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【渡辺勝幸一般質問】答弁要旨【大綱4・5】子供たちの将来について・名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について【第380回宮城県議会】

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9月15日、
第380回宮城県議会(令和3年9月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしました。


今回は、

大綱4 子供たちの将来について
大綱5 名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について


に対する答弁内容について、お伝えしたいと思います。




───────────────────────────
【答弁要旨ここから】

【大綱4】子供たちの将来について
以下2点について知事及び教育長の所見を伺いたい。



(1)令和5年に創立150周年を迎える小学校が多く、記念事業が計画されている。
県制150周年記念事業と一体となった取組を提案するが、記念事業の内容はどうか。
また、小学校創立150周年についての見解はどうか。



知事の答弁:
県制150周年記念事業は、郷土への更なる愛着の醸成
及び地域の魅力の再発見と発信をテーマに掲げ、
積み重ねてきた歴史に思いを馳せつつ、
一層の誘客促進と地域活性化への契機とすることを目的としている

記念事業としては、150周年の記念日に当たる令和4年2月16日に、
記念のメッセージを発出するほか、
令和4年秋には、150年の歩みを記した記念誌の発行と記念式典の開催を予定している。

また、来年度は、歴史や文化をテーマとした観光キャンペーンをはじめ、
官民あげた取組を広く展開することとしている。

記念事業に当たっては、各市町村へも広く関連事業の実施を働きかけているところであり、
学校の創立記念事業との連携については、
市町村の御意向に応じて、関連事業の一環としてPRしてまいりたいと考えている。


(2)東北地方で初めてとなる不登校特例校の設置を受け、
県としてその取組を支援するとともに、県内への共有を進めるべきと思うがどうか。



教育長の答弁:
平成16年に導入された不登校特例校は、不登校児童生徒の実態に配慮して、
特別に編成された教育課程に基づく教育を行う学校であり、
現在全国に、市町村立学校が8校、私立学校が9校設置されている

来年度開校予定の富谷市立富谷中学校西成田教室は、
「分教室型」の特例校として準備が進められており、
県教育委員会では、教育課程の編成や生徒支援について検討する開設準備委員会に参加し、
必要に応じて助言を行うなどの支援をしているところ。

県内の市町村教育委員会に対して、今後、富谷市の不登校特例校の取組についての情報を提供していくとともに、
引き続き一人ひとりの子どもの状況に応じた多様な学びの機会が確保されるよう支援していく。


【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方につい
以下2点について知事の所見を伺いたい。



(1)仙台市が実施する大規模雨水処理施設の整備に関して、
放流先となる広瀬川や名取川の周辺住民から水害の発生を懸念する声があるが、
仙台市との調整状況や対策についてどうか。



土木部長の答弁:
仙台駅西口地区の大規模雨水処理施設整備事業については、平成27年関東・東北豪雨を踏まえ、
仙台市が都市機能の確保や家屋の床上浸水を防止するために、雨水幹線の整備を行うものと伺っている。

その放流先は広瀬川となっているが、県が平成22年に策定した
名取川水系河川整備計画において設定した広瀬川の流量は、毎秒2,400立方メートルとなっており、
市が計画する雨水放流量毎秒約30立方メートルを見込んだものとなっている。

広瀬川下流の治水対策としては、国管理区間の堤防整備が完了しており、
県管理区間である広瀬橋から上流は、特殊堤の改築を終えている。
現在は、維持管理としての堆積土砂撤去や浸食防止対策を行っているところであり、
県としては、引き続き、広瀬川の流下能力向上に努めていく。


(2)流域治水は自治体の枠組みを超えた取組が必要であるが、
県としての方向性や課題について、認識はどうか。



土木部長の答弁:
全国的に激甚化・頻発化する水災害を踏まえ、
集水域から氾濫域までの流域のあらゆる関係者が協働して被害を軽減させる
「流域治水」を進めていくことは、大変重要であると認識している

これらを進めていくためには、国、県、市町村、企業、住民等の参画が必要であることから、
昨年度「流域治水協議会」を設置し、
その取組内容を取りまとめた「流域治水プロジェクト」に基づき、
防災・減災に向けた対策を進めているところ。

プロジェクトの推進においては、土地利用の誘導等の被害対象を減少させる対策や、
避難行動等の被害を軽減させる対策について、
関係者による取組を具体化させていくことが課題であると考えている。

