自分もツイッターをやっているので、
ツイッターがどういうものかは分かっていたつもりだったのですが、
まずツイッターでビジネスをやっている人とはどういうことなのか、
最初はそこがいまいちよくわからなかったので、
このタイトルが一見ちぐはぐに感じられたのが、
読んでみようと思ったきっかけです。
アマゾンのリンクを見てもらえれば分かるのですが、
この本に対するレビューはけっこう辛辣なものがありましたね。
そこまで言わなくてもというものも。。。
私が読んだ限りでは
そんなに悪い本ではなかったように思いましたが。
最近以前に比べて、ネットビジネスをしている経営者の方との
お付き合いが増えたので、
リアルなビジネスとの関係の対比を
つらつらと考えていたのですが、
結局どの世界であっても、
農耕型経営者は強いように感じます。もちろん、ネットの世界では狩猟型で、
一攫千金を狙いごっそりと儲ける方も多いのですが、
長期的な思考で、種をいろんなところにまきながら、
水をやり、ていねいに育てる、
そんなビジネスをやっている方々は、
リアルであれネットであれ、強い経営者のように感じています。
田渕隆茂さんも、ネットビジネスではありますが、
どちらかというと農耕型のタイプのように見受けられます。
最近、私は田渕さんのメルマガを
2005年から読んでいたことに気づき、
愕然としているのですが、
この5年の間に急成長を遂げ、
今や年商30億円の会社を経営しておられるそうです。
5年というのは成長に十分な年月だとあらためて感じます。
現在、日本経済はきびしい状況にあり、
デフレだ不況だ円高だと、毎日ニュースで流れていますが、
元気な中小企業は世の中にけっこうあります。
田渕さんいわく、お店ブログを工夫するだけで
売り上げは上がるということで、
本書にはいくつかの集客事例が出ていました。
ツイッターをはじめて10日後に売り上げ147万円を達成した、高津の補聴器屋さん
ブログから毎日新規顧客が来店するカイロプラクティック
客単価1500円にもかかわらずお客さんが絶えない、藤が丘のグルメバーガーショップココチ
140万円のリフォーム案件をブログから成約した、名古屋の会社この不況で中小企業の経営は厳しく、
また大型店舗の進出により
全国各地の商店街は寂れてきていると聞きます。
一方で、インターネットの出現により、
集客の手法も大きな変化を遂げているのだと感じます。
しかしこれだけネットが浸透し変化したとしても、
やはり本質的な部分は変わらないはずで、
補聴器屋さんにしてもカイロプラクティックにしても、
中身がしっかりしたものでないと、
ネットで新規顧客をいくら集客しても、
経営はうまくいかないんだろうということも感じます。
田渕さんのブログはこちらですいずれにしても、
ただ批判するだけではなく、
新しい手法はどのようなものなのか、
また変化はなぜ起こっているのか、
よく研究していくことは大事ですね。
街の小さなお店屋さんが、
ブログをつかって元気になっていけば、
日本経済もより元気になっていくのではないかなと思っています。
今朝、iPadをいじりながら気づいたのですが、
クリス・アンダーソンの本『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』が、
期間限定で無料ダウンロードできるとのことで、
思わずダウンロードしてしまいました。
800ページ以上の著書が無料で読めるとはビックリです。
↓
期間限定『フリー』こちら(iTunesが開きます)
また、直木賞作家・
佐々木譲さんの絵本「サーカスが燃えた」も
無料ダウンロードできるというので、
これまたしてみました。
この二つの本はどちらもホンモノで、中身があります。
無料で得した気分も味わいながら、
実はこれがマーケティング戦略の一環であることを考えると、
やはり、デジタルな集客の手法そのものを
深く勉強してみたいとあらためて思いました。
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