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文仁親王殿下お誕生日に際し(平成30年)文仁親王同妃両殿下の記者会見(全文)

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秋篠宮さまは11月30日、
53歳の誕生日を迎えるにあたって記者会見に臨まれました。

様々な報道があり、
また週刊誌報道なども色々あったりするわけですが、
殿下がどのようなことをお話になられたのかということを
直接感じることが必要なのだと思います。

全文をシェアしたいと思います。



文仁親王殿下お誕生日に際し(平成30年)
文仁親王同妃両殿下の記者会見【宮内庁】
⇒ http://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/23






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【引用ここから】


文仁親王殿下お誕生日に際し(平成30年)
文仁親王同妃両殿下の記者会見

会見年月日:平成30年11月22日
会見場所:秋篠宮邸


問1 
殿下にお伺いします。殿下は来年5月の代替わりに伴い,皇位継承順位第1位の皇嗣となられます。
新たなお立場への抱負をお聞かせ下さい。
公務の在り方や分担について新天皇となられる皇太子さまとどのような話し合いをされ,
殿下がどのようにお考えになられているのか,あわせてお聞かせください。

殿下
最初の抱負ということについてですけれども,私は今まであまり抱負ということは,
語ることは,口に出して言うことはありません。
ただ,何かの節目というよりも,折々にその抱負のようなものを考えることというのはあります。
これは,抱負になるのかどうかは分かりませんけれども,これからも様々な公的な仕事をする機会があります。
時として,例えば毎年のように行われているものなどについては,
どうしても,前年度とか,その前の機会と同じようにすればいいと思いがちです。
これは私自身もそうなんですけれども,やはり,それら一つ一つを,その都度その都度考えながら,
自分の仕事,若しくは務めを,進めていくようにしたいと思っています。
あと,公務そのものについては,これは,例えば,天皇が海外,外国訪問中とかには臨時代行ということをするわけですね。
私は今までそれをしたことがありません。
今の皇太子殿下は,昭和時代に一度その経験があるわけです。
私はしたことがありませんけれども。今後はそういう機会は,必ず出てまいります。
一方,公的な活動について,来年の5月以降,今まで皇太子殿下が行ってきたものというのが,
今度は天皇になられると,それを併せてするということはできなくなります。
一方,これは昨年のこの場でもお話をしましたが,私も自分で行っていることがあります。
総裁とか名誉総裁をしているものもあります。それらをそっくり誰かに今度は譲る,引き渡すということ,
これも,それを受ける先はありません。
そのようなことから,今,宮内庁として考えていることは,一旦全て皇太子殿下のお仕事を宮内庁の方で引き取って,
それを整理をして,それで次に私がどのものをその後行っていくか,というのを検討しているところです。
おそらくそれはそう遠くないうちに,発表されるのではないかと思っています。
また,在り方については,公的な活動については,今お話ししたようなことについての了解を皇太子殿下と取った,ということです。
在り方というものについては,恐らく,今後もっといろいろ話をしていかなければいけないんでしょうけれども,
分担というか,今の皇太子殿下と私のものというのは,ある程度こう今お話ししたように分かれるわけですが,
例えば宮中で行われる行事等については,それは平成の時代にも,行い方が変わったり,今の両陛下が変えられたものもあるわけです
そういうものについては随時話合いを,既にしているものもありますが,(今後も)していく必要があろうかと考えています。


問2
殿下にお伺いします。天皇陛下の退位まで5カ月となりました。
この30年を振り返り,平成とはどのような時代であったと考え,象徴としての務めを果たしてこられた天皇陛下と支えてこられた皇后さまには,どのような思いを抱かれているのでしょうか。

殿下
平成も30年,かなり長い期間になります。
それをこう振り返って総括するというのは,なかなか私にはできません。
例えば平成の初めの頃,私も日本にいなかった時期もありますし,
例えばそういう時に,ニュースでベルリンの壁の崩壊であったりとか,そういうものを見て,驚いたことはあるわけですが,
平成ということですので,日本のことになろうかと思います。
そうすると,いくつか思い浮かびますけれど,例えば,バブルが崩壊して,経済の低迷といいますか,
失われた10年とか,その後も含めて20年とか言われますけれども,ちょうどそのバブルの頃,それからその後でもって,
人々の生活のパターンというのが変わったなというのは,私なりに何となく感じております。
また,これは大変残念なことではありますけれども,自然災害が非常に多かった。震災もありました。
そしてまた近年は,豪雨であったり豪雪もあります,台風などでも大きな被害が出ています。
そういう自然災害が,非常に多い時代だったなという印象があります。
あとこれは,恐らく1992年のリオデジャネイロのいわゆる「地球サミット」後になるのではないかなと思いますが,
企業であるとか,もちろん自治体もそうですね,それから個人が,非常に環境というものに関心を持つようになり,
それぞれが,環境に対してどういうことができるかというのを,真剣に考えるようになった時代だったのではないかと思います。
そして,いろいろなITの発達,これは,それこそ私などは,昭和時代はワードプロセッサですね,昭和の終わりぐらいですよね,で文章を作っていた。
それがいつの間にか,もういわゆるパーソナルコンピュータが普及する,そしてさらに,スマートフォンだいろいろと出てきました。
以前では考えられないぐらい,情報が入ってくるようになり,それからまた,海外と連絡する際も,極めて迅速に,それが行えるようになり,
また例えば,海外の事情なども,容易に知ることができるようになる。
ある意味では,国の国境がボーダレスの時代になったなという印象があります。
私自身はまだ,追い付いていかないところが少しありますけれども,そういう時代だったなと思います。
そして,もう一つ挙げるとするならば,日本人が学術や芸術,それからスポーツなど様々な分野で目覚ましい活躍をしている時代かと思います。

