2018/09/30
【渡辺勝幸一般質問】【大綱3】安全安心のまちづくりについて【第365回宮城県議会】

9月28日、
第365回宮城県議会(平成30年9月定例会)において、
渡辺勝幸は一般質問に立ちましたので、
このメルマガで数回に渡って、
一般質問の内容等についてお伝えしています。
3回目として、
大綱3 安全安心のまちづくりについて
内容をお伝えしたいと思います。
【大綱3】安全安心のまちづくりについて
(1)警察官の殉職と交番の安全対策強化について
大綱三点目、「安全安心のまちづくりについて」おうかがいいたし
九月十九日、仙台市宮城野区の住宅街で、
地域の安全を守る交番の警察官が二十一歳の大学生に刺殺され、
この大学生も別の警察官に撃たれ死亡するという衝撃的な事件が発
殉職された清野裕彰警部補は、
子供のころから野球をしていたスポーツマンで、
地元の少年野球チーム「六郷エコーズ」に所属、
六郷中学校時代は生徒会長を務めるなどリーダーシップにもすぐれ
同級生や友人、地域の方々から、素晴らしい青年の命が失われたこ
惜しむ声が相次いでいるところであります。
警察官は、命を懸けて世のため人のために毅然と戦い、
愛する者を残しながら忠実に職務を全うし、
崇高な使命のもとに殉じられた、
その犠牲の上に私たち県民の安全と安心があるものと
あらためて心よりの感謝を申し上げ、
清野警部補のご冥福を心よりお祈り申し上げる次第であります。
本事件を踏まえ、警察精神の亀鑑として殉職された警察官が
本県において過去にどれくらいおられたのか、
また今回のご遺族への対応とともに、
治安を守る最前線である「交番の安全対策強化」は急務であると考
警察本部長の見解をおうかがいいたします。
(2)大規模停電を想定した対策について
九月六日、北海道において初めて震度七を観測した
「北海道胆振東部地震」が発生しました。
亡くなられた方々の御冥福を心からお祈りしますとともに、
被害者の皆様に改めてお見舞いを申し上げます。
本県は、リエゾンに加え、警察広域緊急援助隊や
避難所運営アドバイザーチームを派遣するなど、
震災での経験を活かした支援をすみやかに行っていることについて
さらなる支援をしていただきたいと思います。
しかしこの地震直後に北海道全域で大規模停電(ブラックアウト)
かつてないことであると同時に、これを他山の石として、
本県において万が一大規模停電が起きた場合に
どうするかということは十分に考えておく必要があるのではないで
また、九月四日に上陸した台風二十一号の影響により、
京都府内において大規模停電が発生、全て解消したのは十六日後で
今回それぞれ停電が起きた原因や、
電力の安定供給はもちろん重要なテーマではありますが、
それよりも県として大規模停電が起きた際に
どのような対策をとるべきか想定することが重要です。
本県においては地震や津波、風水害などについては宮城県地域防災
様々な分析や対策、シミュレーションがなされておりますが、
東日本大震災時に発生した停電期間以上に
長期にわたり大規模停電が発生した場合についての対策は、
現時点においては不足しているのではないか、想定が必要であると
東日本大震災以降、電力自由化が進み、発電と送配電が分離すると
海外の事例等を見ても、今回と同じような状況が起きる可能性は
今後十分にありうるものと思われます。
電力が失われてしまえば、あらゆるインフラに影響が生じ、
復旧の妨げとなるでしょう。
大規模停電が起きた際の県としての想定、対策について、
知事の見解をおうかがいいたします。
(3)種子法廃止に伴う条例制定の必要性について
次に、主要農作物種子法廃止に伴う条例制定の必要性についておう
本年四月に種子法は廃止されました。
二月定例会において知事は、
「新たに要綱、要領を制定して、現行の種子生産体制を堅持すると
だて正夢や金のいぶきを柱としたみやぎ米のブランド化や、
我が県の気候に適した優良な品種の開発に
しっかりと取り組んでまいりたいと考えております」
と、条例ではなく要綱で対応したいとの答弁をされました。
今回の種子法廃止の意義は、
ブランド米から用途別コメづくりへと変化している市場動向を踏ま
民間事業者と都道府県が連携して新品種を供給し、
日本農業の国際競争力強化、農業者や消費者の多様なニーズにこた
品種開発が期待されているというところにあります。
