2014/06/23
中村憲剛選手の落選とサッカーワールドカップから学べること
いまサッカーワールドカップが熱いですね。世界中のサッカーファンが熱くなっていることと思います。
選手たちの華麗なプレーもさることながら、
番狂わせな試合やドラマがそこにあったりして、
そこには世界レベルを感じます。
私たちはサッカーからいろいろなことを学ぶことができますし、
出場する選手たちも世界レベルの選手ですから、
その生き方から多くのことを学ぶことができます。
しかし、
忘れていけないのはこのW杯に出場したかったけれど、
残念ながら「落選」してしまった選手もいるということです。
川崎フロンターレの中村憲剛選手は、
ワールドカップ代表選手の決定を受け、
「落選」が決定、
平成26年5月13日に、「感謝。」というタイトルのブログを書いています。
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【引用ここから】
【感謝。】
こんばんは。
みなさんご存知の通り、今回、ブラジルワールドカップで戦う日本代表23名から落選しました。
落選から1日経ち、いろんなことを考えました。当たり前のことですが、やっぱり自分にとってブラジルW杯というのはとてつもなく大きなウェイトを占めていたものだったみたいです。
昨日は朝4時まで眠れませんでした。
この4年、ここに入るためにいろいろと頑張ってきたんだなって。
そこに入れない、行けないって決まった時のあの喪失感は一生忘れられないと思います。
なので、これは怒られてしまうかもしれませんが、本当に一瞬、一瞬ですがどうでもよくなりました。ACLもリーグ戦も何もかも。
ただ、どんなに最高な日でも、どんなに最悪な日でも、必ず次の朝は来るわけで。
練習があったり、試合があったり、奥さんと話したり、子どもたちと話したりと日常に触れていきながら少しずつこの事実を消化していけるのかなと今は思っています。
たくさんの皆さんが、こんな俺の落選を悲しんでくれて、話題にしてくれたこと周りから聞きました。
J2から始まったプロサッカー人生、あれから12年経ち今年で34歳になるサッカー選手がここまで期待されたこと。サッカー選手してこれほど嬉しいことはありません。
改めて、その期待に感謝するのと同時に、その期待に応えられなかったことが本当に悔しいです。
今日、ACLの公式練習でボールを蹴ったら、その瞬間は落選したことを忘れていました。
ああ、サッカーって楽しいなって。サッカーって凄いなって。
だから、ボールがあれば、サッカーがあれば俺は前を向いていけると思っています。
今まで辿ってきた道は間違っていなかったと思うし、今までやってきたことに悔いは一切ないので。
そして本日、予備登録メンバーに選んでいただきました。
でも、呼ばれるということは、23人のメンバーに何らかのアクシデントがあるということです。
俺はそれを望みたくはない。でも過去の例を見ても何が起こるかわからないのがW杯です。だから、その時のためにしっかり準備をしておくのは登録メンバーに入った者の義務だと思います。
最後に、いつもどんな時も温かく見守ってくれるフロンターレのサポーターの皆さん、最後まで応援と後押し本当にありがとうございました。
楽しみにしてくれていたと思いますが、期待に応えられずすいませんでした。
ここまでもそうでしたが、これからもフロンターレの勝利の為に一生懸命頑張ります。
中村憲剛
【引用ここまで】
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中村憲剛オフィシャルサイト
ワールドカップで盛り上がっているこのときに、
落選した選手がいるということはあまり知られていないでしょうし、
代表選手に脚光が浴びるのもまた当然でしょう。
中村選手は代表メンバーから外れましたが、
予備登録メンバーに選ばれ、
すぐに準備をはじめました。
「過去の例を見ても何が起こるかわからないのがW杯です。
だから、その時のためにしっかり準備をしておくのは登録メンバーに入った者の義務だと思います。」
そう言って、翌日から練習を始めています。
私自身も選挙に落選してから、
中村選手と同様に、
「いつ繰り上げ当選があるかもわからない(実際は確率は低いですが)」
「別の選挙に出たらどうかということになるかもしれない」
と思うことにし、
街頭に立ち続けてきました。
結果は4年間何もなく終わりそうなので、
いまとなってみれば、最初の二年は少し休み、
体力を蓄えておけばよかったのかもしれませんが、
中村憲剛選手の気持ちはよくわかります。
中村選手が落選してもサッカーが楽しいということを感じたように、
私自身も、落選しても、
あたかも自分が政治家であるかのように、
世の中のために、
明るい豊かな社会の実現のために、
いろいろな活動をすることが「楽しい」のですね。
いま、
W杯で熱い戦いが繰り広げられていますが、
戦いに出場できなかった中村憲剛選手の生き方から、
多くのことを学べるような気がしました。
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