2018/08/31
福祉と地域の連携をつくる─若林区の老人ホームに駄菓子屋と子ども食堂!?萩の風「かみふうせん」
特別養護老人ホーム萩の風に、
駄菓子屋「かみふうせん」がオープンします。
老人ホームと駄菓子屋という取り合わせは、
あまり聞きなれないような気がしますが、
非常にインパクトのある、
また地域活性化という視点からみても、
モデルとなる新規事業なのではないかと私は思っています。
この駄菓子屋オープンにあたっては、
特別養護老人ホーム萩の風の田中施設長と、
沖野東小おやじの会「沖父ちゃん会」の森会長が尽力され、
おもしろいコラボができました。
沖野東小学校区には駄菓子屋がなかったために、
子供たちは隣の沖野小学校前の駄菓子屋に行ったりしていたのです
そもそも沖野東学区は住宅地と田園地帯であるために、
商店の数も少ない地域です。
そこで「子供たちの居場所」が少ないことに気づいた、おやじの会
老人ホームは特別な場所ではなく多世代の交流が必要と考えた田中
コラボして今回の企画に到りました。
駄菓子屋の名前「かみふうせん」は、
沖野東小の子供たち全員に公募をかけ、
おやじの会と沖野東学区民体育振興会で決定。
老人ホームの一角をリノベーションし、施設内改装。
また近隣の沖野中、六郷中の職場体験時には
窓ガラスに絵を描くワークショップを実施し、
中学生も駄菓子屋の装飾に参画したとのことで、
沖野地域一体となってすでに多世代交流の場になっています。
そしてこの駄菓子屋「かみふうせん」の店番は、
デイサービスを利用したり特養に入居している
おじいちゃんおばあちゃんにもお願いするということで、
これもまた面白いコラボになりそうです。
特別養護老人ホーム萩の風では、
さらにこども食堂も開設する予定とのこと。
今までも沖野東小学校の子供たちに
おじいちゃんおばあちゃんからぞうきん提供をきっかけとする交流
隣接するろりぽっぷ幼稚園ともコラボしてくださっていますが、
社会福祉法人と地域の連携という点で見ると、
新たなまちづくりという視点からいっても、
これは今後わが国の少子高齢化という課題に立ち向かうポジティブ
さらにますます重要になってくる一つの社会課題解決事業であると
福祉と地域が連携することで、
新たな付加価値を「つくる」ことにもなります。
こうした取り組みが仙台市若林区から生まれているのはとてもうれ
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