また種子の品質は種苗法で確保され、
都道府県への財政支援は地方交付税措置でこれまで通り確保すると
一方で、自民党の農林部会においては本年四月二六日付で、
「コメの位置づけは各都道府県で違うことから、地域の実態を踏ま
コメ等の種子に関する独自の条例を決めていただくことは、何ら問
逆に種子法廃止の考え方に沿うものでもある」
との文書を出しております。
現在、新潟、兵庫、埼玉では条例を制定、
当初要綱で十分としていた方針を転換し山形県でも
九月議会で条例制定を検討しているとのことで、
さらには北海道や長野でも条例を制定する動きがあるとのことであ
コメどころ宮城においては、こうした状況や種子法廃止の趣旨も踏
要綱ではなく条例の制定を検討すべきであると考えますが、
知事の見解をおうかがいいたします。
(大綱四は明日以降に続けます)
質問内容についてのご感想、
ご意見、ご質問などいただければありがたく存じます。
すべてにお返事はできませんが、
今後の活動に役立ててまいります。
「渡辺勝幸 宮城県議会県政活動報告」(ブログ)
⇒ http://cuccanet.blog72.fc2.com
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【渡辺勝幸一般質問要旨】
【大綱1】県内各分野における地域リーダーの育成について
以下3点について知事の所見を伺いたい。
(1)地域で将来活躍する青年世代の育成が我が県における真の地
30年先に各界で活躍する人材を育てるためにも、
青少年育成事業に本腰を入れて取り組むべきだがどうか。
(2)新規就農対策以上に、未来の宮城の農業を担う農家子弟など
青年世代を育成することに重点を置くべきと考えるがどうか。
(3)町内会・自治会の会長、行政区長への知事表彰や研修充実、
宮城県自治会連合会加入団体育成のための助成が、
地域コミュニティの活性化に大いに資すると考えるがどうか。
【大綱2】外国人材の受け入れ推進とその課題について
以下3点について知事及び警察本部長の所見を伺いたい。
(1)国では外国人介護人材の活用のための施策が進められている
外国人の活用も含め、介護人材不足への対処について現状認識はど
(2)外国人技能実習生と地域をつなぐプログラム等の取組を更に
外国人技能実習生等の移民に対し、
日本語や日本文化を学ぶ機会を行政が提供すべきと思うがどうか。
(3)本格的な外国人材の受入や観光・インバウンド政策の推進に
県民の安全・安心を確保すべきだが、
我が県における外国人の犯罪の現状と今後の対策はどうか。
【大綱3】安全安心のまちづくりについて
以下3点について知事及び警察本部長の所見を伺いたい。
(1)今月、仙台市で発生した事件により警察官が殉職したが、
過去の殉職警察官の人数はどうか。
また、今回の遺族への対応及び治安を守る
最前線の「交番の安全対策強化」が急務だと思うがどうか。
(2)北海道胆振東部地震直後に北海道全域で大規模停電が発生し
我が県においても想定・対応を十分に考える必要があるが、
大規模停電が起きた際の県としての想定及び対策はどうか。
(3)主要農作物種子法の廃止を受け、
種子生産体制の堅持やみやぎ米のブランド化、
優良品種開発のためには、他県の状況や法律廃止の趣旨も踏まえ、
要綱ではなく条例制定を検討すべきと思うがどうか。
【大綱4】本県が推進する観光政策について
以下4点について知事の所見を伺いたい。
(1)我が県では台湾にサポートデスクを設置しているが、
他県と共通の委託先となっており、差別化の観点から予算を増額し
専属化を図ることが重要だと思うがどうか。
(2)「せんだい・宮城フィルムコミッション」が積極的にロケ地
行っているが、差別化が重要であり、宮城を売り込む意欲が大きな
知事が先頭に立った映画の誘致を検討すべきと思うがどうか。
(3)来月、気仙沼市等でオルレが開設されるが、
東アジアに加え国内や欧米豪対象の誘客プロモーションの展開によ
海外や国内の既存オルレとの相乗効果が期待できると思うがどうか
(4)インバウンドだけに重点的に取り組むのではなく、
宮城から世界への環境整備が必要であり、
現在のアウトバウンド対策について、他県にない今後の取組の進め
【一般質問要旨ここまで】
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