Archives[ 2013年04月 ] - つくる!宮城県議会議員渡辺勝幸のブログ【仙台市若林区】
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バリバリ働く30代を過ごすも、公職追放で松下を退職─井植歳男(三洋電機社長)その5─昭和時代の私の履歴書

2013年04月30日 18:00

昭和の偉人たちが何を考え、失敗にどう対処し、
それをいかに乗り越え、どんな成功を収めたのか、

日本経済新聞に掲載されている、
自伝コラム「私の履歴書」から
探ってみたいと思います。



私の履歴書─昭和の経営者群像〈9〉


井植は震災を乗り越え、
徴兵も終え、松下に復職、結婚をしますが、

新婚早々妻を病で失ってしまいます。


打ちひしがれた井植を見て、
二つちがいの亀山の姉が何くれとなく励ましてくれたのでした。

無二の親友ともいえた彼女は、
いつも天下国家を論じ、社会、人情を語るという風で、
親類中からも男に生まれなかったことを、しきりに惜しまれていました。

その夫武雄に妹ひで子がおり、
姉の計らいで自然と縁談が進んだのでした。

昭和2年10月8日、大阪海老江に家を借り、
親しい人に集まってもらい杯を交わしました。

井植は所帯を持ちますが、
毎日仕事に明け暮れ、
落ち着いた家庭生活など望むべくもありませんでした。


昭和2年の金融恐慌から、年ごとに不況が深刻になっていきましたが、
松下の事業だけが拡張に次ぐ拡張でした。

しかもこのころの松下は病弱で、
床につきがちだったので、井植は忙しい日々を送ります。


昭和4年12月に長女登起子が生まれますが、
すぐに名古屋へ支店建設に出かけます。

半年で大阪へ戻り、翌年東京へ転勤、
7年2月、長男敏誕生。

8年大阪へ。


工場を建設し、支店をつくり、また工場へ。

井植家は結婚して十年の間に、実に十回も宿がえしたのでした。


新婚旅行はもちろん、二人で落ち着いて憩うことなく、
ただ一度、東京に勤務中、日帰りで箱根へ遊んだだけ。

妻はグチ一つこぼさず、実によく辛抱をします。

井植は振り返り、自分が事業一途に今日まで来られたのも、
全く彼女のおかげだったと述べています。




昭和10年12月、それまで個人経営だった松下電器製作所は株式会社となり、
井植はその専務に就任します。

満33歳の誕生日も間近で、まさに働き盛り。


いくつかの子会社の役員も兼務し、
それが9つにもなります。

内地はもちろん、満州、朝鮮、台湾を毎日文字通り飛び回ります。

松下無線の社長として、二年間にラジオ生産台数を日本一に。
乾電池会社でも、専売局のタバコに迫るほど高い占有率を上げます。



しかしそのころ、
日本は太平洋戦争に突入しました。

民需品は統制でつくれなくなり、
昭和17年、政府は木造船を計画、松下に製造を命じてきました。

井植は流れ作業で船を組み立てることを思いつき、実行します。

軍と交渉をしていた井植は、
この戦争がいよいよいけないことがわかってきます。

戦争に負けた場合の自分の身のふり方を考え、
心構えを用意しました。

そしてアメリカの放送を聞き、
いよいよポツダム宣言を受けるらしいことを知ります。
家族や親戚をみな故郷の淡路へ送り届けました。
一週間ほどして戦争となりました。

終戦の玉音放送は、松下本社の講堂で社員全員そろって聞きました。
終わると、井植は考えを述べました。


「みなの努力にもかかわらず、戦争は残念ながら負けた。
 しかし、戦争はやめても人間として生きていくことをやめるわけではない。
 これにくじけることなく、今後はわれわれ産業人の手によって国家の再建と繁栄に尽くしたいと思う」