このため、流域治水協議会において、プロジェクトの進行管理を行うことや、
先進的な事例を関係者間で情報共有し、プロジェクトに追加することなど、取組の実効性を高めていく。

県としては、激甚化する水災害から人命や財産を守り、
安全で安心して暮らせるよう、国や市町村、関係機関との連携を更に強化し、
流域全体で減災に取り組む流域治水を推進していく。


【答弁要旨ここまで】
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【渡辺勝幸一般質問】【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/15/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/16/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/17/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱4】子供たちの将来について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/18/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/19/


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【渡辺勝幸一般質問要旨】

【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)世界の人々への感謝など、復興五輪のテーマは大会終了後も
レガシーとして継承していくべきであり、今後この考え方をどう生かしていくのか。

(2)レガシーという観点からも、障害者スポーツの推進に更なる取組が必要と思うが、
今後の方向性についてどうか。

(3)障害を持ったアスリートの雇用促進と障害者雇用の現状についてどうか。


【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか
以下4点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)首長の多選批判に対する現状の認識について、知事就任前の見解と併せてどうか。

(2)復興を経た我が県だからこそ、コミュニティに着目した政策が重要であり、
担い手となる青少年を育成し地域の活性化に取り組むべきと思うがどうか。

(3)福祉分野に関して、今後更なる取組の充実を期待するが、
新・宮城の将来ビジョンの方向性も踏まえ、認識はどうか。

(4)若い世代に妊娠・出産や不妊に関する知識を伝えることは重要であり、
大学生向けに実施しているセミナーの対象を高校生などにも拡げる必要があると思うがどうか。


【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)地球温暖化への対応が経済成長の機会になるとの認識が広がりつつあり、
我が県の経済戦略の根幹に環境分野を位置づけ、
グリーン成長戦略として打ち出すべきと思うがどうか。

(2)農業分野では、地産地消や食育の取組を震災復興と並行して進めることにより
需要の創出を図ることが重要である。
これまでの施策の評価と今後の取組についてどうか。

(3)農産物の輸出に関して国は大きな目標を掲げており、
我が県としても潜在的な力を発揮する好機と思うが、
今後の取組の方向性について、県産農産物の輸出額の推移と併せてどうか。


【大綱4】子供たちの将来について
以下2点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)令和5年に創立150周年を迎える小学校が多く、記念事業が計画されている。
県制150周年記念事業と一体となった取組を提案するが、記念事業の内容はどうか。
また、小学校創立150周年についての見解はどうか。

(2)東北地方で初めてとなる不登校特例校の設置を受け、
県としてその取組を支援するとともに、県内への共有を進めるべきと思うがどうか。


【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方につい
以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)仙台市が実施する大規模雨水処理施設の整備に関して、
放流先となる広瀬川や名取川の周辺住民から水害の発生を懸念する声があるが、
仙台市との調整状況や対策についてどうか。

(2)流域治水は自治体の枠組みを超えた取組が必要であるが、
県としての方向性や課題について、認識はどうか。

【一般質問要旨ここまで】
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質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。


「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-category-42.html



【渡辺勝幸一般質問】答弁要旨【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である【第380回宮城県議会】

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9月15日、
第380回宮城県議会(令和3年9月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしました。


今回は、

大綱3 環境は経済であり、農業もまた経済である

に対する答弁内容について、お伝えしたいと思います。




───────────────────────────
【答弁要旨ここから】

【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である
以下3点について知事の所見を伺いたい。



(1)地球温暖化への対応が経済成長の機会になるとの認識が広がりつつあり、
我が県の経済戦略の根幹に環境分野を位置づけ、
グリーン成長戦略として打ち出すべきと思うがどうか。



知事の答弁:
国のグリーン成長戦略では、地球温暖化への対応を、
経済成長の制約やコストと考える時代は終わり、国際的にも、
成長の機会と捉える時代に突入したとしている。

これは、従来の発想を転換し、エネルギー関連産業など14分野へ積極的に対策を行うことで、
産業構造や社会経済の変革をもたらし、次なる成長へとつなげていこうとするもの。

我が県では、企業誘致の促進や地元企業の取引拡大をはじめとする様々な産業政策によって、
富県宮城の実現を目指してきたところだが、
脱炭素に向けた取組も、富県戦略における重要な分野の一つであると認識している。

