【1、北康利『松下幸之助 経営の神様とよばれた男』】先週私は京都へ行き、
多くの皆様のおかげで、
松下幸之助の経営間、政治観、
哲学に触れる貴重な機会をいただきました。
起業家として、
経営者として、
そして
「経営者がいかに努力しても、政治が悪ければ、すべて水泡に帰してしまう」といっていた松下幸之助の想いをいかに現代に落とし込んでいくか、
真剣に考えていかなければならないと思います。
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【引用ここから】
わが国の歴史で“経営の神様”とよばれた唯一の人物、松下幸之助。
生家の没落、両親との離別、丁稚奉公など苦難の連続を乗り越えて独立創業、
一代で世界有数のグローバル企業を築き上げた“和魂和才”の経営理念は、今なお日本の大きな財産となっている。
だが、彼が世の中から尊敬を集めたのは、ただ単に歴史に残る成功者だったからではない。
「人生も経営である」という言葉に象徴されるように、
経営に社会性や精神性を見出そうとした“求道者”のような生き方にこそある。
本書は、「紀ノ川駅の別れ」「電気との出会い」「好況よし、不況なおよし」
「水道哲学と創業命知元年」「戦時下の松下電器」「熱海会談」「国家に経営理念を求めて」など、
“不世出の経営者”が歩んだ決断と行動の道程を、
生い立ちから鮮やかに追体験できる「決定版・松下幸之助伝」。
彼が生涯をかけて思索した繁栄の哲学がここにある!
【引用ここまで】
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【2、トマ・ピケティ著、山形浩生、守岡桜、森本正史翻訳『21世紀の資本』】以前のメルマガにも書きましたが、
資本主義批判、現代のマルクス─ピケティの『21世紀の資本論』(第1447号 平成26年8月31日(日)発行)ついにピケティの『21世紀の資本』が日本語訳され発売、
話題を呼んでいるようです。
ちょっと年末年始だけでは私は読み切れないと思いますが、
熟考してみる価値のあるテーマと思います。
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【引用ここから】
≪資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、
資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生み出す≫
格差は長期的にはどのように変化してきたのか?
資本の蓄積と分配は何によって決定づけられているのか?
所得格差と経済成長は、今後どうなるのか?
18世紀にまでさかのぼる詳細なデータと、明晰な理論によって、これらの重要問題を解き明かす。
格差をめぐる議論に大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー。
「本年で、いや、この10年で、最も重要な経済学書になると言っても過言ではない」ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授)
「地球規模の経済的、社会的変化を扱った画期的著作だ」エマニュエル・トッド(フランス国立人口統計学研究所)
「時宜にかなった重要書だ」ジョセフ・スティグリッツ(コロンビア大学教授)
「かれの解決策に賛成するにせよ、しないにせよ、資本主義を資本主義から救おうとする人たちにとって正真正銘の課題だ」ダニ・ロドリック(プリンストン高等研究所教授)
「この事実の確立は、政治的議論を変化させる、ノーベル賞級の貢献だ」ローレンス・サマーズ(ハーヴァード大学教授)
「かれの研究が、スマートな人たちを富と所得格差の研究に惹きつけることを望む」ビル・ゲイツ
「情報の豊かさがすばらしい」ロバート・シラー(イェール大学教授)
【引用ここまで】
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【3、平光雄『子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話』】教師歴32年、
問題を抱えた子供たちを次々と立ち直らせてきたという
伝説の小学校教師が実践的道徳教育について語っている本。
道徳教育の在り方がこれから大きな課題となっていくなかで、
現場でどのように取り組んでいくかはまだ確立されているとは言えないのではないでしょうか。
そんな時、この本は先生方の参考にもなるでしょうし、
私たち大人も日常、
会社経営においても、非常に参考になる話があるように感じます。
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【引用ここから】
命を大切にする、善悪を判断するといったことを教える道徳教育の重要性が再認識されている。
しかし、理屈を並べるだけではなかなか頭に入っていかない、
行動にも結びつかないのが道徳教育の難しさでもある。
本書は小学校教師歴三十二年、学級崩壊に瀕したクラスを立て直すといった経験もしてきた著者が行ってきた、
子供たちの心に「伝わる」「残る」実践的道徳教育の話だ。
例えば小さなハートが徐々に大きくなっていく絵を描く。
「いろんなものに関心を持って好きなものが増えていくことが心の成長だ。
一年後にはハートが大きくなっているようにしよう」と話す。
「自信」「勇気」「友情」など三十一の項目にわたって、
時に絵を描き、紙芝居にし、標語を作って、子供たちに伝え、行動へと結びつける。
教育現場で実践してきた話だが、家庭でも、企業でも、
さらには自分自身でも実践できるヒントに満ちている。
【引用ここまで】
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【4、フランス・ヨハンソン『アイデアは交差点から生まれる』】つくる仙台の大きな課題であり、
私自身が仙台、日本の大きな課題だと感じている、
イノベーションをいかに起こすかという問いに対する一つの答えがあります。
本書の主題である、
「メディチ・エフェクト」とは、金融業で栄えたメディチ家(フィレンツェ)のもとに
彫刻家や画家、詩人、哲学者、科学者、金融業者、建築家など
多種多様な人々が集結したことを指しており、
異質な者の交流がイノベーションを促進する、
という考え方です。
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【引用ここから】
「本書の主張は、あらゆる分野のイノベーターを導くクリエイティビティの不朽の原則である」
『イノベーションのジレンマ』著者 クレイトン・クリステンセン 絶賛
大流行したカードゲームの発案者、革新的な戦略を提案するコンサルティング会社、
恐竜滅亡の隕石衝突説を提唱した天文学者、18歳で潜水艦を自作した発明家──。
古今東西の事例から明らかにする、不朽の原則!
