもいいから、あなたにやってほしい」と言ってくれるお客さんに支えられ、カットやパーマのスピードが少しずつ早くなっている。


ぼくたち医師がどんなに熱心に健康指導しても、患者さん本人が自分の生活を変えていこうと決意して動かなければ、何も始まらない。
行動変容を起こすことができなければ、治療やリハビリは成功しないのである。
もしかしたら、彼の力の抜けた楽観主義が、患者に行動変容を起こさせやすくしているのではないか。


病気や事故で障害を背負った人たちが、自分の障害を受容するまでには時間がかかる。
それまで、患者は何十回も同じ質問をしてくる。
「そのとき、医師は何十回でも同じように、ていねいに答えることが大事なんだ。
『前にも話したでしょう』なんて声を荒げたりしてはいけない。
ぼくはリハビリに携わる医師として、その訓練をしてきた」
そう長谷川は言う。

────────────────────────

行動変容を促すことは、
どんな仕事をしていても必要ですし、

仕事ができる人は不思議なことに、
それを簡単にやってしまいます。

そして、
ああしろ!こうしろ!
と叫ぶのではなく、

またあいつにはできるわけないだろ、
とあきらめるのでもなく、

なんとかなるかもしれないね、

と力を抜いて応援してみるのもいいんだろうな、
と読みながら感じました。



鎌田實『人は一瞬で変われる』


第1章 小さなきっかけが「変わる力」を引き出す(生存率一%からのアクション
たった一人の卒業式 ほか)
第2章 「がんばらない」で自分を変える(自分に楽しい暗示をかける
「がんばらない神経」を刺激しよう ほか)
第3章 明確な目標があれば人は変われる(徒競走はビリでもエベレストは登れた
ごほうびのニンジンを用意する ほか)
第4章 形から、経験から、中身も変わっていく(もう一つの金婚式
もう、すれ違うヤツにガンは飛ばさない ほか)
第5章 「誰かのために」が自分を変える(ピザの上にも六年
ひと口のがまんが飢餓を救う ほか)





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