その次の両陛下のことについてですが,天皇陛下は即位以来,象徴とはどのようにあるべきかという,
その象徴としての在り方について,常に模索し考えてこられ,そして,一昨年の8月に,今のお気持ちというものを表明されましたが,その中に全身全霊という言葉がありました。
まさしく,その全身全霊でお務めを果たしてこられたと,私は思います。
そして皇后陛下は,その陛下のお務め,それから立場を重んじ,更に宮中に伝わる伝統を守り継承してゆくことに心を砕かれながら,御結婚以来,非常に長い期間,60年近くにわたって陛下を支えてこられました。
これはなかなかできることではないと私は思い,お二方に深く敬意を表するところです。
そして,これは少し質問の趣旨から外れると思いますけれども,息子の立場として言わせていただければ,私は,20何年,一緒に過ごしていましたからですけれども,
常に笑いのある,そういう温かい家庭を築いてくださいました。そのことに感謝したいと思います。


問3 
両殿下にお伺いします。眞子さまと小室圭さんとのご結婚に関する行事が2年延期され,小室さんはこの夏から3年の予定でアメリカに留学しました。
小室家を巡るさまざまな報道もありますが,小室さんからどのように聞き,どう受け止めていらっしゃいますか。
眞子さまの最近のご様子とともに,お二人の結婚についてのお考えや今後の見通しをお聞かせください。

殿下
小室さんに関わること,これが毎週のように週刊誌等で報道されていることは,私も全てをフォローしているわけではありませんが,承知はしております。
(記者に質問を確認されて)小室さんからの連絡ですか,どうでしょう。
2,3か月に一度くらいでしょうか,時々もらうことがあります。
これは,娘と小室さんのことではありますけれども,私は,今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば,やはりそれ相応の対応をするべきだと思います。
まだ,婚約前ですので,人の家のことについて私が何か言うのははばかられますけれども,
やはりその今お話ししたような,それ相応の対応というのは大事ですし,それから,これは,二人にも私は伝えましたが,
やはり,今いろんなところで話題になっていること,これについてはきちんと整理をして問題をクリアするということ(が必要)になるかもしれません。
そしてそれとともに,やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況,そういう状況にならなければ,
私たちは,いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません。
私が今お話しできるのはそれぐらいのことになります。
娘の,長女の様子についてですが,(妃殿下をご覧になって)どうでしょうか。

妃殿下
(殿下を振り向かれて)私は後でお話ししても。
今でよろしいでしょうか(殿下に確かめられる)。

記者
眞子さまの御様子についても,是非殿下から。

殿下
私は,最近はそれほど,娘と話す機会がないので,よく分かりませんけれども,
公の依頼されている仕事,それは極めて真面目に取り組み,一所懸命行っていると思います。
また平日は,博物館の方で仕事をしつつ,自分の関心,研究テーマを深めていっているのだろうと思っております。

記者
質問の中でございました,様々な報道に関して,小室さんからどのように聞いていらっしゃるかということについてはいかがでしょうか。

殿下
小室さんから,報道について,その報道についてうんぬんという,それ自体について,私は聞いておりません。
もちろん,ただその中に,今までにあった中で,これは事実とは違うことだ,ということについて説明があったということはあります
ただそれについて,じゃあ何か行動を今するのかどうか,その様子については,連絡からうかがうことは,知ることは私はできておりません。

記者
同じ質問になりますけれども,妃殿下いかがでしょうか。

妃殿下
今,宮様から質問に対して具体的にお話をされているところもございますので,もしできましたら私は母親としてどのように受け止めたか,
また,娘の様子,そして,どのように感じているかについてお話をしたいと思いますが,よろしいでしょうか(記者にお尋ねになり,確認される)。

昨年の夏から,様々なことがありました。そして折々に,私たちは話合いを重ねてきました。
そうした中で,昨年の暮れから,だんだん寒くなっていく中で,長女の体調が優れないことが多くなりました。
そうした状況が長く続き,長女は大丈夫だろうか,どのような思いで過ごしているだろうかと,私は,大変心配でした。

しかしこのような中でも,長女は与えられた仕事を懸命に果たしてきました。
今年の7月には,公的な訪問,ブラジルへ行きました。それは,日本人のブラジル移住110周年の行事に出席するためでした。
(殿下を振り向かれて)私たち自身も,以前にブラジルへ仕事で行きましたが,
その時よりも長い距離を移動し,大変な日程であったと思いますが,日本人の移住地でもある所も含めて14都市を回り,多くの人々と交流を深められました。
それからも,都内や地方での幾つもの行事に出席し,それを一つ一つ心を込めて大切に全力で務めてきたように私は思います。
私は,本当によく頑張っているなと長女のことを思っております。

