2018/05/30
宮城県議会総務企画委員会で蔵王町、白石市、村田町を訪問
本日5月30日、宮城県議会総務企画委員会の県内調査で、
宮城県内三市町を訪問しました。
●蔵王町「オリンピック・
「蔵王山における火山防災対策について」
宮城県蔵王町では、
きたる「東京オリンピック・パラリンピック」
パラオ共和国のホストタウンとして名乗りを上げており、
パラオと様々な交流を進めています。
なぜ蔵王町とパラオ共和国なのか?
パラオ共和国は、国際連盟により日本が委任統治を受けて以来、
多数の日本人が移住し、日本と歴史的にも深い関係がありました。
戦争が終わり、パラオで終戦を迎えた日本人の多くは、
蔵王町内の遠刈田温泉「北原尾地区」に開墾入植、
南洋のパラオを忘れないようにということで、
「北のパラオ」=「北原尾」と命名されたのだそうです。
「パラオ恋しや」岡晴夫
⇒https://youtu.be/91HZANIvz6o
※中沢議員から昭和16年のこの曲の紹介がありました。
平成13年には、パラオ共和国のトミー・
平成27年には、天皇皇后両陛下が行幸啓されました。
こうした歴史的背景をきっかけに、
蔵王町はパラオ共和国のホストタウンとして名乗りをあげました。
また蔵王山における火山防災対策についても説明をいただき、
平成27年と今年平成30年に噴火警戒レベル2(火口周辺規制)
引き上げられたときの状況、
スキー場、宿泊施設関係の大量キャンセルがあり、
風評被害への対応についての説明がありました。
現在は蔵王山も落ち着き、
有名な「御釜」なども美しく見ることができます。
今日も私の身の回りで、
蔵王の御釜を見に行ったという方がいらっしゃって、
とてもきれいだったとのことでした。
ぜひ宮城県内の観光、とりわけ蔵王山に足を運んでみてください。
●白石市「オリンピック・
宮城県白石市も、
白石市、柴田町、仙台大学が連携して、
ベラルーシ新体操チームの事前合宿を昨年も受け入れ、
今年も7月に実施されるのだそうです。
「SAKURA CAMP 2017(ベラルーシ新体操ナショナルチーム事前合宿)」
⇒ http://www.city.shiroishi.
白石市のホワイトキューブでは平成9年の開館以来、
新体操教室を実施しているとのことで、
子供たちにとっても、
貴重な経験になるだろうなと思います。
●村田町「村田町地方創生総合戦略について
~まちづくり会社を核とした「しごと・交流」創出事業~」
村田町においては、
「株式会社まちづくり村田」を中心とした、
「しごと・交流」創出事業についてうかがいました。
昨年平成29年4月に設立された、
「株式会社まちづくり村田」。
起業支援や地域ブランド構築など、
活発に活動をしているまちづくり会社。
3月20日に空き蔵を活用した飲食店「糀ダイニング藍」
さっそく大人気になっているようです。
日本酒、みそ、納豆といった発酵文化の町でもある村田町で、
様々な糀料理を蔵の雰囲気の中で堪能できるのだそうです。
糀ダイニング藍
⇒ https://www.facebook.com/
5月18日には、文部科学省文化審議会が、
村田町の旧大沼家住宅(村田商人やましょう記念館/本町地区)を
重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申、
今後、官報告示を経て重要文化財に指定されることになります。
村田町内での重要文化財の指定は初めてとのことであり、
また、商家建築の重要文化財は県内で唯一となるのだそうです。
今回は宮城県南部の三市町を訪問しましたが、
市長、町長が大変熱心に積極的に
取り組んでおられるということを感じました。
国の制度を活用しながら、
また地域の資源を有効にまちづくりに取り入れるなど、
職員の皆さんが優秀であることはもちろんですが、
積極的な首長の姿勢がまちづくりを盛り上げる核なのだなと感じま
大いに参考にしながら県政の場に活かしていきたいと思っています
おいそがしいなか、