井植はこう命じたのでした。

そして日本経済や社会情勢がどうなるか、調べさせます。
報告はかんばしくありませんでしたが、
終戦の年の暮れには早くも民需への転換が終わり、
翌年末には若干の利益すら計上できるようになります。



しかし、この一年あまりの間に、
GHQから松下に対し、財閥指定、軍需会社の生産責任者としての公職追放の指令が出ていました。

幹部がみなやめてしまえば、
せっかく再建のめどがつき始めた会社も収拾がつかなくなってしまいます。

幸い、GHQは一人は残ってもよいという意向をもらします。

そうなれば、義兄松下幸之助が残るのが当然であると、
井植は退社を決意したのでした。

時に井植43歳、まだ若い年齢でした。




続きはまた来週に。




私の履歴書─昭和の経営者群像〈9〉




昭和の高度経済成長を築きあげた経営者たちの私の履歴書。
過去の記事はこちらからどうぞ。


【再録】今日は昭和の日─昭和天皇はどんな人だったのか?

2013年04月29日 10:00

今日4月29日は「昭和の日」です。

私たち昭和世代の人間からすると、
天皇誕生日のイメージのある日ですが、


昭和天皇が崩御されてからは、

「みどりの日」

とされ、その後法改正の結果、
平成19年以降は、


「昭和の日」


とされました。

祝日法の趣旨によれば、

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、
 国の将来に思いをいたす」


日とされています。


昭和天皇(しょうわてんのう、1901年4月29日 - 1989年1月7日)は、
日本の第124代天皇(在位:1926年12月25日 - 1989年1月7日)。

諱は裕仁(ひろひと)。
幼少時の称号は迪宮(みちのみや)、お印は若竹(わかたけ)。


時代を考えてみると、
昭和時代の私の履歴書に出てくる人物とほぼ同世代で、
当たり前と言えば当たり前ですが、

明治時代に生まれ、
20代で関東大震災を経験し、
40代で終戦、

そこから高度経済成長を経て、
昭和64年1月7日におかくれになるわけです。


昭和という時代を象徴する方でもあるわけで、
そのエピソードなどは枚挙にいとまがありません。


ウィキペディアなどを読むと、
そのエピソードが事実かどうかはともかくとして、

お言葉や行動に、
あらためて敬意を持つと同時に、
ときにユーモアに富んだやさしい一面も垣間見え、
おもしろいですね。


しかし、
戦後間もなくGHQが進駐し、
敗戦処理をいかにするかという段になり、

昭和天皇はGHQのマッカーサーのもとへ
行くことになります。

その時のエピソードは、
緊迫する内容です。



───────────────────────────────
【引用ここから】


実際マッカーサー自身が、のちに回顧録の中で次のように書いたのである。

「天皇の話はこうだった。

 『私は、戦争を遂行するにあたって日本国民が政治、軍事両面で行なったすべての決定と行動に対して、責任を負うべき唯一人の者です。
  あなたが代表する連合国の裁定に、私自身を委ねるためにここに来ました』

 ──大きな感動が私をゆさぶった。

 死をともなう責任、それも私の知る限り、明らかに天皇に帰すべきでない責任を、進んで引き受けようとする態度に私は激しい感動をおぼえた。

 私は、すぐ前にいる天皇が、一人の人間としても日本で最高の紳士であると思った」

 (マッカーサー回顧録一九六三年)



天皇とマッカーサーの会見は、はじめ一五分の予定だった。

しかし、マッカーサーは天皇の態度に深い感銘を受け、会見は三五分にも及んだのである。

会見がなされると、その会見の要旨は後ほど通訳の手で文書にまとめられ、侍従長に渡される習慣になっていた。

会見の翌日、藤田侍従長は、会見における天皇の発言の要旨を文書にまとめたものを、通訳から受け取った。
藤田氏は、いつものようにそれに目を通したうえで、天皇のもとに提出した。
藤田氏はこのとき、メモをとらなかった。

