【1、アメリカ軍がサンタさんを追跡する動画を一晩かけて見る】毎年、NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)が、
トナカイのそりに乗って
全世界を駆け回るサンタクロースを
Google Earthで追跡するという、
イベントサイトがあります。
これを毎年わが家では見ています。
24時間全世界を駆け巡るサンタさんを
パソコンの画面からチェックできるというこの時代。
この
NORADのサンタサイトによれば、
サンタが普通の時間感覚で作業したと仮定する場合、
1 軒あたり 0.0002~0.0003 秒の速さで
各家庭を回らなければいけないということになるのだとか。
異なる時空間で活動していると考えるのが合理的だそうです。
わが家の子どもたちもこのサイトを見て
一生懸命起きているのですが、
サンタさんが日本に来るころになると
残念ながら眠気が勝ってしまい、
毎年サンタさんに会えないという
残念な状況が続いています。
ちなみに、NORAD本来の任務は、
24時間体制で人工衛星の状況や地球上の核ミサイルや
戦略爆撃機などの動向を監視するものです。
なんでもこれが始まった理由はおもしろいです。
コロラドにある大手スーパーのシアーズ (Sears) が
子供向けにサンタクロース・ホットラインを開設したときの広告に、間違えた電話番号を載せてしまったのが始まりなのだそうです。
運の悪いことに、その番号は
当時のCONADの司令長官へのホットラインだったのだとか。
子供からの電話に司令官ハリー・シャウプ大佐が
「レーダーで調べた結果、サンタが北極から南に向かった形跡がある」と回答して以来の恒例行事になったんだそうです。
粋な軍人。
CONADからNORADに変わり、半世紀以上つづいているこの企画も、インターネットを使った形で現在も続いています。
クリスマスの過ごし方、オススメの2つ目は、
【2、映画『素晴らしき哉、人生!(It's a Wonderful Life)』を見る】この映画は、1946年の映画です。
アメリカでは不朽の名作として
毎年末にTV放映されることから、
それまでキャプラを知らなかった若い世代から再評価され、
今ではクリスマスにこの映画が流れるのは定番となり、
アメリカで最も親しまれた作品としてよく知られる映画
なのだそうです。
DVD『素晴らしき哉、人生!』(なんと淀川長治解説付き)─────────────────────────────
【以下amazonより引用】
フランク・キャプラ監督とジェームス・スチュワートの名コンビ
による、心温まる人生賛歌。
人生っていいものだ、人間ってすばらしい! と前向きになれる。また、ラストの感動とすがすがしさは、観る者の胸に暖かい明かりを灯してくれるだろう。
心やさしいジョージは故郷の小さな町を飛び出し、世界を舞台に活躍する夢をもっていた。しかし、相次ぐトラブルで町にとどまり、父の会社を継ぎ、そして家庭をもった。
町の人々からも慕われ幸せに暮らしていたが、クリスマスの日、人生最大のピンチに見舞われる。
絶望感から自殺を図ろうとするが、そのジョージのもとに、なんと彼の守護天使が現れる。キャプラはこの作品でも、コメディタッチのオブラートに包みながら、ヒューマニズムにあふれる演出で普遍的な感動を与えてくれる。
【引用ここまで】
─────────────────────────────
私は大学生の時に、この映画を監督した
フランク・キャプラに
関心を抱き、現在入手できる映画のほとんどを集めて、
研究していました。
30年代に多くのスクリューボールコメディを撮ったキャプラは、
40年代になると、陸軍で対日戦争の戦意を高揚させるため、
プロパガンダ映画を数多く撮ります。
そして戦争が終わって第一作目の映画が、
この『素晴らしき哉人生』となりました。
この映画は、著作権がすでに失効しているため、
パブリックドメインになっており、
google先生に探してもらったところ、
GoogleVideoで最初の30分だけ見ることができますので、
ぜひ見てみてください。
『素晴らしき哉人生』(Google Video)私はクリスマスの時期、
または人生でつらいことがあったときや
自殺したくなったときにこれを見ることにしています。
「一人の人生はその他大勢の人生に影響を与える。
一人いないだけで、世界は一変する。」
みなさんも、クリスマスにたのしいひとときをどうぞお過ごしください。
DVD『素晴らしき哉、人生!』(なんと淀川長治解説付き)
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