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平了著『青空応援団 僕らはいつだって応援している』



私の仙台一高応援団の後輩でもある、
平了さんが扶桑社から書籍を出版されるとのことで、
メールをいただきました。

平さんは私の3歳下の仙台一高応援団長で、
私が高校4年生のときに応援団に入って以来の付き合いですので、
およそ26年の月日がたっていることにになります。

おたがい40代になっていますが、
10代のときから折に触れて遊んでいたので、
感慨深いものがあります。


平さんは東日本大震災のとき「スコップ団」を結成し、
津波被害を受けた家屋の土砂や瓦礫をかき出す有志を全国、全世界から集め、
物資を避難所にたくさん届ける活動をしていました。

私も一緒になって県内各地を回ったことを思い出します。


震災から一年後、スコップ団は活動を停止、

「もう支援ではない。これからは応援だ」ということで、
平成25年6月に、社会人応援団「青空応援団」を結成しました。

青空応援団は、全国の様々なところへ応援に駆けつけ、
平さんが小学校で講演をして応援をしたり、
老人ホームや幼稚園、マラソン大会などで応援をし続けてきました。


本気の応援をすることで、
頑張る人を応援し、
見る人の気持ちを前向きにする。


青空応援団は約90人の社会人応援団とのことですが、
とても素晴らしい活動だなと思うと同時に、

私の人生の原点の一つでもある応援団の活動を、
平さんはさらに発展させ、
社会を、世の中を応援によって前向きにさせているなあと
敬意をもって見ているところです。


そして、よく考えてみると、
私も各地に選挙応援に行っているので、
私もいまでも応援団だなと思うわけですが、

私の場合は本気の応援をすることで、言霊が地域の人へ届き、
結果が出れば、当選された方によい政治を行っていただくことで、
地域をよりよくしていくという直接的な応援でもあります。



私たち応援団員出身者に限らず、
また政治家に限らず、

誰もが誰かを応援しているというのが人生だ、

と私は思っています。

親は子供の応援団だと思いますし、
私は体育会の応援団とは程遠いですという人でも、
好きなアーティストの応援団であったりしますし、
楽天イーグルスの試合をよく見に行くという応援団であったり、
身近な人を応援するということもけっこうあるものです。


さらにいえば私は、

「応援する者は、応援される者によって幸せになれる」

とも思っています。

誰かの応援を本気になってすることができる人ほど、
人生の充実度、幸福度は高いだろうと感じるのですね。


応援することは楽しいことです。


ぜひ、平了さんの「応援について」の書籍を
ご覧いただければと思います。




安倍晋三総理大臣が、持病が悪化したことなどを理由に辞任を表明

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本日令和2年8月28日、
安倍総理大臣は、持病が悪化したことなどから、
国政に支障が出ることを避けたいとして、
総理大臣の職を辞任すると正式に表明しました。


安倍内閣は約8年の憲政史上最長政権、
特に経済と外交政策においては、
平成時代の内閣では特筆すべきものがあったと思います。

国政選挙においても結果を残し、
国民の強い支持を得て政策を推進してきたといえるでしょう。


ふりかえると安倍総理は小泉内閣で内閣官房副長官、
自民党幹事長、内閣官房長官を歴任し、
平成18年総理大臣に就任したのが第一次安倍内閣でした。

このときは戦後最年少の52歳で総理大臣に就任しましたが、
このときも病気が悪化し在任期間366日で辞任されました。


実はあまり注目されていませんが、
安倍総理の大臣経験は「官房長官のみ」です。

小泉総理の引きと平成24年の総裁選がカギだと思いますが、
総理になるための道を歩んできた政治家であるとも言えますし、

国際情勢や日本の現況を考えると、
この8年弱は安倍総理でなければ
乗り切れなかったのではないかとも思えます。

総理になるべくしてなり、
政権奪還後の第二次内閣以降は、
第一次内閣の経験が十二分に生きていたのではないでしょうか。


しかし難病というものは、
いくら新薬が開発されても人間にとっては厳しいものです。

さらにいえば総理という重責は、
誰にも想像できないほどのプレッシャーがあると推測します。


私でも強い緊張感やプレッシャーを感じることがありますので、
総理の精神力はいかばかりかと思うところです。

人間、批判や怒りをぶつけることよりも、
批判され怒りをぶつけられる方が精神をやられるものですし、

一度も会ったことのない人が何年も見てすべて知っているかのように、
あることないことを言われてしまうのが政治家というものです。

さらに責任ある立場になればなるほど、
その度合いは大きくなり、ストレスが体をむしばむことはよくあることです。


特に今年に入ってからの新型コロナ以後は、
毎日のようにメディアで安倍総理批判が続き、
ただのストレスでは済まない状況であったことと推察します。

政治家というのはメディアに批判され、
世論の非難を浴びることは、
日常のことではあるわけですが、

しかしどこかで政治家に対する「やさしさ」というものも
もっていなければ、結局、国民の幸せにつながらない
のではないかなと思うところです。


ましてや、総理辞任の報を知った直後に、

「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」

などとツイッターで批判をする政治家が力を持ってしまったら、
日本から「やさしさ」が失われてしまうことでしょう。

百歩譲って「炎上商法」だとしても、
難病を患っている人に対し、
病気をネタに批判をするという感覚は、
「ちょっと何をいっているかわからない」感じですね。



さて、来週からは自民党総裁選への動きが出てくると思われます。
またいろいろとあわただしくなりそうです。

わが国の新しいリーダーを選ぶ大事な活動もしながら、
政治空白がないように、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、
政策推進に力を入れていきたいと思います。