しかし彼はのちに、その内容について二つの点をはっきり憶えていると言って、次のように著書の中に書いている。

「…陛下は、次の意味のことをマッカーサー元帥に伝えられている。
 『敗戦に至った戦争の、いろいろな責任が追求されているが、責任はすべて私にある。
  文武百官は、私の任命する所だから、彼らには責任がない。

  私の一身はどうなろうと構わない。私はあなたにお委せする。
  この上は、どうか国民が生活に困らぬよう、連合国の援助をお願いしたい』

 一身を捨てて国民に殉ずるお覚悟を披瀝になると、この天真の流露は、マッカーサー元帥を強く感動させたようだ。

 『かつて、戦い破れた国の元首で、このような言葉を述べられたことは、世界の歴史にも前例のないことと思う。
  私は陛下に感謝申したい。占領軍の進駐が事なく終わったのも、日本軍の復員が順調に進行しているのも、これすべて陛下のお力添えである。
  これからの占領政策の遂行にも、陛下のお力を乞わなければならぬことは多い。どうか、よろしくお願い致したい』」

とマッカーサーは言った(藤田尚徳『侍従長の回想』昭和三六年)。


【引用ここまで】
───────────────────────────────


確かに戦争には負けましたが、
この昭和天皇の態度こそ、日本人としてあるべき態度の象徴のように思います。

自分の身がいかになるかわからない時でも、
このような態度をとること、

自分の話ではなく、
国民全体の衣食住をまず考えること、

4月29日は、
いろいろなことを考えさせられる日です。







【参考】

「昭和の日」記念・昭和天皇の知られざる実像・マッカーサーを感動させた言葉




(第593号 平成24年4月29日(日)発行)

GWに読むオススメの本その3(終)

2013年04月28日 18:48

今週末からゴールデンウィークです。
ふだんは分単位の予定を刻み、ビジネスに追われている方も、
五月上旬までは少し余裕ができることでしょう。

こんな時にわずかの細切れ時間を使って、
読書をし、5月以降の自分の糧をつくっておくことは大事なことと思います。


このメルマガでは毎年恒例のことですが、

お休みの合間に私渡辺が読んでみようかなと思っている本、
そして周囲からおすすめされている本、
そして私の大学の後輩である大西氏おすすめの本を、

複数回にわたってお伝えしようと思います。

この中から早速Amazonや近所の書店などで購入していただき、
ゴールデンウィーク期間中に英知を養っていただければ幸いです。



GWに読むオススメの本その1(13/4/26)


GWに読むオススメの本その2(13/4/27)





11、高橋淳二『「デフレ脱却」は危ない~アベノミクスに突きつけられるジレンマ』



『デフレ脱却は危ない』(13/4/7)


以前このメルマガでもご紹介しました本書ですが、
賛否両論のご意見があるようです。

日経平均株価も14000円台が目前に迫るところまで来ました。

アベノミクスの一つ目の矢、
大胆な金融緩和について一般に言われている視点とは
異なる見方で書かれている本です。

ひとつの政策がすべてを解決できるとは限らず、
副作用がある場合もあります。

問題点が生じる可能性も予測しつつ、
取り組んでいかなければなりません。




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【引用ここから】

デフレは排除すべき悪となりつつありますが、そもそも日本がデフレであることに何らかの「因果」はないのでしょうか。
空前の規模で膨らみ続ける政府債務。にもかかわらず、低金利が進み、日本国債暴落や極度の円安などのおそれは微塵も感じません。「国債は自国通貨建てで海外依存度も低いから破綻しない」、「いや! これ以上膨張すれば破綻する」、いずれも傾聴に値する議論ですが、どれも物足りなさは否めません。この問題は、幾多の経済学者達が解明に挑みながら答えに辿り着けない迷宮と化しているようです。
本書では会計実務家の視点で、「数パーセントの物価上昇が達成されたときに、日本では何が起きるのか」を解説し、デフレ脱却のゴリ押しが引き起こす『新種の課題』について掘り下げて、未だほとんど知られていない日本経済の「本当の病理」を解明します。

