2013/12/26
日本人だけが毎朝顔を洗う本当の理由─林塾伊勢合宿で伊勢神宮参拝及び禊行をしてまいりました!

12月22日、23日と、
林英臣政経塾師走全国例会ということで、
全国の志ある若手政治家が伊勢の地に集まり、
伊勢神宮の特別参拝、
そしてわが国の本来の原点から、
現在の政界事情までを勉強し、
ほぼ寝ずに多くの同志と切磋琢磨してまいりました。
早朝五時から、伊勢神宮のそばを流れる五十鈴川において、
ふんどし姿で禊行もしてまいりました。

禊とは何か?
古来日本では、自分自身の身に穢れのある時や重大な神事などに従う前、又は最中に、
自分自身の身を氷水、滝、川や海で洗い清めるということをしていました。
今回私たちは、公益財団法人修養団の寺岡賢先生のご指導をいただき、
真冬の五十鈴川に入り、身を清めました。
川に入った直後には体に応えるものがありましたが、
徐々に気を失っていくなかで清められていく感覚と、
感謝の気持ち、ふるさと宮城、美しい星空が次々と浮かんできました。
禊が終わった後に羽織ったワイシャツ一枚を着たとき、こんなにワイシャツがあたたかいものかと感じ、
衣服への有難さを感じました。
ちょうど天皇陛下の誕生日でもあり、
天照大御神を祀る伊勢神宮での禊、
そしてこの寒いなか真冬にふんどし一丁でのみそぎということで、
人生でそうなかなかない経験をしたものと思います。
私の祖先も神職でしたので、
場所はちがってもおそらくこのような禊をしたことでしょうから、
祖先と同じ体験をすることができたのも大変ありがたいことです。
ところで、この禊、
真冬に素っ裸で冷たい川に入るなんて、
クレイジーだ!
とか、
禊なんて普通の人がやることではない!
とお思いになる方もいらっしゃるでしょうが、
実は日本人は、
この禊を日常的にやっているのです。
禊とは全身を水で清めるものですが、
これを簡略化したものが、
神社での手水
と言われています。
神社で参拝する前に、ひしゃくで手を洗う、あれですね。
そして禊のさらに日常生活版が、
「顔を洗う」
という行為だと考えられているのです。
単に眠気を覚ますだけでなく、
今日も一日心身共に清めてすがすがしくいきましょう!というのが洗面なわけです。
他の国、特に欧米ではあまり顔を洗う習慣がないようで、
それには水が硬水であるので
肌にあまりよくないとか、
さまざまな理由があるようですが、
いずれにしても、顔を洗うことができるというのは、
日本が豊かな水に恵まれ、
人間と共生できる水が自然に湧き出ている、
稀な国であるからこそのものでもあるわけです。
伊勢神宮の五十鈴川で、
真冬の早朝から禊をするだけでなく、
毎日自宅で顔を洗うということもまた日本人のありがたい伝統というわけですね。
そう考えると、
毎日寒くなってきましたがしっかり顔を洗おうと思います。

また伊勢合宿終了後、
私は大阪に向かい、
大阪なんばでメルマガ読者のみなさんと、
「渡辺勝幸と居酒屋で語る会@大阪なんば」
を実施することもできました。
ひさしぶりの方も初めての方も、
参加者は仕事も年齢もそれぞれ違いましたが、
それぞれ話に花が咲き、
楽しんでいただけたようで何よりです。
また機会を見つけて全国で開催したいですね。
ここでやってくれなどリクエストありましたらぜひメールをください!
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