安倍総理のご病気が一日も早く快癒されますよう、

そしてまた元気になって、
総理経験者としてわが国の政治に力をいただければなと思う次第です。

大変おつかれさまでした。


【渡辺勝幸ご報告】東北大学大学院における令和2年度講義が終了しました─「情報技術経営論」講義の内容と受講者の感想を公開します!その5(終)【起業家教育】

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今年も令和2年4月から8月にかけて、
毎週月曜日に、

私、渡辺勝幸は、東北大学大学院情報科学研究科
https://www.is.tohoku.ac.jp/)において、
非常勤講師として、情報技術経営論の講義をしました。

今年でこの講座を持つのは早いもので7年目となりました。

この講義を受け社会に巣立って行った方々もたくさんいますし、
Facebookなどで引き続きつながってくださっている卒業生の方もおり、
その活躍が楽しみです。

なかには起業した方もいらっしゃいます。


今年の履修者は45名。
今年も履修者のほぼ全員が講義を受けてくれましたが、

新型コロナウイルスの影響により急遽オンライン授業となり、
最後まで学生さんたちとは直接お会いすることはありませんでした。

しかし、グループワークも、
SlackとZoom、Google classroomを利用することにより、
例年に近い形で進めることができました。


私がこの4か月間講義した内容と、
大学院生の受講しての感想を以下の項目で書いていただきましたので、

「起業家教育」をテーマに格闘している私の活動を、
みなさんにシェアしたいと思います。



1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください。



この講義は、履修者全員に
メールアドレスを登録してもらい、
メーリングリストを作成しました(GoogleGroups)。

このメーリングリストを使って、
講義の週の金曜日までに、

1、講義において気づいたこと【気づき】
2、その気づいたことから自分は何を実践するか【置換え】

を毎週提出していただきました。




東北大学令和2年度シラバス
【情報技術経営論 Management of Information Technology】
 前期(月) 10:30-12:00
単位数/Credit(s) 2
対象学科・専攻/Departments 
情報基礎科学専攻、システム情報科学専攻、人間社会情報科学専攻、応用情報科学専攻

授業題目/Class Subject 起業家学の理解
授業の目的・概要及び達成方法等
会社の作り方、ゼロから事業はいかにしてつくられるか、起業成功のエッセンスを学ぶことにより、ビジネスで成功する極意を習得し、受講者が修士終了後社会に出たときに即戦力として活躍できることを目的とする。
授業の目的・概要及び達成方法等(E)
The purpose of this class is to learn corporate methods.
学修の到達目標/Goal of Study
情報科学を基礎として起業することに理解を深める。
授業内容・方法と進度予定/Contents and progress schedule of the class
下記の内容を講義する。

・起業に必要なものは何か―逆境こそチャンス
・起業戦略と新規事業立案戦略―6W2H
・起業支援政策の形成過程―安倍政権の成長戦略とは
・ビジネスは問題から生まれる―問題把握、現状分析と客観視
・会社の作り方
・実際に事業を「つくる」
・どの会社にも必ず起業家がいる―起業家の歴史
・起業がうまくいくチームは「桃太郎」
・集客、営業の基本―ドラッカーの「顧客の声を聞く」
・値決めは経営―価格はどのようにして決められるのか
・公益経済と共通価値の実現(ポーターの経営論)
・プレゼンを学ぶ
・起業家ヒアリング(起業支援、家事代行ビジネス、海外進出支援ビジネス、社会起業、パーソナルトレーニング、食とワインと地域貢献、介護事業の未来など)

講義資料を配付します。参考書がある場合、適宜指示します。

使用言語 講義はすべて日本語行う。他の言語の資料配付もない。
成績評価方法/Evaluation Method レポートで評価する。

授業時間外学修
資料配付をするので、復習を各自行うこと。
授業時間外学修(E)
Handouts will be distributed to the students, so review them by yourself.
オフィスアワー 授業開始日(動画)に説明します。
オフィスアワー(E)
We will make an announcement on the day the class starts.
実務・実践的授業/Practical business
※○は、実務・実践的授業であることを示す。/Note:"○"Indicates the practical business
その他/In addition
オンラインでの質問を積極的にお待ちします。