長女は,美術や音楽が好きなものですから,そして私も好きで,一緒に誘い合って展覧会や音楽会に出かけることがあります。
小さい時から,このように一緒に芸術にふれたり,語り合ったりする時間を持ってきましたが,
今以前にも増して,このように長女と過ごす時間をとても大切に感じています。

家族として非常に難しい状況の中にありますが,私は,長女の眞子がいとおしく,かけがえのない存在として感じられ,
これからも,長女への思いは変わることなく,大切に見守りたいと思っております。

記者
殿下から添えられることは,お言葉はございますか。

殿下
今,妻が話しましたように,先ほどの私の抱負ではありませんけれども,本当に一つ一つ丁寧に仕事をしている印象は私もあります。


問4
両殿下にお伺いします。
佳子さまの最近のご様子や大学卒業後のご活動,ご結婚についてどのようにお考えかをお聞かせください。
皇位継承順位第2位となられる悠仁さまは今年広島を訪問するなど戦争の歴史と向き合う機会を多く持たれましたが,成長をどのように感じていらっしゃいますでしょうか。
今後の成長に寄せる期待と中学校の進学先についてのお考えもあわせてお聞かせください。

殿下
最初に次女のことですけれども,今大学の4年生になりまして,現在は卒業論文の作成に忙しくしているところのようです。
私は細かいことは知りませんけれども,夜遅くまでそれについての作業をしている様子がうかがえます。
それから・・・(妃殿下をご覧になる)。

妃殿下
(殿下を振り向かれて,確認されて)ふり返りますと,次女の佳子は,今年の6月に英国から元気に帰国しました。
約9か月だったと思います。英国の滞在生活では大学で幅広い分野の講義を受けたり,また休みのときには海外,英国も海外ですが,
近くの行きたいと思っていた国,スペインやポルトガルへ友人と一緒に旅行したり,様々な経験をしました。
それを通して,次女は自分の視野を広げたり,また,自分の考えを深めたりする貴重な機会となったと思います。

この数か月をふり返りますと,次女も幾つかの公的な行事に携わりました。
9月には国際情報オリンピックの開会式,その後に手話パフォーマンス甲子園の行事に出席し,そして今月は中学生たちが自分たちの経験を語る少年の主張の発表を聴きました。
大学を卒業してからは,宮中行事に出席することも多くなると思います。これからも,公的な仕事を心を込めて大切に果たしていけるように願っております。

殿下
少しダブってしまいますけれども,大学卒業後はですね,次女にもいろいろな公的な仕事の依頼が来ることが予想されます。
長女がそうしているように,次女にも一つ一つ大切に思いながらそれらに取り組んでいってほしいと思います。
もう一つ,これは既にそういうことがあるのかもしれませんし,私は知りませんけれども。
大学卒業後に大学院への進学の希望を持っているかどうかも私は存じませんけれども,
公的私的は別にしてですね,何かこう,ライフワークになるようなもの,それを持ってもらいたいなと思っています。
結婚についてですが,親の勝手な希望としては,それほど遅くなくしてくれたらいいとは思いますが,
こればかりは,やはり御縁の関係もありますので,別に私からせかしたりすることもしません。
いずれ本人から何か言ってくるかもしれません。そのような状況です。

妃殿下
結婚についてですが,これから先,もし次女がそのような話がありましたら,次女の考えやその先の将来のことについての考えを聞いて,
私も必要なところ,大事だと思うことがあれば,お互いの話合いの中で,気持ちや考えを伝えていきたいと思います。

殿下
(記者に質問を確認されて)その次は,長男のことでしたかね。長男の成長。

記者
広島を訪問されたり,戦争の歴史と向き合っていかれたりとか,いろいろありましたので。
その成長をどのように感じていらっしゃるのかという点と今後の成長に寄せる期待と中学校の進学先についてお聞かせください。

殿下
(妃殿下をご覧になって,悠仁親王殿下のことをお尋ねになって)今年,学校であれですか。戦争のことについて。

妃殿下
(殿下を振り向かれて)夏休みの社会の宿題で,歴史について調べたときだと思います。

殿下
それで,今まで長男は沖縄,長崎,小笠原に行っていますけれども,広島には今まで行ったことがなかったんですね。
そういう何かまとめるに当たって,本人自身が是非広島に行きたいという希望を持って,それで,家内と一緒に行ったわけですね。
そのように,かなり自主的に動くということをするようになってきたと思いますし,自分の意見もはっきり言うようになったなという印象は私にもあります。
一方,自分の主張だけをどんどんするのではなくて,人の話にもきちんと耳を傾けるようになってきたなと思います。
その延長線上にあるのかもしれませんが,人のことを思いやる気持ちというのは,以前よりも増してきたなと思います。
私が非常におおざっぱではありますけれども,感じる成長というのはそのようなところですね(妃殿下をご覧になって)。

