2021/04/28
GWに読むオススメの本その1ー令和3年版
ゴールデンウィーク、
みなさんはどのように過ごす予定でしょうか。
今年はこのコロナ対応により、ステイホーム、
本を読みたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コロナ収束後に動くための準備として、
読書をし、自分の糧をつくっておくことは大事なことと思います。
このメルマガでは毎年恒例のことですが、
お休みの合間に私渡辺が読んでみようかなと思っている本、
積ん読になっている本、すでに読んでいる本、
そして周囲からおすすめされている本を、
今日から複数回にわたってお伝えしようと思います。
この中から早速Amazonや近所の書店などで購入していただき、
この時期に英知を養っていただければ幸いです。
【1、マイケル・サンデル著、本田 由紀、鬼澤 忍訳
『実力も運のうち 能力主義は正義か?』】
⇒ http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4152100168/cuccakatsu-22/ref=nosim
マイケル・サンデル教授の最新刊。
さっそくベストセラーになっているようです。
「優れた統治のために必要なのは、実践知と市民的美徳、
つまり共通善について熟考し、それを効率よく推進する能力である。
ところが、現代のほとんどの大学では──最高の評価を受けている大学でさえ
──これらのいずれの能力も十分に養成されているとは言いがたい」
共通善を含め、コミュニティの在り方、政治の在り方を、
考えさせてくれる内容です。
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【引用ここから】
100万部突破『これからの「正義」の話をしよう』から11年
格差と分断の根源に斬りこむ、ハーバード大学哲学教授の新たなる主著
〈ブルームバーグ、ガーディアン紙ほか年間ベストブック〉
ハーバード大学の学生の三分の二は、所得規模で上位五分の一にあたる家庭の出身だ。
にもかかわらず、彼らは判で押したように、
自分が入学できたのは努力と勤勉のおかげだと言う――
人種や性別、出自によらず能力の高い者が成功を手にできる「平等」な世界を、
私たちは理想としてきた。
しかしいま、こうした「能力主義(メリトクラシー)」がエリートを傲慢にし、
「敗者」との間に未曾有の分断をもたらしている。
この新たな階級社会を、真に正義にかなう共同体へと変えることはできるのか。
超人気哲学教授が、現代最大の難問に挑む。
解説/本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)
出版社からのコメント
「宗教改革からトランプまで、社会思想からスキャンダルまで、
きわめて幅広く目配りし、メリトクラシーが社会に及ぼす
問題を深く論じたものとして、本書は抜きん出ている」
――本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授、本書解説より)
「鋭く、洞察に満ち、温かい。今こそ必読の書」
――タラ・ウェストーバー(『エデュケーション』著者)
「右派も左派もみんな本書を片手に着席し、真剣に議論しなければならない」
――ニューヨーク・タイムズ紙
著者について
著者:マイケル・サンデル(Michael J. Sandel) 1953年生まれ。
ハーバード大学教授。専門は政治哲学。
ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。
2002年から2005年にかけて大統領生命倫理評議会委員。
1980年代のリベラル=コミュニタリアン論争で脚光を浴びて以来、
コミュニタリアニズム(共同体主義)の代表的論者として知られる。
類まれなる講義の名手としても著名で、
中でもハーバード大学の学部科目“Justice(正義)"は延べ14,000人を超す履修者数を記録。
あまりの人気ぶりに、同大は建学以来初めて講義を一般公開することを決定。
日本ではNHK教育テレビ(現Eテレ)で『ハーバード白熱教室』(全12回)として放送されている。
著書『これからの「正義」の話をしよう』は世界各国で大ベストセラーとなり、
日本でも累計100万部を突破した。
他の著作に『それをお金で買いますか』『ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業』、
編著に『サンデル教授、中国哲学に出会う』(以上早川書房刊)がある。
2018年10月、スペインの皇太子が主宰するアストゥリアス皇太子賞の社会科学部門を受賞した。
訳者:鬼澤忍(おにざわ・しのぶ)1963年生まれ。成城大学経済学部経営学科卒。
埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了。
訳書にサンデル『これからの「正義」の話をしよう』『それをお金で買いますか』、
アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』(以上早川書房刊)、
クリスタキス『ブループリント』(共訳)、シャイデル『暴力と不平等の人類史』(共訳)ほか多数。
【引用ここまで】
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【2、内村鑑三著、解説 佐藤優
『人生、何を成したかよりどう生きるか』】
⇒ http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/486651342X/cuccakatsu-22/ref=nosim
私も学生時代から、折に触れて、
内村鑑三の『後世への最大遺物』、岩波版を読んできました。
100年以上の月日が経過しても色あせない内容であると思いますし、
生き様をどう残すか、ということが一つの人生における課題となった本でもあります。
若い世代のみなさんには、ぜひ原本を読んでほしいと思いつつ、
読みやすい本書を手に取るのもよいかもしれません。
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【引用ここから】
著者について
内村鑑三
1861年生まれ、1930年没。思想家。父は高崎藩士。
札幌農学校卒業後、農商務省等を経て米国へ留学。
帰国後の明治23年(1890)第一高等中学校嘱託教員となる。
24年教育勅語奉戴式で拝礼を拒んだ行為が不敬事件として非難され退職。
以後著述を中心に活動した。
33年『聖書之研究』を創刊し、聖書研究を柱に既存の教派によらない無教会主義を唱える。
日露戦争時には非戦論を主張した。
主な著作は『代表的日本人』、『余は如何にして基督信徒となりし乎』など。
佐藤優
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。
同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。
現在は、執筆活動に取り組む。
著書に『国家の罠』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。
『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
おもな著書に『国家論』(NHKブックス)、『私のマルクス』(文藝春秋)、
『世界史の極意』『大国の掟』『国語ゼミ』(NHK出版新書)、
『十五の夏』(幻冬舎)で梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。ほかにも著書多数。
出版社より
人生、何を成したかよりどう生きるか
「死ぬまでには一度は読みたい!」 中村哲医師、星野佳路氏(星野リゾート代表)も影響を受けた、
100年語り継がれる内村鑑三の名講義「後世への最大遺物」が現代版として復刊!