講義カリキュラムは以下の通りで行いました。

第1講 4月20日 オリエンテーション・起業には何が必要か
第2講 4月27日 起業戦略と新規事業立案戦略ー6W2H
第3講 5月11日 起業家ゲストスピーカーその1「家事代行サービスの可能性と私の履歴書」 株式会社 IDENTITY 野地数正 代表取締役
第4講 5月18日 起業支援政策の形成過程ー安倍政権の成長戦略とは
第5講 5月25日 起業家ゲストスピーカーその2「人生を変えるエクササイズ!コンプレックスから生まれた起業ストーリー」 パーソナルトレーニング スタジオ・ラヴィ 山本志乃 代表
第6講 6月1日 ビジネスは問題から生まれるー問題把握、現状分析と客観視
第7講 6月8日 起業家ゲストスピーカーその3「日本と世界を繋ぐビジネスクリエーター。中小企業の国際化支援事業」 KM International Trading and Consulting 中正宏代表
第8講 6月15日 どの会社にも必ず起業家がいるー起業家の歴史
第9講 6月22日 起業家ゲストスピーカーその4「本業を通した社会課題解決とコロナ対応事例」 株式会社ラポールヘア早瀬渉代表取締役
第10講 6月29日 値決めは経営・ビジネスの基礎、人事管理ー起業がうまくいくチームは『桃太郎』
第11講 7月6日 起業家ゲストスピーカーその5「越境する福祉」 社会福祉法人ライフの学校田中伸弥理事長
第12講 7月13日 公益経済と共通価値の実現(ポーターの経営論)
第13講 7月20日 起業家ゲストスピーカーその6「人・地域・文化・産業をつなぎ、はぐくむワイナリーづくり」 株式会社秋保醸造所毛利親房代表取締役
第14講 7月27日 プレゼンを学ぶ・ファイナンスについて
第15講 8月3日 【最終講】事業計画発表



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【AGさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

ゲストスピーカーの生の声を聞くことができて、すごく良い経験になりました
。特に社会問題に対する問題意識を持っていられる方が多くて驚きました。


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第9講】
第9講の早瀬社長
「美容室の利益を上げながら店舗を増やしていくこと」と
「東日本大震災で仕事がなくなってしまった方への雇用の提供」
の両方を実現しているところに感銘を受けた。

特に早瀬社長は男性なのに、まるで女性の気持ちがわかるようなところがすごいと思った。
多くの男性は日本において、女性管理職が先進国に比べて少ないのは、
女性の努力が足りないというだろう。
だが、早瀬社長は「社会がいけない。もっと女性が働ける場所を提供すべきだ。」
というお考えでした。素晴らしいと思いました。


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください。

自分の利益のみを優先することは自己満足にすぎない。
私は研究者として生きていきたいと思っているが、
社会に目を向けながら、みんなのためになるような研究をしていきたい。



【AHさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

本クラスを通じて,企業経営の基礎知識,
ひいては起業家たちの考え方や生き方に触れることができ,非常に有意義であった.

また,実際の事業計画を作ってみる課題では,
私自身はちょっとしたアイデア出し程度の貢献しかできなかったものの,
社会をより良くしようとする起業家たちの
意気込みやワクワク感を実感として感じ取ることができた.


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第6講】
第6講が最も印象に残っている.
常人なら再起不能になってしまうような困難を乗り越え,
一から立ち上げた事業を大きく育てた起業家たちの
壮絶な生き様に心を打たれたことがその理由である.


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

本クラスで学んだ起業家たちのマインドセットは,
私が将来どのような道を歩むことになっても,
今後の人生にとってプラスになるものであると思う.

私は正直,これまでの人生をどちらかといえば
受動的・消極的な態度で生きてきた自覚があるが,
野心に溢れた起業家たちの生き方を参考に,
自ら人生を切り開いていく意識を培っていきたいと思う.



【AIさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

「情報技術経営論」は大学院で受けた講義も含めて
社会で活躍するために必要な知識の一部が含まれていたのだと思って,
最も興味の惹かれた講義でした.
起業のためのエッセンスを学ぶという名目の講義ですが,
起業に限らず研究や日常生活で役に立つ知識も勉強しました.
また,チームワークの重要性が再认识されています。


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第2講】
第二講です。
起業の前にこの6w2hは最も重要なスタートとして、未来の事業を決めます。


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

私はずっと起業したいが、何をするのか全然わからない、
この授業を通じて、自分に属する事業計画書を作りたいと思います。



【AJさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

私が本講義を受講した理由として,起業家の行動心理や思考を学ぶことで
実際に起業を成功させるために必要なこと,
組織に属している場合でもビジネスで事業を一から始める時に
生かせる思考や行動を学びたいとの思いがあった.

そして講義を受け,渡辺先生から起業家学のレクチャーを受けたことに加え,
実際に起業された方々からの貴重なお話を聴講したことにより,
起業家のプラス思考や行動力,一般の人よりも独創的な着眼点など,
数えきれないほど沢山のことを学ぶことができた.

そして起業するためには,熱い情熱と巧みな戦略立案が必要であると感じたが,
それらはたとえ起業せずとも,社会で積極的に活躍できる人材になるためには
不可欠な要素なのではないかと考えた.


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第5講】
第5講は山本氏による講義であったが,
そこで私は好きなことを仕事にすることの利点と,
好きなことを仕事にするためのポイントについて学べた.

山本氏は起業してからやりたいことがたくさんあり寝る時間がもったいないほどだと述べており,
好きなことを仕事にできるか,ということは充実した日々を送れるか否かの
重要なポイントになるのではないかと感じた.

加えて講義内で「自分がこれまでの人生で,時間とお金を多く使ってきたことは何か?」
を考えることは自分が好きなことを見つけられるきっかけになると述べており,
本講義が改めて私が時間やお金を割いたものについて振り返ってみよう
と思う良いきっかけとなったため,本講義が最も印象に残っている.


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

ほとんどの起業家は自分のやりたいことに対し,熱い情熱を抱き,
それを実現するべく,巧みな戦略を考案し,人脈を広げることにも注力している.

