2013/10/08
成功するためには、私の履歴書を人生の参考書にする
このメルマガでは、昭和の戦後間もなくの時期に、
日本経済新聞で連載された「私の履歴書」から、
抜粋をして昭和時代の成功者たちの考え方について学んでいます。
この「私の履歴書」は、
現在でも日本経済新聞で取り上げられているので、
ぜひご覧いただきたいと思います。
約50人弱の日本の経済界トップの人生を、
研究してみてわかったことは、
成功者はとてつもない失敗を何度もしている
ということです。
私たちのほとんどは、
彼らほど大きな失敗をしていないのではないか、
そう思えるほどです。
具体的に見ていると、
1、浪人(放蕩)
2、大病
3、投獄
のどれかは必ずみなさん経験していますね。
大きな事業を成し遂げた経済人ほど、
スケールの大きい失敗をし、
文字上はあまり紙幅が費やされることはありませんが、
行間からその失敗がにじみ出てきています。
しかし、ほとんどの人と彼らが違うのは、
その失敗を必ず乗り越えているということです。
むしろ意図的に失敗をしている、
リスクを背負うことを当然のこととして挑戦をしている、
そんな印象さえ抱きます。
「私の履歴書」は、
経済人だけではなく、
当然政治家、文化人、スポーツ人のそうそうたる人たちが
人生を振り返っています。
渡辺は政治をやるといっている人間だが、
なぜ経済人の「履歴書」だけをとりあげるのか?
こんな疑問を持たれる方がいるようです。
平成22年に私が失業したときから、
この経済人の研究・分析をはじめましたが、
私自身はきっとここから努力して、
政治の分野で何らかの小さな成功を収めると確信をしています。
しかしきっとその後にまた、
失敗をし、浪人となることでしょう。
次の失敗はさらに大きな失敗だと思いますので、
そのときには「政治家の私の履歴書」を研究しようと思っています。
いずれにしても、
先人の生き方から学ぶことは多く、
日本が世界でも異例の発展を遂げてきた、
そして世界に誇ることのできる歴史がある理由の一つは、
彼ら日本人の成功者の生き方が、
世界の人々も納得する、
世界に通用するすばらしい生き方であるから、
そのように感じています。
平成の日本に生きる私たちが、
先人の思いを受け継ぎ、
後世に託していけるよう、
私たちもさらなる失敗を続けていかなければなりませんね。
個人としても、日本としても、
成功するためには、私の履歴書を人生の参考書にしていきたいと思います。
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