妃殿下
(記者に質問を確認されて)成長についてでしょうか。

先ほど宮様がお話をされていましたように,学習に対しての取り組みがとても熱心だと感じています。
小学校の6年生でも夏休みの宿題・課題が多く出され,それは7月に入ってからでしょうか,(長男は)この課題をどのように進めていこうかと,
自分で考え,広島はいつか機会があったときに家族で訪れることを考えておりましたが,今年の夏ということは特に予定しておりませんでしたが,
長男が,できれば(この夏に)広島を訪れて,資料館や関係者から話を聞いてみたいとのことだったので,参りました。
他にも理科の課題も出まして,火山,地震,防災がテーマだったのですが,それに関わる幾つかの場所にも出かけました。
自分の夏休みの過ごし方を,長男が自分で早めにいろいろと計画を立てて見通しを持って行動する,そのようなことができるようになったと,感じました。

成長というのかどうか分かりませんが,すてきだなと感じていること,以前よりも変わったこととして,
学校で帰りの時間ですが,授業が終わった後の下校するまでの間の時間を使って,子どもたちと先生方がお互いのいいところに気づいて言葉にする,
これは「いいとこ見つけ」というのでしょうか,をしています。
そういうこともあるからでしょうか,家でも私たちのいいところに気づいて教えてくれたり,
ちょっと困ったり,どうしようかなと考えているときには言葉をかけたり,助けたりしてくれることがあります。

殿下
(妃殿下をご覧になって)さっきの人を思いやるところともつながるかもしれないですね。

妃殿下
(殿下にうなずかれて)大事なときに言葉にすること,思うことも大事ですが,
言葉にして相手に伝えることの大切さを私たちが学んでいるような気もいたします。
後もう一つお話をしますと,長男は学校の家庭科の授業でお弁当実習を始め・・・(とお考えになる)。

殿下
(妃殿下を向かれて,お尋ねになって)調理実習じゃない?

妃殿下
(殿下を振り向かれて)調理実習かしら。(長男が)お弁当を友達と一緒に作る機会がありました。
授業で学んだ料理や他にもいろいろな料理を作ってくれることが多くなりました。
私たちも素直に,「とってもおいしい」,「これはどうやって作ったのかしら」と話しますと,
長男は本当にうれしそうに,この食材とこの調味料を使って作ったんだよと・・・(そのときのことを思い起こされる)。

殿下
(妃殿下をご覧になって)あと自家製の野菜も。

妃殿下
(殿下とうなずかれて)野菜作りしていますので,そうした野菜を取り入れたり。
私たちがリクエストをすると,それにけなげに応えてくれます。

いくつかお話をしましたが,学習の面,生活の面で様々な成長が今年も感じられました。

殿下
あと,進学先については,今もう11月の末になりますので,そう遠くないうちに発表されることと思います。
それこそ進学先はいい教育をしてくれるところだといいなと,親としては思っています。

妃殿下
進学先についての考えということですが,進学先については4年生,5年生頃からでしょうか,少しずつ話し合って,長男自身の考えや希望などを聞くことがありました。

学校でも進路について,様々に考える機会を設けてくださいました
例えば,5年生のときにはお茶の水女子大学附属小学校の卒業生である大学生が小学校を訪ねて,
そして自分たちが進路に対してどういう考えを持ったか,進んだ中学校,高校,大学でどういう生活をしていたか,
そのように語る時間がありまして,そのときに子どもたちは,
卒業生,自分たちの先輩にいろいろな質問をして,それにお兄さん,お姉さんたちが丁寧に答えてくださいました。
小学校のこのような時間以外にも,いろいろな中学校があって,特徴があって,カリキュラムや課外活動があることも知る機会がありました。

こうした中で,長男が自分の考えを深めることを大事にしてまいりました。
中学校でどのようなことを学びたいか,どのような活動をしたいか,今,学校や家庭でどのように過ごしたいか,そのようなことを長男はいろいろと考え,
その意見や希望を聞きつつ,話し合い,進学先について考えてきました。
これからも長男の語る言葉に耳を傾けて,思いや気持ちを大事に受けとめられるよう,成長を見守っていきたいと思っています。

殿下
(記者に質問を確認されて)あとは期待?

記者
今後の成長への期待。

殿下
いろいろあると思いますし,なかなか期待というと本人にも重荷になることもあるので,
どっちかというと,こうなってくれたらいいなと私が思っていることとして,
その中の一つを挙げますと,どうしても何か物事を見るときに一面的に見がちなことがあると思います。
やはり様々なことというのは,いろいろな視点を変えて見ると全然違うところというのが出てきます。
私は長男には,何か物事を見るときに一面的ではなくて広い視野,多角的に見られるようになってほしいなという希望があります。

妃殿下
小学生から中学生へと,恐らく学習環境や生活環境が大きく変わるところ,また,心身面の成長でも変化が見られる時期でもあると思いますので,
少しずつ新しい生活に慣れていけるよう,また,子どもの成長を支えていけるように努めたいと思っています。