私はこのような起業家たちの姿を目の当たりにし,
これからの人生では仕事でもプライベートでも情熱を注げるものを探し取り組みたいと考えている.
仕事では全部が自分にとって面白いものではないと予想するが,
私がやりたいと思えることがゴールにあれば
何事も乗り越えられるのではないかと感じた.
ゴールでなくとも随所に私のやりたいと思う要素を探し,
情熱を持って仕事に向き合いたいと考えている.
また,プライベートでも熱中できる趣味などを見つけ,
日常に楽しみを感じながら過ごせればと思っている.



【AKさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

「起業」というものに対する認識を改めることができた.
私は「起業は,何か明確なビジョンや経営スキル,
特殊な人脈といった特別な力を持っている人だけが持つ選択肢である」と勝手に認識していた.

しかし,本講義を通して「起業」という選択肢は誰もが持っており,
踏み出す勇気と情熱があれば「起業」という選択肢を取ることができると分かった.

ただ,事業が成功するかどうかは本人次第であり,
継続的な努力と困難に直面した時の対応力が必要であることも理解できた.

また本講義では,各回の講義において課題が出されていた.

講義から得た「気付き」を自分なりに消化して言語化し置き換えるという作業をする中で,
自分の感じたことや考えを言語化する練習をすることができた.

こうした点においても本講義は有意義なものであったと感じている.


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第3講】
第3講は,前述したように私が抱いていた「起業」に対する認識を
改めるきっかけになった.

ゲストスピーカーである野地さんの起業に至るまでの経緯も交えながら
「起業家精神(アントレプレナーシップ)」についての話を聞くことができた.
現役起業家の方から紡ぎ出された言葉には説得力があり,
心の持ちよう次第で人生の選択肢はどこまでも広がるのだということを
真実味を持って感じることができた.


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

本講義では,異なるバックグラウンドを持つ起業家の方々からお話を聞くことができた.
私は全員が生き生きしているように感じた.
それは事業がある程度成功しているからというだけではなく,
自分のやりたいことを明確にし,それに向かって努力する.
たとえどんな困難にぶつかったとしても,
目標のためなら何でもできるという精神状態で日々を過ごしているからではないかと思う.
私も日々目標を持って生きること繰り返す,そんな人生にしたい.



【ALさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

受講以前の自分は起業という言葉に漠然とした印象しか持っていなかった.
本講義を通し,起業する意図および具体的な見通しの立て方,
情報収集の方法,周囲をどのようにして巻き込んでいくか,などの話題について,
ある程度学ぶことが出来たと思う.


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第6講】
理由:起業する動機として,問題提起が1つにあり,
さらにその問題を解決することが社会にとって重要であり,
なおかつ自分の能力で解決することが出来ることを踏まえる必要がある
という内容が印象に残っていたため.


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

自分は起業して何かを目指すつもりは今の所は無いが,
どの会社でも起業に近い業務を要求され得ることを本講義で知ったため,
将来的には自分が新しい組織のメンバーとして働くこともあるかもしれない.
その際には先述のようにグループの存在意義として,
どのような問題の解決を目指すべきかを明確にし,それらの社会的意義を認識し,
そのグループが過不足無く問題解決のために機能するか,
という観点で働きかけようと考えている.



【AMさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

事業を立ち上げる際経営者として考えておくべきことの基礎が学べてよかった.
自分はおそらく事業の立ち上げはしないが,
友人でそのようなことを考えている人がいればそのチェックぐらいはできるようになったと思う.


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

第何講は忘れたが, 経営者が最終価格を決定すべきという稲盛会長の言葉は興味深かった.
個人的にはサービスの価格は需要, 供給量にもよるがそれを決定する専門の人材が
価格決定を行うべきと考えていたからである.
ただ, 事業の将来設計などを鑑みれば社長が決定するのがいいというのも納得できた.


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

事業においては熱意が大事とのことをうかがったので,
人生を生きる上でもやりたいことを明確にして、それに邁進していこうと思った.



【ANさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

東北地方で事業を起こし、成功されている起業家の講演を
聴くことができたことで起業のイメージがつかめた。
この授業を受講するまでは、IT企業や大企業以外ほとんど企業を知らなかったため
起業とはどのような事業をしどのようにスケーリングしているか全くわからなかった。
起業のチャンスは身の回りにあることや好きなことで人を幸せにできる喜びなど
起業の良い面を知ることができた。
また、すべてのゲストスピーカーの方々は
自分がお金をもらうために事業をしていないことも印象に残った。


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第8講】
6月15日のの会社にも必ず起業家がいるー起業家の歴史が最も印象に残った。
大企業の創業者は世のため、人のために自分を犠牲にできる人だと知り感動した。
早川徳次のエピソードは心に残った。
周りの人を大切にすることで、自ずとチャンスが回ってくることを痛感した。


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

創業はできなくとも人のためになる、プロダクトを開発できることを軸に
就職活動を行いたいと思った。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今年は急遽オンライン授業でしたが、
グループワークもSlackとZoom、Google classroomを利用することにより、
例年に近い形で進めることができました。

今年も熱心に多くの学生さんが取り組んでくれました。


大学院生の感想は、このメルマガで5回に渡り続けましたが、
内容の濃いこのフィードバックをもとに、

来年度以降の講義内容の改善、
また起業家支援や中小企業支援のコンテンツの材料のきっかけとして、
研究をさらに進めていきたいと思います。

ご協力をいただいた起業家ゲストスピーカー、

株式会社 IDENTITY 野地数正 代表取締役
パーソナルトレーニング スタジオ・ラヴィ 山本志乃 代表
KM International Trading and Consulting 中正宏代表
株式会社ラポールヘア早瀬渉代表取締役
社会福祉法人ライフの学校田中伸弥理事長
株式会社秋保醸造所毛利親房代表取締役

の6人の皆様にあらためて感謝申し上げ、
7年目となりました東北大学での講義を終了としたいと思います。

ありがとうございました!