死ぬときにのこす価値のあるものは何か
ーーお金?仕事?教育?思想?それとも・・・?
若者から祖父母世代まで、すべての世代に伝えたい、
古典が伝える先が見えない時代を生きるヒント
どんな人でも自分だけの生きた証をのこせる
題名だけ見ても、何がテーマなのかわからないかもしれません。
実は本書は、今のように世の中に元気がない時代、先が見えない時代、
救いのないように思われる時代に、若い人をはじめ、
人々がどのように生きていけばよいのかという指針を示した本なのです。
といっても、何も「上から目線」でこういうことをすべきである、
こういうことを勉強しなさい、こういうことは我慢しなさい、
と押し付けているわけではありません。
徹底的に弱者の視点に立って書かれた本なのです。
当時、明治維新後の激動の時代に、
自分は決して恵まれているとはいえない状況にあると思っている人たちに向けて、
どう生きていけばいいのかを内村は示したのです。(佐藤優「はじめに」から抜粋)
【引用ここまで】
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【3、ジョン・ネフィンジャー著、マシュー・コフート著、熊谷小百合訳
『人の心は一瞬でつかめる』】
⇒ http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/486667279X/cuccakatsu-22/ref=nosim
人は人間を評価する際、
「温かさ」と「強さ」から評価しており、
厄介なことにこの「温かさ」と「強さ」はトレードオフの関係にある。
では具体的にどうすればよいかというのがこの本の主題です。
「気持ち」がいかに大切かということがわかります。
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【引用ここから】
2015年に刊行した「人の心を一瞬でつかむ方法」の新装版。
さまざまなクライアント(政府機関、NPO、ノーベル受賞者、NSA)をコーチする中でわかった、
人を惹きつけて離さない人々の共通点「強さ」と「温かさ」の心理術。
「本書はなぜ我々が人々の心をうまくつかめないのかを教えてくれるだけでなく、
イメージアップのための具体的なアドバイスも与えてくれる。
この本は影響力を最大限に高めたいリーダーにとって必読の書である」
アート・マークマン、テキサス大学教授
「これは単なる通俗心理学の本ではない。
本書は人物評価に関する最新の画期的な知見を伝えてくれる最初の本である。
さらに、この本はそうした知見を、シンプルで実用的なアドバイスの形で提供している。
それらのアドバイスに従えば、誰もがオフィスや家庭において、
より円滑な人間関係を築くことができるようになるだろう。
彼らがこの本を書いてくれて本当によかったと思う。
おかげで、私自身がそれを書く必要はなくなったからだ」
エイミー・カディ、ハーバード・ビジネス・スクール准教授
「人間の心理の面白さをこれほど感じさせる本が他にあるだろうか。
本書は信頼性と娯楽性の両方を兼ね備えている。
コフートとネフィンジャーは、スピーチから恋愛に至るまで、
あらゆる場面において我々を成功へ導いてくれるだろう。
まさに魅力にあふれた一冊だ。」
ジョセフ・S. ・ナイ・ジュニア、ハーバード大学教授
「ネフィンジャーとコフートは、
あらゆる重要トピックを解き明かす統一理論によって、読者に驚きを与えてくれる。
この本を読んだ人々は、同僚や恋人から政治家や有名人にいたるまで、
全ての人々に対する評価を見直すことになるだろう」
エイミー・アーゲットシンガー、『ワシントン・ポスト』コラムニスト
「ジョン・ネフィンジャーとマシュー・コフートのおかげで、
人々を動かし、心をつかむ方法についての理解がかなり深まったように思う。
本書はあなたの人生を変える可能性を秘めた、魅力の尽きない本である」
リン・オルソン、『Those Angry Days and Citizens of London』の著者
「ネフィンジャーとコフートは、成功者がいかにさまざまな可能性を探り、
危険を切り抜け、成功を手に入れているかを見事に説明している」
リズ・コールマン、ベニントン大学学長
「本書には自己アピールの改善法に関する実践的なアプローチが満載されている」
シェリル・ストラウス・アインホーン、コロンビア・ビジネス・スクール非常勤教授
出版社からのコメント
ハーバード・ビジネススクールの必読書!
ハーバード大学教授 ジョセフ・S・ナイ・ジュニア、
テキサス大学教授 アートマークマン、
ケロッグ経営大学院 エイミー・カディなど、
名だたる心理学のエキスパートが推薦の書!
著者について
ジョン・ネフィンジャー
企業幹部や国会議員、テレビタレントなどをクライアントに持つスピーチコンサルティング会社、
「KNPコミュニケーションズ」の共同創設者。
ハーバード・ビジネス・スクール等の大学で定期的に講義を行うかたわら、
各種のメディアにおいてコメンテーターを務めている。ワシントンD.C.在住
マシュー・コフート
企業幹部や国会議員、テレビタレントなどをクライアントに持つスピーチコンサルティング会社、
「KNPコミュニケーションズ」の共同創設者。
ハーバード・ビジネス・スクール等の大学で定期的に講義を行うかたわら、
各種のメディアにおいてコメンテーターを務めている。ワシントンD.C.在住
熊谷 小百合
南山大学文学部英語学・英文科卒。翻訳家
【引用ここまで】
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おもしろそうな本がいっぱいあります。
オススメの本がありましたら、
ぜひみなさん教えてください。
明日以降に続けます。