第1章 実務家目線の経済学
まるでヌカにクギ「金融政策」と、どっぷり依存症「財政政策」/ええい、ニッポンの物価は化け物か! /借金は通貨を増やし、GDPも増やす/絶望的なプライマリーバランス

第2章 無敵の日本国債でも起こりうる財政破綻
あえて言おう、エセ借金であると! /財政破綻の形は一つではない

第3章 金融システムの壊死
たかが金利の上昇くらいで、なぜ国債が暴落するのか/金利上昇による国債暴落、打つ手はあるのか/中央銀行は無限のパワーを持っているのか

第4章 政府債務膨張型破綻の正体
俗説的な財政破綻論はレベルが低すぎる/政府債務膨張型破綻の正体/日本だけが突出して政府債務を増やせる理由

第5章 破綻を回避し続ける日本経済の行方
日本円も地に堕ちたものだな/日本経済のさまざまな苦境は政府債務の崩壊防止のためにある/「操作されたGDP」のツケ

第6章 停滞から脱する妙案は見つかるか
政府債務が巨額のまま景気回復できるのか/見えるぞ、私にもエセ濃度が見える! /健康体・日本経済へのはるかな道のり

日本は人類史上初の異常な経済状況に陥っています。既存の経済学がうまくフィットしないのも当然で、だからこそ奇説・珍説が一見すると成立してしまいます。しかし、何の理論的裏づけも無く統計数字を都合よく並べ、もっともらしい言説を撒き散らすのは考えものです。
誰が真実を述べているのか、デフレ脱却政策賛成派にも懐疑派にも、正しい知識で厳しく論者を選別してもらいたいと切に願います。

【引用ここまで】
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12、乙武洋匡『自分を愛する力』(講談社現代新書)



自己肯定する力が強ければ、
人には強い力が備わるという話を聞いたことがあります。

『五体不満足』で有名な乙武さんの新書ですが、
乙武さんがどういう人か知らなくても、
なるほどなあと思える内容ですね。



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【引用ここから】

なぜ僕は、生まれつき手足がないという障害を受けいれ、苦しむことなく、かつ明るく生きてくることができたのか──。
乙武さんがたどりついたのが「自己肯定感」という言葉。
「自分は大切な存在だ」と思う、この「自分を愛する力」について、息子として両親の愛に満ちた子育てを振り返り、
教師として現代の親子が抱える問題を見つめ、父親として自らの子育てを初めて明かしながら考察していく。
『五体不満足』著者による初の新書。

息子として─両親の愛に満ちた子育てを振り返り、
教師として─現代の親子が抱える問題を見つめ、
父親として─自らの育児を初めて明かす。
対談「自分を愛せない人への処方箋」も収録。

【引用ここまで】
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13、伊藤真『深く伝える技術』


法学部出身の方なら誰もがその名前を聞いたことがあるであろう、
伊藤真さん。

最近話題の芦部の憲法よりも有名かもしれませんね。


深く伝えることはふだんのビジネスにおいてもなかなかできることではありません。

政治家であれば毎朝街頭に立っていても、
深く伝えられているかといえば、そうはなかなかいきません。

伊藤真さんによれば、「深く伝える」とは、
情報などをただ伝えるのではなく、
知恵や考え方など自分の「本質」部分を伝えることが大事なのだそうです。

そして相手の行動が変化して初めて「深く伝えられた」となるのだとか。


政治家、経営者だけではなく、
日々の生活で「深く伝える」ことを考えたいものです。



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【引用ここから】

私たちは、日々、さまざまなことを伝え合っています。
伝えることはコミュニケーションの要であり、それは人間関係、ひいては生きていくために必要なもの。
なのに、なぜ、「本当に伝えたいこと」が伝わらないのでしょうか──?
本書では、「伝えるプロ」として30年以上活躍する、司法試験界の「カリスマ塾長」が、「深く伝える」ことについて伝授します。
「深く伝える」とは、情報などをただ伝えるのではなく、知恵や考え方など、自分の「本質」部分を伝えること。
そしてそれによって、相手の行動が変化すること。
そこまでいって深く伝えることになるのだと著者はいいます。
そのために、何をすればいいのか。どんな考え方をもてばいいのか。
本書ではそれがあますところなく書かれています。
「深く伝える」ことについて意識したなら、きっと人生はよい方向に変わっていくはずです。