今後、水素エネルギーの利活用に加え、省エネルギーの促進や環境技術の開発支援など、
環境対応による経済と環境の好循環を目指し、
グリーン成長戦略の視点も踏まえた「宮城県地球温暖化対策実行計画」を策定していきたいと考えている。


(2)農業分野では、地産地消や食育の取組を震災復興と並行して進めることにより
需要の創出を図ることが重要である。
これまでの施策の評価と今後の取組についてどうか。



地産地消や食育は、食と農への理解を深め、県産食材の消費を促すため、
重要な取組であると認識している。

このため、県産食材フェアの開催支援や食材王国みやぎ伝え人、
高校生地産地消お弁当コンテストなどの取組を行ってきた。

また、被災地においては、いちごなど地元産品の直売施設の設置や飲食店での利用促進、
6次産業化支援などの、地産地消につながる取組を推進してきた。

施策の評価結果は、「やや遅れている」となったが、
これは、給食向け食材として、価格や供給面での課題があったことなどによるものと考えている。

このような課題を踏まえ、「第3期みやぎ食と農の県民条例基本計画」では、
消費者ニーズの動向を把握しながら、県内卸売市場等でも需要のある園芸作物の生産拡大に取り組むほか、
給食などに提供できるよう生産から流通・加工までのバリューチェーンの構築に取り組むこととしている。

県としては、引き続き、実需者のニーズに対応できる産地づくりを進めるとともに、
地産地消や食育などに取り組み、更なる需要の創出と本県農業の競争力強化につなげていく。


(3)農産物の輸出に関して国は大きな目標を掲げており、
我が県としても潜在的な力を発揮する好機と思うが、
今後の取組の方向性について、県産農産物の輸出額の推移と併せてどうか。



国では、2030年までに輸出額を5兆円にするという目標を掲げており、
その実現に向けた「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」において、
我が県は、米、いちご、日本酒などの産地として選定されているところ。

県では、平成28年に策定した「宮城県農林水産物等輸出促進戦略」に基づき、
アジア地域をターゲットとした取組を進めており、
ベトナム、香港、タイへの水産物、米、日本酒などの輸出額が伸びているほか、
今年は、香港向けの米や、韓国向けの日本酒などで新規成約も生まれている。

都道府県単位での輸出額の把握は困難であるが、
昨年の貿易統計における県内の空港及び港湾からの輸出額は、
農林水産物で146億円と、前年比で1.2倍に増加している。

県としては、引き続き海外市場のニーズの把握に努めるとともに、
それを農林水産物の生産や販売力の強化に活かしていくなど、
更なる輸出の拡大を図っていく。


【答弁要旨ここまで】
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【渡辺勝幸一般質問】【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/15/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/16/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/17/

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⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/18/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について【第380回宮城県議会】
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【渡辺勝幸一般質問要旨】

【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)世界の人々への感謝など、復興五輪のテーマは大会終了後も
レガシーとして継承していくべきであり、今後この考え方をどう生かしていくのか。

(2)レガシーという観点からも、障害者スポーツの推進に更なる取組が必要と思うが、
今後の方向性についてどうか。

(3)障害を持ったアスリートの雇用促進と障害者雇用の現状についてどうか。


【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか
以下4点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)首長の多選批判に対する現状の認識について、知事就任前の見解と併せてどうか。

(2)復興を経た我が県だからこそ、コミュニティに着目した政策が重要であり、
担い手となる青少年を育成し地域の活性化に取り組むべきと思うがどうか。

(3)福祉分野に関して、今後更なる取組の充実を期待するが、
新・宮城の将来ビジョンの方向性も踏まえ、認識はどうか。

(4)若い世代に妊娠・出産や不妊に関する知識を伝えることは重要であり、
大学生向けに実施しているセミナーの対象を高校生などにも拡げる必要があると思うがどうか。


【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)地球温暖化への対応が経済成長の機会になるとの認識が広がりつつあり、
我が県の経済戦略の根幹に環境分野を位置づけ、
グリーン成長戦略として打ち出すべきと思うがどうか。

(2)農業分野では、地産地消や食育の取組を震災復興と並行して進めることにより
需要の創出を図ることが重要である。
これまでの施策の評価と今後の取組についてどうか。

(3)農産物の輸出に関して国は大きな目標を掲げており、
我が県としても潜在的な力を発揮する好機と思うが、
今後の取組の方向性について、県産農産物の輸出額の推移と併せてどうか。


