2018/01/31
畜産政策について鹿児島県の取り組みについて視察
1月30日、宮城県議会自由民主党・県民会議の
菊地恵一会長と遠藤隼人議員で、
鹿児島県議会を訪問、
鹿児島県畜産課の方から、
和牛日本一をとった鹿児島県の秘密を探りに、
そして今後の宮城県における畜産政策、
そして消費者に届けるまでのプロモーションも含めた、
販路拡大策について取組事例をうかがいました。
かごしま和牛の輸出の取り組みについても、
アジアを中心に先進的な取り組みがいくつも聞けましたので、
仙台牛の輸出もこれからさらに拡大させていかなければと思いを新
今年仙台で行われた、全共、
全国和牛能力共進会で鹿児島県は総合日本一となりました。
日本一獲得後、
鹿児島県では県内はもとより、
東京の駅や羽田空港などで看板や横断幕を掲げたり、
薩長の日ウォークでのぼりを持って歩いたり、
知事の名前で在日諸外国大使館や在外の日本大使館に手紙を送り、
日本一の鹿児島和牛をさかんにPRしたそうです。
生産者の間では全共の素晴らしさはわかるわけですが、
消費者に対するPRをしっかりと出口戦略としてやっているのは、
さすが強豪畜産県だと感じました。
実際に昨年末の年末商戦では、
県内中心にかごしま黒牛の売上がかなり上がっているそうです。
ぜひ鹿児島の現場の方々にうかがいたかった、
「和牛日本一がとれた勝因は何か」
という問いに対して、
その答えは、
鹿児島勢みんなが一緒にやれた、
「チーム鹿児島」という気持ちになれた、
全共がとても楽しかった、
という声が多かったとのことです。
出品対策は他県とも今までの鹿児島県の取り組みと
さほど変わらないとのことで、
意外な答えでしたが、
やはり何事も大きな戦いでトップになるときというのは、
戦いをみんなが楽しんで、
多くの人の力が結集されるとき、
なのかなあと感じました。
その他たくさんの鹿児島県畜産事情をうかがいましたので、
非常に勉強になりました。
次回全共は平成34年に鹿児島県で開催されます。
次回こそ宮城県総合日本一をめざし、
そして同時に仙台牛の消費者への拡大を考えていきたいと思います
また夜は福岡県に移動し、
九州観光連盟の方から九州オルレをはじめとした、
九州一体となった観光政策についてもおうかがいしました。
こちらも大変参考になるお話をたくさん聞くことができました。
こうした貴重なお話をまとめて、
宮城県の復興、
畜産振興、観光などに大いに生かしてまいりたいと思います。