2014/09/01
人に嫌われぬための五箇条
私は、自慢できることではないのですが、いままでの人生のなかで何回か(も)浪人生活を送っています。
大学院の一回目の試験に落ちたときに、
時間がけっこうあったので、
安岡正篤先生の著書を読み漁っていたことがありました。
いまでもそのときの読書ノートがあり、
時々読み返したりするのですが、
あのとき読んだ本の意味が、
20年近くたって父親になり、
さらに味わい深いものになってきています。
時間の余っている浪人時代の読書というのも
大事なものだなあとあらためて感じるところです。
そのなかで最近再び目にしたものをご紹介します。
『運命を創る』という講演録のなかで、
「人に嫌われぬための五箇条」
が指摘されています。
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【引用ここから】
<人に嫌われぬための五箇条>
世の中には、
有為・有能な人物であるにもかかわらず、
人に好かれぬような人もおります。
そういう人間について矯正法があります。
こういう人物は、
必ず何か人に好かれぬ癖があるものなのです。
そこを直せばよい。
一、初対面に無心で接すること。
有能な人間ほど、
とかく慢心や偏見がありまして、
どうしても有心で接する。
これはいけない。
どんな人にも初対面に無心で接せねばならぬ。
二、批評癖を直し、悪口屋にならぬこと。
三、努めて、人の美点・長所を見ること。
四、世の中に隠れて案外善いことが行なわれているのに平生注意すること。
これは自己を明るくし、
社会観を明るくします。
実存主義者の反対です。
五、好悪を問わず、人に誠を尽くすこと。
これはアメリカのピッツバーグ大学の教育調査資料から採ったものです。
良い社風はこういう点からもできましょう。
【引用ここまで】
───────────────────────────
人に嫌われないために、
この五つのことに気を付けるということ。
大事な五つだなあと思うと同時に、
子供に対して、
つい悪いところばかりが目について、
叱ってしまうことが多いわけですが、
子供の美点・長所を見ることが大切なんだなあ
ということにあらためて思いを致し、
反省しました。
いろいろな調査を見ても、
父親は黙っていても嫌われる存在になりがちだそうなので、
子供に接するときには、
この五つを心に留め置こうと思ったところです。
話を聞いてもらうためには、
まずは嫌われない工夫も大事かと思います。
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