【大綱4】子供たちの将来について
以下2点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)令和5年に創立150周年を迎える小学校が多く、記念事業が計画されている。
県制150周年記念事業と一体となった取組を提案するが、記念事業の内容はどうか。
また、小学校創立150周年についての見解はどうか。

(2)東北地方で初めてとなる不登校特例校の設置を受け、
県としてその取組を支援するとともに、県内への共有を進めるべきと思うがどうか。


【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方につい
以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)仙台市が実施する大規模雨水処理施設の整備に関して、
放流先となる広瀬川や名取川の周辺住民から水害の発生を懸念する声があるが、
仙台市との調整状況や対策についてどうか。

(2)流域治水は自治体の枠組みを超えた取組が必要であるが、
県としての方向性や課題について、認識はどうか。

【一般質問要旨ここまで】
───────────────────────────




質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。


「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-category-42.html

【渡辺勝幸一般質問】答弁要旨【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか【第380回宮城県議会】

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9月15日、
第380回宮城県議会(令和3年9月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしました。


今回は、

大綱2 村井県政四期十六年をどのように見ているか

に対する答弁内容について、お伝えしたいと思います。




───────────────────────────
【答弁要旨ここから】

【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか
以下4点について知事及び教育長の所見を伺いたい。



(1)首長の多選批判に対する現状の認識について、知事就任前の見解と併せてどうか。


知事の答弁:
私は、知事就任以来16年間、県民の皆様の幸福を実現するため、
活力に満ちた安心して暮らせる宮城県を創ることに邁進し、
特にこの4年間は、東日本大震災からの復興、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策に力を入れてきた。

そして、感染収束後には、震災からの復興の完遂、
アフターコロナにおける地域経済の立て直しや人口減少などの課題に対処するため、
「新・宮城の将来ビジョン」に定める取組を着実に実行するとともに、
30年、50年先を見据えて、県民一人ひとりが安心して暮らせる宮城を実現させることが、
私に課せられた大きな使命であると考えている。

多選への批判があることは承知しているが、何期、何年務めたのかではなく、
「これまで何をやってきたのか」、「今後何に取り組むのか」とい
県政運営に対する強い思いが重要であると認識しており、この考えは何ら変わることはない。


(2)復興を経た我が県だからこそ、コミュニティに着目した政策が重要であり、
担い手となる青少年を育成し地域の活性化に取り組むべきと思うがどうか。



企画部長の答弁:
地域社会は、子どもや若者にとって、様々な人と触れ合える交流の場、学習の場であり、
また、こうした経験を通じて、やがては地域社会の担い手として大きな役割を果たしていただくことが期待されるところ。

県ではこれまで、地域づくりに取り組む担い手の育成を目的に
「みやぎ地域づくり人材育成セミナー」を開催するなどの取組を行ってきた。
また、県内各地で活動する地域づくり団体に対して、研修会や地域づくり団体の交流、
ネットワークづくりなどの活動促進に向けた支援を行っているところ。

一方、基礎自治体である市町村においても、各種イベントの開催など、
様々なソフト事業を実施している。

引き続き、市町村や県内の地域づくり団体、NPO等と連携し、
青少年の育成を含め、住民が主体的に取り組む地域の活性化を支援していく。


(3)福祉分野に関して、今後更なる取組の充実を期待するが、
新・宮城の将来ビジョンの方向性も踏まえ、認識はどうか。



知事の答弁:
私は、これまでも、富県宮城の実現に向けた取組とともに、
介護人材の確保・育成や特別支援学校の新設など、
福祉や教育分野等の取組にも力を入れてきた。

新・宮城の将来ビジョンでは、今後の人口減少社会も見据え、
子ども・子育て分野を新たに独立した柱と位置づけ、
さらに力を入れていくこととしており、結婚、妊娠・出産、
子育ての環境整備や子どもの貧困対策など、幅広い支援策に取り組むこととしている。

引き続き、新ビジョンに掲げる県政運営の理念に基づき、県民一人ひとりが、
幸福を実感し、いつまでも安心して暮らせる宮城を目指して、しっかりと取り組んでいく。


(4)若い世代に妊娠・出産や不妊に関する知識を伝えることは重要であり、
大学生向けに実施しているセミナーの対象を高校生などにも拡げる必要があると思うがどうか。



保健福祉部長の答弁:
少子化が急速に進展していく中で、若い世代が妊娠・出産、不妊に関する正しい知識を持ち、
自己に合ったライフプランを考えられるよう支援することは重要であると認識している。