革新を生み出す「交差点」とは何か、いかにそれを作り出すか。
これであなたも世界を変えるイノベーターになれる!
私たちもまた、このメディチ・エフェクトを起こすことができる。
とてつもないアイデアを次々と生み出し、
個人として、チームとして、組織として、その恩恵に浴することができるのだ。
そのためには異なる専門分野や文化が相互に出会う場を探さなければならない。
本書はそうしたアイデアの交差点をどのように見出すか、
またどうやったらその出会いが可能になるかを読者に指南する。
(「はじめに」より)
【引用ここまで】
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【5、佐渡裕『棒を振る人生』】私は楽器をやるわけではないのですが、
クラシック音楽を聴くのは好きです。
いつの間にか長女は大きくなって、
いまトロンボーンを吹いており、
それはそれで楽しみが増えたなあと思っているのですが、
佐渡裕さんの指揮者としての生き方、
一流の仕事人の生き方が描かれています。
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【引用ここから】
音楽が持つ本質的な力とは、まったく異なる価値観を持つ人々が、
ともに生きる世界を肯定すること
──「一万人の第九」や音楽番組「題名のない音楽会」などで知られ、
日本だけでなくヨーロッパでも活躍する著者。
本書では、現在の「指揮者・佐渡裕」を育んだ数々の知られざるエピソードとともに、
感じてきたこと、学んだこと、そして音楽観を豊富に語る。
2015年9月より音楽監督に就任する、
オーストリアで100年以上の伝統を持つトーンキュンストラー管弦楽団についても、
オファーを受けてからの葛藤や「新しい挑戦」について告白する。
名指揮者たちとのエピソードや名曲についての解説は、
「思わずオーケストラを聴きたくなる! コンサートホールに足を運びたくなる! 」
そんな音楽の魅力に溢れた一冊。
【引用ここまで】
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【6、マルコム・グラッドウェル『逆転!強敵や逆境に勝てる秘密』】本書を熟読して、
私も現在の逆境を乗り越え、
強敵を倒せるよう来年の戦略を練りたいと思います。
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【引用ここから】
まったく無名の女子高校バスケットボールチームが州大会で優勝したのはなぜか?
二流大学の優秀な学生が、一流大学のそこその学生よりも優れているのはなぜか?
弱い立場の者が絶対的強者に勝つ方法とは?
小よく大を制す、その科学的方法論とは?
弱小チームでも、貧しくても、二流大学卒でも、「勝利の方程式」は必ず存在する!
『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある』、『アウトライアーズ』(邦題『天才!』)のグラッドウェルが、
3年に及ぶ研究から徹底的に分析する!