自分が伝えたい思いの「海」があると、想像してみてほしい。
その「上澄み」部分だけをサッとすくって伝えるのではなく、意識の深いところに降りていき、そこから真の思いを汲んで、それを相手の深いところに渡す。
「深く伝える」ということを、私はこのようにイメージしている。
──「はじめに」より


(本書目次より)
・「相手を動かそう」としてはいけない
・相手が「今は望んでいないもの」まで考え抜く
・頭の中で「変換」しやすい伝え方のコツ
・ありのままに言うことがすべてではない
・わざと「わかりにくい講義」をする理由
・「アリストテレスの三要素」で説得する
・なぜ最初に「相手の言い分」を聞くべきなのか
・ある人気講師の話し方の秘密とは?
・「表情」で損をしてはいませんか?
・「本当に伝えたいこと」は「いつか必ず」伝わる

【引用ここまで】
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14、スティーブン P. ロビンズ、清川幸美翻訳『マネジメントとは何か』



世界一のマネジメント教科書と言われている一冊。
わかりやすく面白いということで定評のある、スティーブンロビンズの一冊です。

たとえば本書にはこんな一節があります。
マネジャーが従業員との信頼関係を築くのに有効であるとわかった行動について。


◆信頼関係を築くのに有効であると示された行動

1.オープンであること
2.公正であること
3.気持ちを伝えること
4.真実を告げること
5.一貫性を示すこと
6.約束を守ること
7.秘密を守ること


こんな形で具体的にわかりやすく書かれているということで、
管理職の方々はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。



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【引用ここから】

世界一わかりやすいマネジメントの教科書

累計600万部超を誇る世界一のマネジメント教科書作家による、実践的な組織マネジメント解説書。
マネジャーを悩ますさまざまなケースについて、
学術研究に基づく59の真実を鋭い分析と専門用語を使わない明快な言葉で解説する。

本書は、世界中で累計600万部を売り上げたマネジメント教科書の著者、スティーブン P.ロビンズによる
実践的な組織マネジメント解説書「THE TRUTH ABOUT MANAGING PEOPLE」の最新版。
採用や業績評価、モチベーションの高め方やチーム作りなど、
常にマネジャーの頭を悩ますさまざまなケースについて、
学術研究に基づく59の真実を、タブーをも恐れない鋭い分析と明快な言葉を用いて論じている。
「研究成果を、専門用語を使わずに教える」というポリシーのもと、
具体的なシーンなどを織り交ぜながら書かれているので、
身近なイメージを浮かべながら実践的な組織マネジメントが学べる、マネジャー必読の一冊。

●はじめに
●第1部 採用
●第2部 モチベーション
●第3部 リーダーシップ
●第4部 コミュニケーション
●第5部 チーム作り
●第6部 衝突の処理
●第7部 職務設計
●第8部 業績評価
●第9部 変化への対応