県では、医師会や産婦人科医会からの協力を得て、
令和元年度から大学生を対象に、産婦人科医による妊娠・出産の適齢期、不妊などに関する講義と、
子育て体験を踏まえた社会人による働き方や両立支援制度に関する講座を組み合わせた、
ライフプランセミナーを開催するなど、啓発に取り組んできた。

今年度からは、更に対象を高校生にも広げ、教育委員会などと連携し、
セミナーの実施を希望する高校に、地域の産婦人科医等を講師として派遣するほか、
わかりやすいリーフレットを作成し、配布することとしている。

今後も、医師会や教育委員会などの関係機関と連携しながら事業の拡充を図り、
若い世代に対する意識啓発に努めていく。


教育長の答弁:
少子高齢化を始め、社会情勢や生活環境が変化していく中、
児童生徒が、性や健康、社会生活に関する正しい知識をもとに、必要な情報を収集し、
適切な意思決定や行動選択を行う力を育むことは重要であると考えている。

高等学校においては、学習指導要領に基づき結婚や妊娠・出産、
それに伴う健康課題や家族計画の意義などについて指導している。

また、今年度から保健福祉部と連携して、
希望する高等学校において「若い世代へのライフプランセミナー」を実施することとしており、
結婚や妊娠といったライフイベントについて生徒が自ら考える機会をつくっていく。

【答弁要旨ここまで】
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【渡辺勝幸一般質問】【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について【第380回宮城県議会】
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⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/16/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である【第380回宮城県議会】
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【渡辺勝幸一般質問】【大綱4】子供たちの将来について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/18/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/19/


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【渡辺勝幸一般質問要旨】

【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)世界の人々への感謝など、復興五輪のテーマは大会終了後も
レガシーとして継承していくべきであり、今後この考え方をどう生かしていくのか。

(2)レガシーという観点からも、障害者スポーツの推進に更なる取組が必要と思うが、
今後の方向性についてどうか。

(3)障害を持ったアスリートの雇用促進と障害者雇用の現状についてどうか。


【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか
以下4点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)首長の多選批判に対する現状の認識について、知事就任前の見解と併せてどうか。

(2)復興を経た我が県だからこそ、コミュニティに着目した政策が重要であり、
担い手となる青少年を育成し地域の活性化に取り組むべきと思うがどうか。

(3)福祉分野に関して、今後更なる取組の充実を期待するが、
新・宮城の将来ビジョンの方向性も踏まえ、認識はどうか。

(4)若い世代に妊娠・出産や不妊に関する知識を伝えることは重要であり、
大学生向けに実施しているセミナーの対象を高校生などにも拡げる必要があると思うがどうか。


【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)地球温暖化への対応が経済成長の機会になるとの認識が広がりつつあり、
我が県の経済戦略の根幹に環境分野を位置づけ、
グリーン成長戦略として打ち出すべきと思うがどうか。

(2)農業分野では、地産地消や食育の取組を震災復興と並行して進めることにより
需要の創出を図ることが重要である。
これまでの施策の評価と今後の取組についてどうか。

(3)農産物の輸出に関して国は大きな目標を掲げており、
我が県としても潜在的な力を発揮する好機と思うが、
今後の取組の方向性について、県産農産物の輸出額の推移と併せてどうか。


【大綱4】子供たちの将来について
以下2点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)令和5年に創立150周年を迎える小学校が多く、記念事業が計画されている。
県制150周年記念事業と一体となった取組を提案するが、記念事業の内容はどうか。
また、小学校創立150周年についての見解はどうか。

(2)東北地方で初めてとなる不登校特例校の設置を受け、
県としてその取組を支援するとともに、県内への共有を進めるべきと思うがどうか。


【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方につい
以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)仙台市が実施する大規模雨水処理施設の整備に関して、
放流先となる広瀬川や名取川の周辺住民から水害の発生を懸念する声があるが、
仙台市との調整状況や対策についてどうか。

(2)流域治水は自治体の枠組みを超えた取組が必要であるが、
県としての方向性や課題について、認識はどうか。

【一般質問要旨ここまで】
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質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。