ふつうの人間が巨人と戦うにはどうすればいいか──それが本書のテーマだ。
「巨人」とは圧倒的に強い敵のこと。
軍隊や戦士だけでなく、障害・不運・抑圧といったことも含まれる。
この本では一章でひとりの人物を取りあげる。
有名人もいれば無名の人もいるし、凡人もいれば才人もいるが、
共通するのは手に余る挑戦に直面し、それを乗りきらなくてはならなかったこと。
(中略)
巨人の実像は、私たちが思っているようなものではない。
彼らはその強大な力ゆえに、致命的な弱点も持っている。
(中略)
新しい扉が開いてチャンスが訪れ、学びと悟りを得ることができる。
ふつうならぜったいありえないことが実現可能になる。
だとすれば、巨人に立ち向かうための良質な指南書がぜひともほしい。
(本書 プロローグより)
【引用ここまで】
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【7、田口力『世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本』】これからの時代を担う若者が、
世界を相手に戦うためには、
私自身も学び、伝えていかなければなりません。
来年も東北大学大学院での講義の機会がありますので、
優秀な学生さんたちにぜひとも世界で大活躍してもらうため、
私自身も力を蓄えたいと思います。
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【引用ここから】
世界最強の企業GE(ゼネラル・エレクトリック社)で、
トップ15%の社員が受けられる幹部研修──そこで語られる「仕事の基本」とは?
元プログラム・マネジャーが考える「成長し続ける人」の共通点
ジャック・ウェルチ氏が育て上げた世界初の企業内ビジネス・スクール「クロトンビル」を知っていますか?
世界最強企業で幹部候補を相手に「仕事の基本」「リーダーシップ」の研修を行うことには、
大変なプレッシャーがかかります。
ただ、教えることを通してわかった「成長し続ける人」の共通点についての学びは、
それ以上に大きいものでした。
本書でそのキーポイントを、皆さんと共有します。
【引用ここまで】
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【8、ケン・ベイン『世界を変えるエリートは何をどう学んできたのか?』】本書も同様、
世界と戦う若者のために、
分析をしていき、
アウトプットに工夫を凝らしていきたいと思います。
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【引用ここから】
◇ノーベル賞受賞者、企業・政界のリーダー、カリスマ医師……
世界で活躍する“真のエリート"が名門校で身につけた共通点とは?
本書は、ハーバード大学出版局賞を受賞し、世界を変える“真のエリート"を、
著者がインタビューして、その共通する学び方をまとめた1冊。
大学卒業後の人生における「成長」と「成功」につながる思考力を高める「学び方」を
豊富な実験結果と各分野の成功者のさまざまなエピソードをもとに紹介します。
著者は学び方には、
1試験をパスすることのみに集中する「表面的な学習者」、
2高得点を取ることを目的にする「戦略的な学習者」、
3「深く学ぶ者」
の3つがあるという。
本書では、この“真のエリート"に共通する「深く学ぶ方法」を解説します。
◇学びを糧に変える、「一生モノの学び方」12の法則
“真のエリート"の学び方には、次のような共通項があります。
1 “真のエリート"たちは、オールAの成績を取ることよりも、思考力を高め、
のちに世界に貢献するそれぞれの分野に夢中になって、自らの人生に意味を見出した。
2 “真のエリート"たちは、まるで宝探しをする5歳児のような熱心さで取り組み、
思考力を高めた(=深く学ぶ)
3 “真のエリート"たちは、賞罰などの「外発的動機付け」でなく、
自らの心の中から湧き出る「内発的動機付け」から学ぶ
4 “真のエリート"たちは、自ら「自分の学びをマネジメント」する
5 “真のエリート"たちは、「新しいカテゴリー」を常につくり出し、
「新しい情報に対して開かれた心」をもち、「ものの見方は1つに限らないこと」を意識している
6 “真のエリート"たちは、失敗を認め、受け入れ、そこから学ぶ
7 “真のエリート"たちは、「知能は生まれつきのものではなく、伸びる」と信じ、
研究の結果からもそう思ったグループは成績が伸びている(「成長型マインドセット」が見られた)
8 “真のエリート"たちは、「うまくいかないのは何かのせい」にせず、
「順調なのは何のおかげか」を知る
9 “真のエリート"たちは、他社との競争に勝つのではなく、
自分のベストを尽くすことが人生のすべてだと思っている
10 “真のエリート"たちは、「構造化されていない問題」に取り組み、
「適切な問い」を立てて、対処法を見つける(「反省的判断力」が培われる7つの思考段階の最高レベル)
11 “真のエリート"たちは、「自己への思いやり」と「他社への思いやり」によって、
広く深い観点や姿勢が強化される
12 “真のエリート"たちは、あきらめない
ほかにも、「読書をいかに糧にするか」「学びスキルの身につけ方」など、
一生モノの学び方を紹介します。
【引用ここまで】
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これらすべてを年末年始で読めるといいのですが、
結局仕事が終わらず、いつものように積ん読になる可能性大ですが、
メルマガ読者の皆さんのなかでこれを読んだとか、
この本いいですよというオススメがあれば、
メールをください!
よろしくおねがいいたします!
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