この本は、現にマネージャーである人々と、チームリーダーからCEO(最高経営責任者)まで、
人を管理する職に就きたいと考えるすべての人たちのためのものだ。
部下の管理についての真理を学ぶのに、人事や組織行動学の詳しい教科書を読み通す必要はない、
との思いからこの本を書いた。
端的に事実を知るのに、有名大学のエグゼクティブ研修コースを受ける必要もないはずだ。
この本から何かを得るかは、もちろん、読者が組織行動学について何を知っているかによる。
たとえば最近MBA(経営学修士号)を取った人にとっては、
何ヵ月もかけて学んだ事実の非常に簡潔なまとめになるだろう。
理論を詳細に論じたり、著名な研究者の名前を挙げたりはしてはいないが、
研究成果を正確に解釈したつもりだ。
最近の組織行動学の研究成果に通じていない人、
あるいは正式な教育機関で行動学を学んだことがほとんどない人は、
職場でのマネジメントについての新しい考え方をたくさん見つけるはずだ。
五十九のケースはそれぞれが短い一章となっている。
各章は基本的に他の章から独立しているので、好きな順に読むことができる。
一番の魅力は一気に読み通す必要がないことだ。
何回にも分けて少しずつ短時間で読めるように構成されている。
二、三章読んで、いったんページを閉じ、また何日か経ってから手に取ってもいい。
続けて読まざるをえない筋書きなどはない。
最後に、当然のことだが、本というものはチームプロジェクトだ。
表紙に載るのはただ一人の名前だが、この本が読者の手に届くまでには多くの人々の協力があった。
このチームにはティム・ムーア、ジーン・グラッサー・レヴァイン、
ジョヴァナ・サン・ニコラス=シャーリー、エイミー・二─ドリンガーの各氏にご参加いただいた。
スティーブン・P.ロビンズ
(「はじめに」より)


【引用ここまで】
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15、林英臣『心の的を射る人・外す人 -上司を救う「心のワクチン」!-』


林英臣政経塾で多くの教えを私もいただいている、
林英臣先生の著書。

どんな仕事をしていても、
相手の心を射ることができれば成功できますが、
そうでなければ難しいものです。

ここで、

「助けたら知らぬ振りをすること」

というお話をみなさんにシェアしたいと思います。



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【引用ここから】


助けたら「知らぬ振り」をすること

なかなかできない「知らぬ振り」(24頁-26頁)


説得について、さらに『韓非子』から学んでいこう。
コンサルタントがトップを助けたら、後は「知らぬ振りをしろ」という教えがある。


「相手(君主=トップ)が知能を自慢したいと思っている場合、
 知識を補える別の似た例を挙げて、十分な素地をつくってやりなさい。

 相手がそれを参考資料として採用したら、知らぬ振りをして知恵を助けきること。」(『韓非子』説難)


ここでのポイントは、「別の似た例」と「知らぬ振り」にあるだろう。
前者は、トップの教養を広げるための援助となり、
後者は、知らぬ振りによってトップのカリスマ性を完成させることになる。

一切がトップ自身の努力・精進の結果であると、
皆に思わせなければ、本当に助けたことにはならないというわけだ。

トップや上司を助けるため、参考資料を提供することくらいなら誰でもできる。
だが、知らぬ振りをするのは、なかなかできることではない。

「あの一件は、自分が助けたのだ」

と、つい自慢したくなる。
黙っていられず、つい誰かに喋ってしまう。
それが、人の心というものだ。


トップのカリスマ性を高めるのが任務


作った料理を食べるのは料理人ではない。建てた家に住むのは大工ではない。
チャンピオンになるのは選手であって、監督でもコーチでもない。

同様に補佐したことで喝采を浴びるのは、
あくまでもトップであってコンサルタントではないのだ。

出過ぎないで、陰に徹するということ。
それもまた、プロの世界の一つの姿だろう。


コンサルタントは、それが経営であれ政治であれ、
トップのカリスマ性を高めるのが任務である。

そのタイプやキャラクターにもよるが、
基本は「縁の下の支援者」が役目ではないかと思う。


そして、その分トップは、陰ながら支えてくれるコンサルタントや側近、
ナンバー2らへの労いを、決して忘れてはならないのである。

陰に回ることの多い彼らにとって、
苦労に耐えられる唯一の心の支えは、

「トップに必要とされ、感謝されている」

という確信にあるからだ。


【引用ここまで】
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林英臣先生は、我々若手政治家に対する政経塾以外にも、
経営者対象に全国各地で講演を行っていらっしゃいます。

ご関心のある方は、林先生のメルマガをどうぞ。


⇒ http://archive.mag2.com/0000149323/index.html


メルマガからもたくさんのことを学べます。

しかし、学ぶだけではなく、そこからどう行動していくかが大事ですね。





3日間にわたっておすすめ本を紹介してきました。
ゴールデンウィークにこれらたくさんの本を読むことは大事ですが、
GW明けからその知識をどう行動に生かしていくかということが、
重要なのだと思います。

みなさん、どうぞよい休日を!