⇒ 【渡辺勝幸ご報告】東北大学大学院における令和2年度講義が終了しました─「情報技術経営論」講義の内容と受講者の感想を公開します!その4【起業家教育】(R2.8.19)


⇒ 【渡辺勝幸ご報告】東北大学大学院における令和2年度講義が終了しました─「情報技術経営論」講義の内容と受講者の感想を公開します!その3【起業家教育】(R2.8.16)


⇒ 【渡辺勝幸ご報告】東北大学大学院における令和2年度講義が終了しました─「情報技術経営論」講義の内容と受講者の感想を公開します!その2【起業家教育】(R2.8.15)


⇒ 【渡辺勝幸ご報告】東北大学大学院における令和2年度講義が終了しました─「情報技術経営論」講義の内容と受講者の感想を公開します!その1【起業家教育】(R2.8.13)







【渡辺勝幸ご報告】東北大学大学院における令和2年度講義が終了しました─「情報技術経営論」講義の内容と受講者の感想を公開します!その4【起業家教育】

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今年も令和2年4月から8月にかけて、
毎週月曜日に、

私、渡辺勝幸は、東北大学大学院情報科学研究科
https://www.is.tohoku.ac.jp/)において、
非常勤講師として、情報技術経営論の講義をしました。

今年でこの講座を持つのは早いもので7年目となりました。

この講義を受け社会に巣立って行った方々もたくさんいますし、
Facebookなどで引き続きつながってくださっている卒業生の方もおり、
その活躍が楽しみです。

なかには起業した方もいらっしゃいます。


今年の履修者は45名。
今年も履修者のほぼ全員が講義を受けてくれましたが、

新型コロナウイルスの影響により急遽オンライン授業となり、
最後まで学生さんたちとは直接お会いすることはありませんでした。

しかし、グループワークも、
SlackとZoom、Google classroomを利用することにより、
例年に近い形で進めることができました。


私がこの4か月間講義した内容と、
大学院生の受講しての感想を以下の項目で書いていただきましたので、

「起業家教育」をテーマに格闘している私の活動を、
みなさんにシェアしたいと思います。



1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください。



この講義は、履修者全員に
メールアドレスを登録してもらい、
メーリングリストを作成しました(GoogleGroups)。

このメーリングリストを使って、
講義の週の金曜日までに、

1、講義において気づいたこと【気づき】
2、その気づいたことから自分は何を実践するか【置換え】

を毎週提出していただきました。




東北大学令和2年度シラバス
【情報技術経営論 Management of Information Technology】
 前期(月) 10:30-12:00
単位数/Credit(s) 2
対象学科・専攻/Departments 
情報基礎科学専攻、システム情報科学専攻、人間社会情報科学専攻、応用情報科学専攻

授業題目/Class Subject 起業家学の理解
授業の目的・概要及び達成方法等
会社の作り方、ゼロから事業はいかにしてつくられるか、起業成功のエッセンスを学ぶことにより、ビジネスで成功する極意を習得し、受講者が修士終了後社会に出たときに即戦力として活躍できることを目的とする。
授業の目的・概要及び達成方法等(E)
The purpose of this class is to learn corporate methods.
学修の到達目標/Goal of Study
情報科学を基礎として起業することに理解を深める。
授業内容・方法と進度予定/Contents and progress schedule of the class
下記の内容を講義する。

・起業に必要なものは何か―逆境こそチャンス
・起業戦略と新規事業立案戦略―6W2H
・起業支援政策の形成過程―安倍政権の成長戦略とは
・ビジネスは問題から生まれる―問題把握、現状分析と客観視
・会社の作り方
・実際に事業を「つくる」
・どの会社にも必ず起業家がいる―起業家の歴史
・起業がうまくいくチームは「桃太郎」
・集客、営業の基本―ドラッカーの「顧客の声を聞く」
・値決めは経営―価格はどのようにして決められるのか
・公益経済と共通価値の実現(ポーターの経営論)
・プレゼンを学ぶ
・起業家ヒアリング(起業支援、家事代行ビジネス、海外進出支援ビジネス、社会起業、パーソナルトレーニング、食とワインと地域貢献、介護事業の未来など)

講義資料を配付します。参考書がある場合、適宜指示します。

使用言語 講義はすべて日本語行う。他の言語の資料配付もない。
成績評価方法/Evaluation Method レポートで評価する。

授業時間外学修
資料配付をするので、復習を各自行うこと。
授業時間外学修(E)
Handouts will be distributed to the students, so review them by yourself.
オフィスアワー 授業開始日(動画)に説明します。
オフィスアワー(E)
We will make an announcement on the day the class starts.
実務・実践的授業/Practical business
※○は、実務・実践的授業であることを示す。/Note:"○"Indicates the practical business
その他/In addition
オンラインでの質問を積極的にお待ちします。