問5 
殿下にお伺いします。この1年を振り返り,印象に残る出来事とご感想をお聞かせください。

殿下
この1年もいろいろありました。まず先ほどと少し重なりますけれども,自然災害が非常に多い年でした。
それは地震もありましたし,台風もありましたし,それから豪雨もあったわけですね。
私自身はそれらの災害があった場所としては広島県に参りました。
まず最初に驚いたといいますか,広島の空港を出て,それから行った場所が坂町になります。済生会病院ですけれども。
高速に乗ったときにいろいろなところで土砂崩れ,大きい土砂崩れがあって,しかも道にも流されてきた木があって。
こういう場所だということをですね,普段なにげなく広島の空港から街中に出るときに高速道路に乗っていますが,改めてその地形をそのときに認識しました。
また,被害が大きかった小屋浦の方にも行きまして,そこで避難している人たちとも話をする機会がありました。
やはり避難している人たちにとってもこれほどの大きい災害になるとは思ってもいなかったという声が,何人かの人からありました。
確かに川の脇を歩いていると,その川の水量が上がって,しかも流木が流れてきたり,その他でもって大きい被害が出たわけですが,
水の力というのがこれほどまでにすごいのかということを改めて私は認識しました。
そして,今後どのようにして防災そして減災をしていくかというのを,
今,日本中どこでもその可能性はあるわけですので,それを考えていかないといけないということを再度思いを新たにしました。

また,今年は日本人がハワイに移住して150年になります。私は今までハワイはホノルルの空港しか知りません。トランジットのため。
ですから今回現地に行って,それから日系社会の人たちと話をし,その人たちが小さかった頃の話(を聞いたり),
それから(日系社会の人たちは)今8世までいるわけで,8世はまだ小さいお子さんでしょうけれども,いて,
その人たちが日本について思っていることであったりとか,様々なことを聞く機会になるとともに,本当にホノルルの近辺だけですけれども,
かなり音楽であったりとか,歌であったりとか,それから植物利用であったりとか,様々なことを私自身知ることができて大変良い機会だったと思います。
いろいろその他ありますけれども,今年はノーベル生理学・医学賞,本庶佑ほんじよたすくさんの受賞が決まりました。
最近は日本人で受賞する人も多くて,「今年も」ということになってくるんだと思いますが,もちろんそのいわゆる免疫チェックポイント阻害剤ですね,オプジーボ。
まだまだおそらく課題はたくさんあると思いますけれども,今後の悪性新生物に対する一つの柱になっていくことが期待されるのではないかと思います。
そして後は,先ほども日本人の活躍ということをお話ししましたが,若い世代の人が非常に活躍した年だったなと思います。
少しだけ例を挙げれば将棋で藤井聡太さんもそうですし,15歳でしたかね。
それから,オセロゲームも大幅に記録が更新されて11歳の福地啓介さんですか,が世界タイトルを取られたという,
そしてテニスの大坂なおみさんが日本人としては初めてですかね,グランドスラムの全米のシングルス優勝,
その他もろもろオリンピック・パラリンピックもありましたし,いろいろな分野で若い世代の人たちの活躍が目立ち,これはほんとに明るい話題だったと思います。


関連質問1 
殿下にお尋ねいたします。お代替わりに関する日程や規模について,いろいろ宮内庁の方でも発表があり,決まりつつありますが,
先ほど殿下には皇嗣となられる公務の在り方についてのお考えをお聞きしましたが,即位の行事や儀式についてもお考えがあればお聞かせいただきたく思います。

殿下
行事,そういう代替わりに伴う行事で,いわゆる国事行為で行われる行事,それから皇室の行事として行われるものがあります。
国事行為で行われるものについて,私が何かを言うことができるかというと,なかなかそういうものではないと思います。
そういうものではないんですね。一方,皇室の行事として行われるものについてはどうか。
これは,幾つかのものがあるわけですけれども,それについては,ある程度,例えば私の考えというものもあっても良いのではないかなと思っています。

記者
具体的に。

殿下
具体的にもし言うのであれば,例えば,即位の礼は,これは国事行為で行われるわけです,その一連のものは。
ただ,大嘗祭については,これは皇室の行事として行われるものですし,ある意味の宗教色が強いものになります。
私はその宗教色が強いものについて,それを国費で賄うことが適当かどうか,これは平成のときの大嘗祭のときにもそうするべきではないという立場だったわけですけれども,
その頃はうんと若かったですし,多少意見を言ったぐらいですけれども。
今回も結局,そのときを踏襲することになったわけですね。もうそれは決まっているわけです。
ただ,私として,やはりこのすっきりしない感じというのは,今でも持っています。整理の仕方としては,
一つの代で一度きりのものであり,大切な儀式ということから,もちろん国もそれについての関心があり,
公的性格が強い,ゆえに国の国費で賄うということだと。平成のときの整理はそうだったわけですね。
ただ,今回もそうなわけですけれども,宗教行事と憲法との関係はどうなのかというときに,それは,私はやはり内廷会計で行うべきだと思っています。今でも。
ただ,それをするためには相当な費用が掛かりますけれども。
大嘗祭自体は私は絶対にすべきものだと思います。
ただ,そのできる範囲で,言ってみれば身の丈にあった儀式にすれば。
少なくとも皇室の行事と言っていますし。そういう形で行うのが本来の姿ではないかなと思いますし,そのことは宮内庁長官などにはかなり私も言っているんですね。
ただ,残念ながらそこを考えること,言ってみれば話を聞く耳を持たなかった。
そのことは私は非常に残念なことだったなと思っています。


関連質問2 
眞子様と小室さんの御結婚に関する質問のお答えの中で,「相応の対応」ということを仰られましたけれども,
これは,お二人の結婚の意思が今も非常に堅くて,そのお気持ちを今後も支えていかれるというふうに受け止めてもよろしゅうございますでしょうか。

