2014/11/30
日本、人の和
メルマガ過去記事で、⇒ 国家は心をあわせ仲よくすること、人は忠孝の念を持つことがまず重要である(第1158号 平成25年11月15日(金)発行)
という記事が人気記事でした。
最近よく思うのは、
この記事にも出てくる、
「天の時は地の利に如かず
地の利は人の和に如かず」
という言葉です。
つまり戦いにあたっては、味方の協和、
すなわち心をあわせ仲よくすることができてはじめて、
地形の有利さも、自然の条件も役に立つ
のだと。
テクニックはたくさんあっても、
さまざまな条件をよくしようとしても、
人の和
がなければ物事はうまくいかない。
さらに言えば、
人の和の本質、
人間一人で見た場合には
それは「忠孝の念」にあると。
「忠孝の念」のないものに、
学問・武芸を学ばせ、武器を蓄えさせたならば、
それはかえって害となり、
その身を全うすることができぬ本になるのだということです。
日本を俯瞰すると、
強い経済力、さまざまな工業技術や国防について大きな力を持っているとはいえるでしょう。
しかし、
日本が強い力を保ち続けてきたのは、
世界のどの国よりも、
人の和
が強かったからではないかと思うわけです。
東日本大震災では、
多くの日本人が強固なる人の和を見せてくれました。
どの国よりも人の和が強い国、
それが日本なのでしょう。
しかしこの人の和が日本からなくなってしまったらどうなるでしょうか。
そしてその本質である、
忠孝の念を日本人が持たなくなってしまったらどうなるでしょうか。
そんなことを考えながら、
やはり強い国日本をつくるためには、
人の和を、忠孝の念を
いかにつくるか、これが私の大きな目標です。