講義カリキュラムは以下の通りで行いました。

第1講 4月20日 オリエンテーション・起業には何が必要か
第2講 4月27日 起業戦略と新規事業立案戦略ー6W2H
第3講 5月11日 起業家ゲストスピーカーその1「家事代行サービスの可能性と私の履歴書」 株式会社 IDENTITY 野地数正 代表取締役
第4講 5月18日 起業支援政策の形成過程ー安倍政権の成長戦略とは
第5講 5月25日 起業家ゲストスピーカーその2「人生を変えるエクササイズ!コンプレックスから生まれた起業ストーリー」 パーソナルトレーニング スタジオ・ラヴィ 山本志乃 代表
第6講 6月1日 ビジネスは問題から生まれるー問題把握、現状分析と客観視
第7講 6月8日 起業家ゲストスピーカーその3「日本と世界を繋ぐビジネスクリエーター。中小企業の国際化支援事業」 KM International Trading and Consulting 中正宏代表
第8講 6月15日 どの会社にも必ず起業家がいるー起業家の歴史
第9講 6月22日 起業家ゲストスピーカーその4「本業を通した社会課題解決とコロナ対応事例」 株式会社ラポールヘア早瀬渉代表取締役
第10講 6月29日 値決めは経営・ビジネスの基礎、人事管理ー起業がうまくいくチームは『桃太郎』
第11講 7月6日 起業家ゲストスピーカーその5「越境する福祉」 社会福祉法人ライフの学校田中伸弥理事長
第12講 7月13日 公益経済と共通価値の実現(ポーターの経営論)
第13講 7月20日 起業家ゲストスピーカーその6「人・地域・文化・産業をつなぎ、はぐくむワイナリーづくり」 株式会社秋保醸造所毛利親房代表取締役
第14講 7月27日 プレゼンを学ぶ・ファイナンスについて
第15講 8月3日 【最終講】事業計画発表



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【Yさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

正直,この授業を受ける前には,自分の中で将来企業をしたい,
事業を起こしたいという考えはなかった.
社会に対して貢献したい,よりよい社会のために自分のできることをしたい
という思いはもちろんあったが,自分から事業を起こし,
起業したいという思いまでは繋がらなかった.

また,起業家というと,どうしても「事業性を追求し大金持ちになりたい」
という野心家のような人が多い印象があり,
起業に対して好意的なイメージを持つことができなかった.

しかし,この授業を受けて起業のノウハウや起業のために必要なこと,
起業し,まだ世の中にない事業を行うことによって社会貢献をすることができること,
また実際に起業されている方の熱い思いをお聞きし,
私の企業へのイメージが変わった.
起業がゴールではなく,その先にある自分の理想に向けて
頑張っている方々の思いをたくさん聞くことができ,非常にためになった.


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第11講】
「越境する福祉-社会福祉法人ライフの学校田中伸弥理事長」が印象に強く残っている.
それは,田中様の福祉にかける強い思いが感じられたこと,
そして実際にその思いを起業を通して形にし,
社会貢献に成功していると感じたからである.
まず田中様が授業内で紹介してくださった,
ご自身のスピーチの動画,福祉や人の死についてのお気持ちに非常に心打たれた.

そして実際にご自身でその思いを形にし,福祉事業を行っていること,
そして利用者の方々,ご家族の方々,地域の方々など,
たくさんの方々に笑顔になっていただいていることが印象的だった.
実際にライフの学校様のFaceBookを拝見させていただいた際に,
利用者の方々の笑顔の写真がたくさん掲載されており,本当に素敵だなと感じた.
これも田中様の強い思いと,起業し実際にそれを形にする行動力の賜物だと感じ,
印象に強く残っている.


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください。

よりよい社会の実現に向け,自分の思いを大切にし,
形や固定観念に捉われずに様々なことに挑戦していきたい.
この講義を受け,たくさんの方が自分の強い思いを持ち,
様々なことにチャレンジしていること,そしてそのチャレンジが身を結び,
実際に思いを実現していること,社会に貢献していることを感じた.

今後私も就職し,様々なことに挑戦する機会があると思うが,
その際には,何をどうしたいか,何ができるかという自分の思いを大切に,
また忘れないようにし,固定観念やこうしなければならないという思いに捉われずに挑戦していきたい.


【Zさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

この授業で起業に関する戦略やビジネスの基礎を学び,
実際に起業された方の話を聞くことで自分の中での起業に対する見方が変わり,
起業へのハードルが下がった.
また,起業しなかったとしてもこの授業で学んだ
ビジネスの基礎や起業家の考え方は今後の研究や
その後の進路で活きることが多くあると感じた.


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第10講】
この講義では値決めの重要性として
同じ状況下で値決めに対して異なる決断を行った
2つの企業の対照的な結果が紹介されていた.
この事例から値決めの重要性とともに先を見据えた決断の重要性を感じ,
このことが私の印象に強く残ったため.


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

この講義の課題の中で自分への置換えを考えることで,
様々な出来事に対して「自分だったらどう行動するか・どう考えるか」
ということを考える頻度が上がってきた.

また,この講義では様々なものの見方・考え方を知ることができた.
この講義で身につけた見方・考え方を用いて物事を分析することで
物事の深い理解や自分の成長につなげたい.



【AAさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

この渡辺先生の講義やゲストスピーカーの方々の起業の話を聴いて,
起業に対するイメージが大きく変わった.
講義を受ける前は,起業は自分には到底できないようなことだという印象があった.

しかし,講義を通してビジネスそのものについてや起業家精神について学び,
(実際に起業するかはまだ分からないが,)
自分でも起業するのは不可能ではないと考えるようになった.
また,この講義では起業するための考えだけでなく,
日常生活においても重要な考えを学ぶことができたため非常に有意義な講義であった.


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第14講】
全体の講義の中で,最も身近にあるプレゼンに関する内容であったため,
一番印象に残っている.
自分は正直プレゼンをするのがうまい方ではないので,
この講義で得た知識を活用し,
聞く側を惹きつけるようなプレゼンを制作できるよう練習していきたい.


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

この講義を受けたことによる学びとして,毎回の課題で行っている,
「学び・気づきの言語化」と「それの実践への置換え」を行うということである.
このような課題は今までやったことがなく,
せっかく得た学びを無為にしてしまうことが非常に多かった.

しかし、この講義でこの課題を行うことで学びを振り返る機会が得られたため,
その学びについて整理し,有意義に利用することができた.
この「学びの言語化」と「置換え」は
今後の生活においても行っていきたいと考えている.



【ABさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

起業というものを今までよりも身近に感じることができてよかった


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第15講】
他は講師の話を聞くだけであったのに対し、自分もディスカッションに参加した事業計画発
表は印象に残った


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

就職したら、その企業の理念等を考えながら仕事をしたい



【ACさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

毎回講義が終わった後に「気づき」と「置き換え」について考えるので、
他の講義と比べて何かを学び取ろうという気持ちを強く持って授業に臨むことが出来た。
また、ゲストスピーカーの先生方のお話では、
コロナの影響も含めて実際の企業がどのように活動しているのかを知ることが出来て大変勉強になった。


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第12講】
「信用」がキーワードとなる講義であり、
例えば出光は第一次世界大戦の時に儲けようとはせず、
顧客からの信用を優先したことで終戦後に売り上げを伸ばすことに成功した。

私のアルバイト先の塾でも「信用」が大切になる場面はよくあり、
私の今後の人生においても信用を大切にしていこうと
感じることのできた講義であったので最も印象に残っている。


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

ゲストスピーカーの先生方のお話を聞いたり、グループで事業計画を練ったりする中で
企業を経営する上では他の企業とは異なる「独自性」をもつことが大切であると分かった。

企業における独自性のように、私達個人は「個性」を持つことで
他人との違いが生まれ、人生を豊かにしていくことが出来ると考える。
この講義で得られた「置き換え」も実践しながら
私は他の人と比べて何が違うのか、どんなことが得意なのか
といったことを考えながら残りの大学院生活やその先の人生を過ごしていきたい。



【ADさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

実際に事業を行っている社長から、
その事業と企業までの経緯を聞けるのは貴重な体験だと感じている。
このような機会を提供してくれたこの授業に感謝している。
ただ、それ以外の起業に関わる話は、
どこかで聞いたことのある内容だと思って聞いていた。
これらの知識を体系的に学ぶには「MBA経営戦略」を読み込んだ方が有益だと考えていた。
ただ、受講する生徒が持っている、
経営に関する知識量は大きく差があることが前提に、
授業がつくられているはずなので、これは仕方ないことなのかもしれない。


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第9講】
ラポールヘアの経営戦略が非常に優秀だと考えていた。
また、その優れたアイデアをどのように見せれば、
見る人にとって魅力的に映るのか、考えられたスライドであるように感じた。
国や起業から多くの投資を受けているのを納得するプレゼンだった。

また、事業運営もその計画の優秀性があるにしろ
年々成長し、店舗拡大し、実績を積み上げていており、上手なのだろうと考えていた。
このような、時間のかかった優れた計画を建て本当に実行できる凄さがとても印象に残っている。


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

起業は簡単なことではないと、改めて講義を受けていて感じた。
事業を成功させるには、練られた事業計画とそれを実行するための行動力と十分な資金が必要になる。

このように、成功をしたいのなら、それを構成する要素すべて必要だが、
中途半端ではだめなのだと理解した。
日常で発生する問題も解決に必要な要素をすべてきちんとこなせるようになりたいと考えている。



【AEさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

全体を通して起業に対する理解が深まったと感じる。
それまで起業に対して自分で調べることや学ぶことがなかったので、
非常に難しいイメージがあったがしっかりとそのプロセスや知識を習得することができれば
多くの人にチャンスがあるように感じた。

また起業家の精神や考え方に触れるうちに一人の人間としてどう生きたいか、
社会の役に立てることはないだろうかと考えるようになった。
これまでの人生を振り返る良い機会にもなったと思う。


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第1講】
情報技術経営論の最初の講義であり、
経営に関する知識を身に着けるために受講した。

しかしその内容はそれまでの自分にとって衝撃的であり
自分の生き方や人生観について考えるきっかけになった。
それから以降の講義も積極的に受講するようになったと思う。
そのためこの講義の原点となる第1講を選択した。


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

本やネットを通じてまずは社会や経済の仕組みを理解することに取り組みます。
その上で自分がどうありたいのか、どのようにして公益を生み出すのかを考えていきます。
そしてそのビジョンを実現するための努力を続けていきたいと思います。
またこれから夏季休業ですが様々な業種のインターンシップに参加し、
社会に対する知見を深めていきたいと思います。