殿下
それとは少し違い,それを支えていくという意味でお話ししたのとは違います。
あの時の質問は,恐らく小室さんについての報道のことと,それから連絡を受けてというそれについての私の答えでしたけれども,
やはりそれ相応の対応というのはこちらの対応ではなく相手側の対応ですね。
その後にお話ししましたように,やはりきちんと,どういうことなんだということを説明をして,
そして多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況を作る,それが「相応の対応」の意味です。


※お言葉の重複や助詞など,わかりにくい表現の箇所は,若干の補足,修正をしてありますが,ご発言の内容は変更しておりません。


【引用ここまで】
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今日はお父さんお母さん働いてくれてありがとうの日ではありません

今日11月23日は「勤労感謝の日」です。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」

ことを趣旨とした祝日なわけですが、

本来「お父さんお母さん働いてくれてありがとう」という日ではありません。


今日は本来の暦でいえば、

「新嘗祭」

の日になります。


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【ウィキペディア引用ここから】


新嘗祭(にいなめさい、にいなめのまつり、しんじょうさい)は宮中祭祀のひとつ。
大祭。また、祝祭日の一つ。

収穫祭にあたるもので、11月23日に、
天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に進め、
また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝する。

宮中三殿の近くにある神嘉殿にて執り行われる。


【ウィキペディア引用ここまで】
──────────────────────────────


つまり、今日はじめて新米を神様にささげ、
今年の収穫に感謝するということなので、

「今日まで新米を食べない」

というのが正しいわけです。


いずれにしても、
おいしいごはんが食べられるというのは、
ありがたいことなので、

感謝しながらいただくようにしたいですね。


わが家では宮城県産新品種「だて正夢」をいただきました。



わが国では古くからこの日に、
五穀の収穫を神に感謝し、新米を食べる日でした。

古代より重要な祭祀である「新嘗祭」が行われ、
代々の天皇陛下がこの祭祀を司り、

また全国の農山漁村においても
それぞれの神社で新穀を捧げるなど、
君臣一体で神々に感謝をする日だったわけです。



そして今上陛下が新嘗祭に臨まれるのは、
今年が最後ということになります。

新嘗祭のなかでも、
午後11時から翌24日午前1時まで行われる「暁の儀」の拝礼というものがあります。

昭和天皇は、69歳だった1970年から
「暁の儀」への出席を取りやめられたとのことで、
陛下のご高齢を考えるとやむを得ないことかと感じます。


いずれにしましても、
天皇陛下が祭祀を司り、
日本全国津々浦々で同じ趣旨で収穫を感謝するお祭りが行われる、

君臣一体の国がわが国日本であるということを、
あらためてありがたいことだと感じるところです。

みんななかよく、
上下一心、
和をもって尊しとなす。


大事にしていきたいことです。





「天皇陛下、23日に最後の新嘗祭」
(2018.11.22 15:20 産経新聞ウェブ)
⇒ https://www.sankei.com/life/news/181122/lif1811220039-n1.html

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【引用ここから】


 天皇陛下は23日、在位中最後の新嘗(にいなめ)祭に臨まれる。
陛下自らその年に収穫された穀物を皇居・神嘉殿(しんかでん)に供えられる新嘗祭は最重要の宮中祭祀とされる。
五穀豊穣(ごこくほうじょう)に感謝し、国家国民の幸せを願う祈りは、
陛下の側で新嘗祭に臨まれてきた皇太子さまに受け継がれる。

 新嘗祭は皇居・宮中三殿に隣接する神嘉殿で、
同日午後6時から「夕(よい)の儀」が、同11時からは「暁(あかつき)の儀」が、
同様の次第で2時間ずつ行われる。
陛下は平成26年から暁の儀へのお出ましを控えているが、
夕の儀は30分間に時間を短縮して続けてこられた。
儀式には神前での御告文(おつげぶみ)の奏上や、
新穀を神々と食べる直会(なおらい)という天皇しかできないご所作がある。


 新嘗祭では男性皇族方も拝礼されるが、
陛下と同じ殿上に上がられるのは皇太子さまのみ。
皇太子さまは来年11月14~15日にかけ、
即位後初の新嘗祭である「大嘗祭(だいじょうさい)」
(大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀)に臨まれる。


【引用ここまで】
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県はいじめ防止対策推進月間を設けるべきか否か─平成30年6月宮城県議会いじめ・不登校等調査特別委員会

300928 平成30年9月第365回宮城県議会一般質問 


現在私は宮城県議会においていじめ・不登校等調査特別委員会に所属し、
いじめ防止条例の制定の議論にこの一年参画したところです。

いじめの問題、不登校の問題に取り組んできたわけですが、
議会は住民の縮図でもありますので、
様々な意見が寄せられ、それを議論しながら、
よりよい方向は何かということいついて結論を出していかなければなりません。

ときどき議事録を読み返し、
自分の議会での発言や方向性を確認しているのですが、

学校現場で負担が減るような工夫と、
それでもやらなければいけないことは何かという整理が必要なのだということを
あらためて感じているところです。



平成30年6月 いじめ・不登校等調査特別委員会-06月05日-04号
http://www.kaigiroku.net/kensaku/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?USR=mygmygk&PWD=&A=frameNittei&XM=000000000000000&L=1&S=15&Y=%95%bd%90%ac30%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=3022&N=6696&W1=&W2=&W3=&W4=