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【引用ここから】

上司を救う「心のワクチン」! ウイルス退治77話。
相手の「心の的」を射よ!。説得の最後にトドメを刺せ!。

自分よりも志の大きいものは動かせない。

トップの十の誤り。優しすぎると国を亡ぼす。人は「ちょっと得すること」に弱い。
粋な客、野暮な客。生き残るのは天地自然流の経営。

【引用ここまで】
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GWに読むオススメの本その2

2013年04月27日 18:00

今週末からゴールデンウィークです。
ふだんは分単位の予定を刻み、ビジネスに追われている方も、
五月上旬までは少し余裕ができることでしょう。

こんな時にわずかの細切れ時間を使って、
読書をし、5月以降の自分の糧をつくっておくことは大事なことと思います。


このメルマガでは毎年恒例のことですが、

お休みの合間に私渡辺が読んでみようかなと思っている本、
そして周囲からおすすめされている本、
そして私の大学の後輩である大西氏おすすめの本を、

複数回にわたってお伝えしようと思います。

この中から早速Amazonや近所の書店などで購入していただき、
ゴールデンウィーク期間中に英知を養っていただければ幸いです。



GWに読むオススメの本その1(13/4/26)






6、エリック シノウェイ、メリル ミードウ、岩瀬 大輔 (翻訳)
『ハーバード・ビジネススクール「これから」を生きるための授業: 「夢の見つけ方」「自分らしい価値」「大切なビジョン」』




ハーバード大学には、

「起業家学」

という学問があるのだそうです。

こんな学問が日本でもあるのなら、
私も勉強したいですし、教えることもできそうな気もしますが、

このハーバードの「起業家学」の生みの親、
ハワード・スティーブンソン教授の教えを、教え子がまとめたのがこの本です。

本書に出てくる言葉、


「失敗は将来の成功の種を、
 成功は将来の失敗の種を宿している」


この言葉はいいですね。



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【引用ここから】

ハーバード・ビジネススクールの名物教授であり「人生の師」ハワード・スティーブンソン先生が教える、
仕事と人生において知っておきたいこと。

「何が本当の成功なのだろう」
「何が自分の人生を豊かにしてくれるのだろう」
「夢をかなえるために、どうすればいいのだろう」
「何が大切で、何を手放すべきなのか」

誰の人生にも、一度はこんなふうに考えねばならないときが来る。
大きなチャンスやターニング・ポイントに出会ったとき、ハワード先生の言葉は、必ずあなたの役に立つだろう。

●「変動期」──チャンスとピンチの見極め方
●「理想」──“モザイク画”をつくるように
●「自信」──“他人の長所”と“自分の短所”を比べていないか
●「バランス」──“7人の自分”に聞いてみる
●「5つの宿題」──“完璧”より、“満足”を
●「人間関係」──“一緒に穴に飛び込んでくれる人”をつくる……etc.

