2014/08/18
私のめざす「おだやかさ」
私も39歳。いい大人になってきたので、
自分のなかの熱情、それが怒りであったり強い思いであったり、情であったりするわけですが、
これをうまく自分のなかで消化し、おだやかなる
「和の精神」
をしっかりと身につけなければならないなと思っています。
政治家をはじめ経済界でも一流の方ほど、
やるべき仕事はしっかりとやりながらも、
性格は穏やかで、和を持った組織運営をされている方が多いものです。
たまに怒りをあらわにして気迫を持って人を制す政治家もいたりしますが、
大概、何かの事件に巻き込まれて消えていったように思い起こします。
また復活したりしていますが。
しかし、「あの人は人物だなあ」と言われる人は、
熱情を持ちつつも、穏やかな方であったりするものです。
私も39年間、おかげさまでたくさんの業界のたくさんの人に会ってきましたが、
初対面にあまりにも物腰穏やかな人ほど、
なぜか恐怖心を持ってしまうことがありました。
実際にすごい人だったりするからですね。
逆に、怒りを持って罵声を浴びせてくる人もいましたが、
不思議とそういう人は怖くないものです。
知らないうちに距離を置くように工夫しましたね。
その昔、オリンピックで大活躍したカール・ルイスという陸上選手がいました。
100m走の当時の世界記録を持っていた選手です。
そのカール・ルイスはコーチから、
「50mを過ぎたところから笑顔をつくれ」
と指導をされたのだそうです。
笑顔によって筋肉の力が緩くなり、
リラックス効果により、
大きな力が発揮されるためなのだとか。
結局、穏やかな「和の精神」を持つことこそが、
大きな力を発揮できる大事な要素なのでしょう。
古代日本の聖徳太子は、
「和を持って尊しとなす」
という憲法十七条を制定しました。
昔から日本は、
私たちのご先祖様は「和」を大切にしてきました。
そして単なる「なあなあ」ではない、
しかし「ぎすぎす」もしていない、
そんなコミュニティをつくることによって、
危機のときには大きな団結力を生み出してきた、
これがわが国の伝統なのでしょう。
そう考えると私自身も、
意識をして穏やかな自分をつくる、
そしていつのまにか自然と穏やかな自分になっているようになりたい、
そんなことを思っています。
大切なことを見出すためには、
こせこせとした小さなことにこだわらないこと。
穏やかなる視座を持って、
党利党略から離れて、大局を見ていけるように、
さらに修行していきたいと思います。
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