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【引用ここから】

○(吉川寛康委員長) 
 次に、12ページ(6)インターネットを通じたいじめへの対策の推進、ソーシャルネットワーキングサービスその他というところを追加した修正内容ですけれども、この点について何か御意見ございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、13ページ。(「12ページの内容でいいですか」と呼ぶ者あり)修正は何もしていないですが。
(「修正はしていないけど、意見を出していて、取り入れられていないので」と呼ぶ者あり)どうぞ。

◆(天下みゆき委員) 
 (8)啓発活動の二つ目の項目の、県はいじめ防止対策推進月間を設けるというところです。
参考資料2の2ページに理由も付しておきましたけれども、市町村の教育委員会からも、いじめ防止対策推進月間が学校の負担にならないようにという意見がありました。
これは各学校も同じ意見だというふうに理解していいと私は思います。
同時に教職員組合からも、学校や教育委員会として何か取り組まなければならないとすれば、負担増になるということを言っています
既に独自にやっている教育委員会や学校もありますから、県教育委員会がやることで、例えば、何月は県教育委員会で一斉にやりますよと言ったときに、独自にやっているところもそれに合わせなきゃいけないのか、そういうことを心配した書きぶりのところもありました。
あと、学校現場は月間がすごく多いんだそうです。
挨拶月間とか何々月間とか。だから、そういう中でこの啓発を行うとなると、学校現場にも当然負荷が行くだろうというふうに心配をしているわけですね。
なので、県教育委員会として一律にやるということは、私は入れない方がいいんじゃないかと思って提言しましたが、どうでしょうか

○(吉川寛康委員長) 
 ほかに委員の皆様の御意見はありますか。

◆(渡辺勝幸委員) 
 私も一般質問のときに、先生方の負担が大きくなることによって児童生徒と向き合う時間が減ってしまっている可能性もあるという話をしたわけですけれども、全て学校の負担にならないようにという議論で進めてしまうと、結局何が大事で、何が大事ではないのかというところが見失われてしまいます。
いじめの問題は県民、市民、皆さんが関心を持っているテーマでもありますし、学校の負担にならないようにということを全部言ってしまうと結局何もできなくなってしまうので、現時点において、いじめ防止対策が学校の負担になってはいけないという意見よりも、むしろ、いじめ防止対策の推進月間をつくって、いじめ防止に力を入れていくことが重要なのではないかと思います。
大事なことは何か、やるべきことは何か、挨拶運動が学校の負担になるんだったらやらなくていいのかとか、そういう話にもなってしまいますので、全て学校の負担という理由だけではなくて、県民を挙げていじめ防止対策の推進月間をつくる方向のほうが、今の時点ではよろしいのではないかと思います。

◆(天下みゆき委員) 
 私はこの月間をやっちゃいけないと言っているわけではなく、それぞれの学校の自主性を大事にするべきだと言いたいんですね。
上から押しつけるということではなくて、それぞれの学校が納得してこういうことをやっていこうということであれば、あり得る話だと思うんです。
だから、これを一律の形で基本施策の中に入れてしまうと、先ほどの基本理念と絡むんですが、いじめはやってはいけませんという県民を挙げた旗振り運動的になっていくことが、学校現場から見たときにどうなのかということが非常に問われているんじゃないかと思っています。
そういう点で、県が一律にやることについて懸念があるということでございますので、意見を申し述べておきたいと思います。

◆(安藤俊威委員) 
 渡辺委員とほとんど同じですが、これは県民運動として盛り上げていくという方向性があった条例だったと思います。
県民運動は、学校現場というよりもむしろ地域社会がそれこそ県全体で取り組んでいく話なので、確かに学校現場に負担をかけては困るというのはわかるけれども、いじめを防止するという県民運動のためにいじめ防止月間をつくらないことのほうが何かおかしい気がしますね。
交通安全も挨拶運動もそうですけれども、学校現場でやらなきゃいけないことなのかというと実は違っていて、社会全体でやっていかなきゃならないことなんです。
特に学校外のいじめの防止に関して真剣に取り組まないといけない状況になってきているということ、特にSNSのいわゆる学校裏サイトを含めて考えたら、やっぱり月間をつくってしっかり県民運動にすることが私は大事だと思います。

○(吉川寛康委員長) 
 ほかに御意見はございますか。

◆(ゆさみゆき委員) 
 いろいろな意見が出たのでそれを踏まえて、基本方針の策定に意見を付した方がいいかなということだけ言っておきます。


【引用ここまで】
─────────────────────


こうした詳細な議論を県議会で各議員は真剣に戦わせているのですが、
残念ながら新聞やテレビでここまで伝えられることはないので、

ほとんどの人は知らない議論なのですが、
どの都道府県も市町村も議会の議事録を公開しています。

関心のあるテーマなど、
自分の住む議会でどんな議論がなされているか、
見てみると面白いのではないでしょうか。





聖人は、どんなことにもこだわらず、あらゆるものに順応する

この章は「交際」について論じています。
大聖孔子がこの問題について、
どのように対処されたかを見ることができます。

その中でも、ここに掲げた二句

「その交るや道を以てし、
 その接するや礼を以てすれば、
 ここに孔子もこれを受く」

が、その眼目であって、
まことに公平弘大のことばであります。

だいたい、後世、
賢士のその節義を鍛錬している人物は、
権勢家よりその賜物を受けようとせず、
またその招聘を受けようとせず、
しずかに退き、はっきりと守り、
その門に至ろうとはしないものであります。