【AFさんの講義の感想】

1、この情報技術経営論を受講しての全体の感想

社会に出て必要とされる人間像や、
事業がどのようになされていくのか知ることができた。

また、様々な分野の方から話を聞くことができ、
見識が広まると同時に、どの企業の方も問題発見と解決を重要視されていることがわかり、
仕事で大事なのはそこなのだと認識することができた。


2、最も印象に残っている講義(第○講と記してください)とその理由

【第6講】
今まで起業といえば、やりたいことをやる、
という視点で行ってきたものしか聞いたことがなかった。
例えば、飲食店をやりたいといって店を開いてもすでに似たような店はたくさんあって、
その中で新たに起業したところで何の意味もないだろうと思っていた。

または、だれも思いつかない画期的なアイディアを生み出して
成功する企業がごくまれに出るくらいで、
画期的なアイディアを生み出せる人はごくわずかで、
多くの人にとって起業はリスキーで借金を負いかねない危険なものだと思っていた。

しかし、本当に成功する企業は問題を発見し解決するというアプローチをしている
という話を講義で聞いて、自分が知っている起業は
ごく狭い範囲でしか知らなかったのではないかと思ったため、印象に残った。


3、この講義を受けて、自分がこれからの人生をいかに生きていくか実践の「置換え」を表明してください

日々の生活の中から問題発見と問題を解決するための
手段を探す癖をつけるようにしたい。

また、就活においては、それぞれの企業がどのような理念で事業を行い、
どのような問題をどのようなアプローチでやってきたのかという点にも注目していきたいと思う。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今年は急遽オンライン授業でしたが、
グループワークもSlackとZoom、Google classroomを利用することにより、
例年に近い形で進めることができました。

今年も熱心に多くの学生さんが取り組んでくれました。


大学院生の感想は、次回以降に続けます。




⇒ 【渡辺勝幸ご報告】東北大学大学院における令和2年度講義が終了しました─「情報技術経営論」講義の内容と受講者の感想を公開します!その3【起業家教育】(R2.8.16)





いちいち細かいことにこだわってしまう人に

3567075_s.jpg


⇒ タル・ベン・シャハー『ハーバードの人生を変える授業』


タル・ベン・シャハーは、
ハーバード大学で哲学と心理学を学び、
組織行動論で博士号を取得した心理学博士(組織行動論)です。

彼がハーバード大学で受け持った授業には、
1学期あたり約1400名の学生(ハーバード大学全学生の約2割に相当)
が殺到したのだとか。


その昔、彼の書籍を読んで、

「完璧主義を手放す」

という考え方を学びました。


最近どうも、世の中を見渡すと、

「いちいち細かいことにこだわるな」

と思うような事件や出来事に出くわすことが
多いのではないでしょうか。


昔より、まわりの細かいことが気になって、
結局自分がつかれてしまう。

昔は私も今よりは完璧主義だったのではないかと思います。


細かいことが見える人、完璧主義の人は、
こうあらねばならない、というひとつの姿があって
そうなれない自分にいらだち、
欲求不満になります。


私でもそうだったので、
まじめな人はもっとそうなのだろうなと思います。


ここでタル・ベン・シャハーは、
完璧主義の対立概念として


「最善主義」


に言及しています。

最善主義とは、

現実の制約の中で最善を尽くそうという考え方で、
現実を受け入れるのが「最善主義」としています。


完璧主義者は、ゴールまで何の障害もないものと
思い込んでいるので、

仕事に失敗すると、イライラしてうまく対処できません。


それに対し最善主義者は、

「失敗は人生の自然な一部分であり、成功につながる欠かせない要素」

と考えます。


なるほどと思いました。
これは「失敗に学ぶ」ということにも
つながるんだろうと思います。

失敗から学ぶ、つまりたくさん失敗すると、
最善主義に近づけるんだろうなといまになってみるとわかりますね


もうひとつ面白いなと思ったのは、


「(最善主義者は)現実世界の限界と制約を知っているので、
 達成できる目標を設定します」



というところ。確かに自分を振り返ると、
完璧主義だったときは、現実が見えていなかったように思います。


ただし、考えてみると、
完璧主義者だけの人間、最善主義者だけの人間というのは
世の中にはいないんではないかと思いました。

誰しも、人によって見せる顔がちがったり、
場所によって変わるのではないかと思います。

しかし、最善主義で生きた方が人生は楽しいのでしょうね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【以下引用】


 完璧主義者

  ・失敗を拒否する

  ・つらい感情を拒否する

  ・成功を拒否する

  ・現実を拒否する


 最善主義者

  ・失敗を受け入れる

  ・つらい感情を受け入れる

  ・成功を受け入れる

  ・現実を受け入れる


 【引用ここまで】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



考え方は変えることができます。

考え方が変われば周りからは変わっていないと見えても、
人生は変わりますし、楽しく生きることができるんだろうなと思います。

現代社会はどうしても完璧が要求される仕組みになっているようにも感じますが、

「失敗は人生の自然な一部分であり、
 成功につながる欠かせない要素」


であるということを共有すると、
もっと楽しい世の中になるのではないかなと思ったところです。



⇒ タル・ベン・シャハー『ハーバードの人生を変える授業』



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