「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
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【渡辺勝幸一般質問】答弁要旨【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について【第380回宮城県議会】

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9月15日、
第380回宮城県議会(令和3年9月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしました。


今回は、

大綱1 東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承につい

に対する答弁内容について、お伝えしたいと思います。




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【答弁要旨ここから】

【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について
以下3点について知事の所見を伺いたい。



(1)世界の人々への感謝など、復興五輪のテーマは大会終了後も
レガシーとして継承していくべきであり、今後この考え方をどう生かしていくのか。



知事の答弁:
我が県にとって、今大会には、
国内外の多くの方々に被災地の復興の姿を見ていただき、
これまで寄せられた支援への感謝の意を伝えるという重要な目標があった。

コロナ禍による厳しい環境下ではあったが、
沿岸被災地域を回る聖火リレーの実施、観客を入れてのサッカー競技の開催など、
ボランティアをはじめ多くの関係者の皆様の御協力により、
「復興五輪」の理念実現に向けた我が県の取組をアピールすることができた。

県としては、今後とも、復興の状況に関する継続的な情報発信や、
子ども達が一流アスリートに触れる機会の創出、
復興ありがとうホストタウンの交流支援など、
今大会のレガシーに位置づけられるような施策にしっかりと取り組んでまいりたい。


(2)レガシーという観点からも、障害者スポーツの推進に更なる取組が必要と思うが、
今後の方向性についてどうか。



保健福祉部長の答弁:
東京2020パラリンピック競技大会では、
我が県にゆかりのある鈴木亜弥子選手がバドミントンにおいて、
豊島英選手と藤本怜央選手が車いすバスケットボールにおいてメダルを獲得。
様々な障害を抱えながらアスリートとして活躍する選手の姿は、
私たちに大きな勇気と感動を与えてくれるとともに、
障害のある方について理解を深める機会となった。

障害者スポーツは、障害のある方の自己実現や社会参加の促進、
健康増進にとって重要なだけではなく、
障害のある人もない人も相互に人格と個性を尊重し合いながら
共生する社会の実現のための普及啓発にとっても重要な活動。

県としては、引き続き、宮城県障害者スポーツ協会などと連携しながら、
障害者スポーツ大会の開催支援や、各圏域の総合型地域スポーツクラブでの障害者スポーツ教室、
障害児向け体験会の開催のほか、
障害者スポーツ指導員やボランティアなど活動を支える人材の養成研修などを通じて、
地域に根ざした障害者スポーツの環境整備と普及促進を図っていく


(3)障害を持ったアスリートの雇用促進と障害者雇用の現状についてどうか。


経済商工観光部長の答弁:
県内の民間企業における障害者雇用率は、昨年6月現在で、2.17パーセントと
全国平均2.15パーセントを上回り、9年連続で過去最高を更新しているものの、
依然として法定雇用率は達成されていないことから、
障害者雇用の促進に向けた取組を強化していくことが必要と認識している。

また、アスリートを含め障害のある方々の雇用促進に当たっては、
障害特性に応じた業務の設定、職場環境の整備や従業員の理解などが重要と考えている。

県としては、宮城労働局等の関係機関と連携しながら、
企業向けセミナー、就職面接会、優良事業者等に対する表彰を実施するほか、
障害者雇用の促進に向けた経済団体や民間企業に対する要請など、
引き続き、障害者の安定した雇用の確保や維持に取り組んでいく。

【答弁要旨ここまで】
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【渡辺勝幸一般質問】【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/15/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/16/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/17/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱4】子供たちの将来について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/18/

【渡辺勝幸一般質問】【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について【第380回宮城県議会】
⇒ https://katsuyuki.jp/2021/09/19/


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【渡辺勝幸一般質問要旨】

【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)世界の人々への感謝など、復興五輪のテーマは大会終了後も
レガシーとして継承していくべきであり、今後この考え方をどう生かしていくのか。

(2)レガシーという観点からも、障害者スポーツの推進に更なる取組が必要と思うが、
今後の方向性についてどうか。

(3)障害を持ったアスリートの雇用促進と障害者雇用の現状についてどうか。


【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか
以下4点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)首長の多選批判に対する現状の認識について、知事就任前の見解と併せてどうか。