それゆえその態度が、
仕官の道をふさいだり、
思いがけぬ咎を蒙る原因となることがありますが、

彼らから節義を汚されて清潔さを失うということもなく、
後世長く、頑夫も廉に惰夫も志を立てる大感動を覚えしめるものであります。


しかしながら、
大聖人の権勢家に対する態度は決してそうではなく、
孔子でさえも、佛?や公山弗擾のごとき人物が
召すのであっても会いに行こうとされ、
陽貨が蒸した豚肉を贈ってさえも、
それを受けられました。

それから見ても、権勢家が、孔子に贈り物をしたり招聘したりしても、
孔子は決してこれを断られなかったでありましょう。


思うに聖人は、
どんなことにも拘泥することなく、
その心は澄んだ鏡の面のごとくで、
あらゆるものに順応するのであります。


それ故に、道をもって交わろうとするならば、
その道を悦んで交わり、
礼をもって接しようとするならば、
その礼を悦んで接してくれるのです。

昨日、こちらの態度に道や礼がなかったとしても、
今日、それがあるならば、その道や礼を悦んでくれ、
昨日の無道や無礼を咎めることなく、
明日、無道や無礼をしむけないかと予測することもありません。

まことに公平弘大の態度であります。







ということを約150年前の日本において、
政治犯として牢屋の中にありながら、

囚人と看守に対して
熱心に教えた人がいたのでした。

その政治犯は間もなく
斬首刑になってしまいます。


そして時は立ち、
その政治犯の弟子たちが、

明治維新の原動力となり

日本を変えていったのでした。






この本をときどき繰り返し読んでいます。

⇒ http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4061584421/cuccakatsu-22/ref=nosim



七年前の今日は私のスタートの日でした。

111105 渡辺勝幸出陣式 


ちょうど七年前の今日、

平成23年11月14日

は私にとって記念すべきスタートの日でした。


今日現在で私が
地元若林区内で行っている街頭活動の回数は、

【729回目】

となりましたが、

その記念すべきスタートの日、
第1回目が平成23年11月14日だったのでした。


あれから七年。


町並みも変わり、通る人も変化しています。

平成23年当初は震災直後でしたので、
大型トラックが若林区内をあちこち走っていましたが
今では普通の車が走っています。

ありがたいことです。


なぜこの日から街頭活動のカウントをスタートしたのかといえば、
前日の11月13日に私は県議選で落選したためでした。

前日の落選で、
私は失意のなかにありましたが、
力を振り絞り、友人たちの力のおかげで
何とか街頭に立つことができた日でした。


そこから数カ月、
一年で最も寒い日々でしたが、
同級生の小畑が、一緒に立つから街頭活動を続けようと声をかけてくれ、
なんとかつづきました。


その後、一人で活動を続けました。
何度もやめようと思ったり、
ときどき泣きそうになりながらつらい気持ちで立つ日もありましたが、
立てる日は立とうとなんとか続きました。

いま思うと最初の数カ月継続しなかったら、
私は再挑戦することもなく、
729回も街頭活動をすることはなかったことでしょう。

友人たちはじめ多くの方が支えて下さった
おかげであるとあらためて感じます。
ありがとうございます。


四年間の浪人生活は厳しいものがありましたし、
いまもまだ後遺症はあるのですが、

それでもさまざまな出会いがあり、
普通であれば浪人中にはしないようなことにもあえて挑戦し続け、
自らの殻を打ち破ろうと努めてきたつもりです。


そのおかげで借金は膨らみましたが、
様々な分野において、
足跡を残せたのではないかと自負しています。


そして自らの殻を打ち破ろうとし続けた結果、
多くの人に出会えました。


殻の中に閉じこもっていたならば
きっと出会えないような方ばかりでしたし、
また貴重な経験をする機会もいただけました。

お金で買うことのできない
大きな財産をいただけたのではないかと思っています。



そしてその四年後の平成27年11月13日、
宮城県議会議員としての任期が始まりました。

県議会議員として三年がたったということにもなります。

おかげさまでこの三年間も
街頭活動を継続しています。



メルマガ、ブログにはその足跡を記していますが、
苦しいときや楽しいとき、
いろいろな経過が残されていますので、
自分自身読みながらいろいろと思い出されます。



しかし当初の志は揺らぐことなく、

復興を成し遂げ仙台から、
新しい政治をつくり、
日本を変え世界を救う、

そんな強い覚悟と決意をもって、
これからも取り組んでいきたいと思います。


ひきつづきどうぞ応援を賜りますよう、
よろしくお願いいたします!

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宮城県議選若林選挙区(令和元年10月27日執行・投票率28.18%)
当 渡辺勝幸    自民現  10,273
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次 高橋克也    自民新 6,486

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120216 gaitorokuchonomeAkXOfoVCMAAmJYo 早朝街頭を続けています。平成24年1月撮影。

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