(2)復興を経た我が県だからこそ、コミュニティに着目した政策が重要であり、
担い手となる青少年を育成し地域の活性化に取り組むべきと思うがどうか。

(3)福祉分野に関して、今後更なる取組の充実を期待するが、
新・宮城の将来ビジョンの方向性も踏まえ、認識はどうか。

(4)若い世代に妊娠・出産や不妊に関する知識を伝えることは重要であり、
大学生向けに実施しているセミナーの対象を高校生などにも拡げる必要があると思うがどうか。


【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)地球温暖化への対応が経済成長の機会になるとの認識が広がりつつあり、
我が県の経済戦略の根幹に環境分野を位置づけ、
グリーン成長戦略として打ち出すべきと思うがどうか。

(2)農業分野では、地産地消や食育の取組を震災復興と並行して進めることにより
需要の創出を図ることが重要である。
これまでの施策の評価と今後の取組についてどうか。

(3)農産物の輸出に関して国は大きな目標を掲げており、
我が県としても潜在的な力を発揮する好機と思うが、
今後の取組の方向性について、県産農産物の輸出額の推移と併せてどうか。


【大綱4】子供たちの将来について
以下2点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)令和5年に創立150周年を迎える小学校が多く、記念事業が計画されている。
県制150周年記念事業と一体となった取組を提案するが、記念事業の内容はどうか。
また、小学校創立150周年についての見解はどうか。

(2)東北地方で初めてとなる不登校特例校の設置を受け、
県としてその取組を支援するとともに、県内への共有を進めるべきと思うがどうか。


【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方につい
以下2点について知事の所見を伺いたい。

(1)仙台市が実施する大規模雨水処理施設の整備に関して、
放流先となる広瀬川や名取川の周辺住民から水害の発生を懸念する声があるが、
仙台市との調整状況や対策についてどうか。

(2)流域治水は自治体の枠組みを超えた取組が必要であるが、
県としての方向性や課題について、認識はどうか。

【一般質問要旨ここまで】
───────────────────────────




質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。


「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com/blog-category-42.html


【渡辺勝幸一般質問】【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について【第380回宮城県議会】

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9月15日、
第380回宮城県議会(令和3年9月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、

このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしたいと思います。


5回目として、

大綱5 名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について

内容をお伝えしたいと思います。




【大綱5】名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方につい
以下2点について知事の所見を伺いたい。



(1)仙台市が実施する大規模雨水処理施設の整備に関して、
放流先となる広瀬川や名取川の周辺住民から水害の発生を懸念する声があるが、
仙台市との調整状況や対策についてどうか。



大綱五点目、「名取川水系広瀬川の洪水対策と流域治水の考え方について」お伺いいたします。

六月に、新聞やテレビなどで
「JR仙台駅西口の大雨による浸水被害を防ごうと、
駅周辺と広瀬川とをつなぐ雨水幹線の整備工事が始まった」との報道がなされました。

大雨により仙台駅西口はしばしば冠水することで知られており、
近年の度重なる豪雨によりその被害についても大きく報道をされていたところです。

しかしこの大規模雨水処理施設整備についての報道では、
大量の雨水を広瀬川に放流するとのことで、
下流域に住む名取川、広瀬川周辺の住民から、
近年頻発しているような豪雨災害が起きる可能性が高まるのではないか
と心配の声が相次いで寄せられているところです。

この大規模雨水処理施設は仙台市による事業であるとのことですが
県管理である一級河川広瀬川との調整状況がどのようになっているのか、
また、下流域に住む方々が近年の全国的に頻発する災害が
同じように起こるのではないかという懸念に対し、どのような対策が進められているのか、
県としての見解をお伺いいたします。


(2)流域治水は自治体の枠組みを超えた取組が必要であるが、
県としての方向性や課題について、認識はどうか。



こうした全国的に頻発する豪雨災害は、ややもすると行政も災害報道も、
都道府県単位、市町村単位で発生していると考えがちであることに私たちは気をつけなければなりません。

防災・被災の情報は、テレビを見ると行政単位の地図によって伝えられ、
「となりの県の出来事」「となりの市で起きた災害」ととらえがちです。
しかし実際に起きている災害は、単に一河川ということではなく、
「流域」という地形が引き起こしていることに近年、注目が集まっているところです。

昨年令和二年からは、小学四年生の理科の学習で、
流域と関連づけることができる「雨の水の行方」というテーマの学習が開始されました。
そして昨年七月には国土交通省社会資本整備審議会の河川分科会が
水土砂災害を流域という枠組みで総合的に進めるという「流域治水」の方針を発表しました。

さらには、令和二年十一月宮城県議会定例会において、
自然災害対策調査特別委員会の藤倉知格委員長が調査結果について報告をされていますが、
そのなかで、今後の風水害の防災・減災対策について、
「気候変動等の影響もあり、近年は水害が激化する傾向にあることから、
従来の『管理者主体の治水対策』から『流域全体のあらゆる関係者による治水対策』へ、
また、『河川区域や氾濫域における対策』から『集水域を含めた流域全体での対策』へ転換(流域治水)すること。」
を提言されております。

国も「流域治水プロジェクト」を進め、機運は高まっているものと思いますが、
しかし長年、治水は自治体単位で進められてきたという経緯から、
「流域思考」を進めることには課題が多いものと思います。

県として自治体の枠組みを超えた「流域治水」にどのように取り組むのか、
その課題も含めて見解をお伺いいたします。


十年前のちょうど今日、平成二十三年九月十五日は、
私が、政治の道を志し、地域の復興の力に自らがなるべく、
政治団体を設立した日であります。
震災直後を思い起すと、わが国は国政を中心として政治が大混乱し
このままでは復興は何も進まないのではないか。そのような状況でありました。
当時の現職政治家の皆様には失礼ながら、
このまま今の政治が続くようであれば自分が県政の場で活動したほうが世の中のためになるはずだ、
という強い意志を持って、選挙に挑戦をしたことを思い出します。

この秋の宮城県知事選挙の候補者の顔ぶれがどのようになるのかはまだわかりませんが、
私は宮城県議会議員として、残りの二年間の任期において、
引き続き知事の県政運営について、是々非々で、
ときに厳しいことも指摘しながら、そして同時に、
県議会と県執行部という車の両輪の回転数を合わせながら、
よりよい宮城県をつくるという決意をもって取り組む所存であります。

以上で一般質問を終わります。ご清聴いただきまして誠にありがとうございました。





質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。

すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。


───────────────────────────

【渡辺勝幸一般質問要旨】

【大綱1】東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシー継承について
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)世界の人々への感謝など、復興五輪のテーマは大会終了後も
レガシーとして継承していくべきであり、今後この考え方をどう生かしていくのか。

(2)レガシーという観点からも、障害者スポーツの推進に更なる取組が必要と思うが、
今後の方向性についてどうか。

(3)障害を持ったアスリートの雇用促進と障害者雇用の現状についてどうか。


【大綱2】村井県政四期十六年をどのように見ているか
以下4点について知事及び教育長の所見を伺いたい。

(1)首長の多選批判に対する現状の認識について、知事就任前の見解と併せてどうか。

(2)復興を経た我が県だからこそ、コミュニティに着目した政策が重要であり、
担い手となる青少年を育成し地域の活性化に取り組むべきと思うがどうか。

(3)福祉分野に関して、今後更なる取組の充実を期待するが、
新・宮城の将来ビジョンの方向性も踏まえ、認識はどうか。

(4)若い世代に妊娠・出産や不妊に関する知識を伝えることは重要であり、
大学生向けに実施しているセミナーの対象を高校生などにも拡げる必要があると思うがどうか。


【大綱3】環境は経済であり、農業もまた経済である
以下3点について知事の所見を伺いたい。

(1)地球温暖化への対応が経済成長の機会になるとの認識が広がりつつあり、
我が県の経済戦略の根幹に環境分野を位置づけ、
グリーン成長戦略として打ち出すべきと思うがどうか。

(2)農業分野では、地産地消や食育の取組を震災復興と並行して進めることにより
需要の創出を図ることが重要である。
これまでの施策の評価と今後の取組についてどうか。

(3)農産物の輸出に関して国は大きな目標を掲げており、
我が県としても潜在的な力を発揮する好機と思うが、
今後の取組の方向性について、県産農産物の輸出額の推移と併せてどうか。


【大綱4】子供たちの将来について
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(1)令和5年に創立150周年を迎える小学校が多く、記念事業が計画されている。
県制150周年記念事業と一体となった取組を提案するが、記念事業の内容はどうか。
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(2)東北地方で初めてとなる不登校特例校の設置を受け、
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(2)流域治水は自治体の枠組みを超えた取組が必要であるが、
県としての方向性や課題について、認識はどうか。

【一般質問要旨ここまで】
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