【引用ここまで】
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7、米国国家情報会議 (編集)、谷町 真珠 (翻訳)『2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」』



かつては大統領と閣僚、議会有力者などにしか公開されていなかったといわれる、
貴重なレポートの最新版。

17年後に世界はどのようになっているのか、
非常に興味深い記述がたくさんあります。

今後の世界を大きく左右する4つの分野についても本書は紹介しています。

「情報技術」

「機械化と生産技術」

「資源管理技術」

「医療技術」

興味深いですね。




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【引用ここから】

「日本はもはや復活しない。
アメリカは2年後、中国も12年後にはピークを過ぎる。
すさまじい大変化が起こるだろう」(立花隆氏)

立花隆氏が「世界の将来を展望する上で非常に役に立つ」(文藝春秋 2013年2月号)と激賞し、
翌3月号では読売新聞主筆の渡邉恒雄氏が内容の一部を批判した話題の報告書「グローバル・トレンド2030」の邦訳です。

とにかくまずは、
表紙カバーの下にある、右下の小さいグラフを
クリックしてみてください。
日本の国力(中間層の購買力)は、世界と比較してどんどん小さくなっていきます。

2030年は今とはまったく違う世界になっています。
1995年に国家としてのピークを過ぎた日本の国力は、人口減少・高齢化とともに
衰えていきます。2015年にはアメリカもピークを迎え、「唯一の超大国」の地位から脱落します。
経済発展著しい中国も2025年あたりを境に経済が失速、日本と同様高齢化社会を迎えます。
2030年ごろ、経済成長著しい国はインド・ブラジル・イランなどです。

これから「世界一の高齢者大国」「経済が縮小していく」日本は、
国家としてのグランドデザインを大きく代える必要があります。
にもかかわらず、2012年の衆院選で、その点についてきちんと
主張を行い、議論を呼びかけた政党は皆無でした。
それで良いのでしょうか?
この国で生きていく私たちの子供や孫がよりよい暮らしを送ることが
できるためにも、私たちはもっと真剣にこの国の未来について
「この国をどのような形にするのか」について話し合う必要があるのでは
ないでしょうか。

この本は、そんな議論のための「叩き台」になると思います。

【引用ここまで】
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8、坂本孝『俺のイタリアン、俺のフレンチ─ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方』



ブックオフ創業者の坂本さんの一冊。

食材費60%超。
フレンチなのに立ち食い形式で驚異の3回転。

「一流の料理人が、高級食材を“じゃぶじゃぶ”使用した一流の料理をつくり、お客さまが驚くほどの安い価格で提供する」

既成の概念を覆したビジネスモデルを構築し、
成功を収めています。

坂本さんはこう言っています。

「ビジネスの戦いに勝つ条件は、そのビジネスモデルに「競争
 優位性」があること。そして、参入障壁が高いことです」

勉強になる一冊です。


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【引用ここから】

今最も注目を集め、常に行列の絶えない飲食店「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」。
その代表取締役社長・坂本孝(ブックオフ創業者)の「俺の企業理念」は「利他の精神」だった。
その「利他の精神」は集う人々の能力を高め、業界の常識を覆していく──。
ビジネスのトップランナーに、業界でぶっちぎりに勝つ「競争優位性」を学ぶ!

第1章 希代の繁盛店「俺のイタリアン」誕生
立ち飲み居酒屋と、星付きレストランに着眼 ほか
第2章 2勝10敗の事業家人生
最初の家業で倒産の危機と、事業再生を経験 ほか
第3章 ブックオフがNo.1企業になれた理由
古本流通に新しい価値基準をつくる ほか
第4章 稲盛和夫氏の教えと、私の学び
稲盛氏との出会いで「利他の精神」を学ぶ
第5章 「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」は進化する
次の「競争優位性」はジャズライブとのコラボ ほか
第6章 「物心両面の幸福を追求する」決意表明
「人生を懸けて飲食業に革命を起こす」決意の数々
第7章 業界トップとなり、革新し続ける
株式公開に向かって動き出す ほか

今、東京・銀座、新橋界隈で長蛇の行列をつくっている「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」。
その始まりは2011年9月のことで、彗星のごとく飲食の街に現れた。
1号店の「俺のイタリアン新橋本店」は16坪で月商1900万円をクリアするなど、軒並み驚異的な繁盛を呈している。
その「俺の」シリーズを率いるのは坂本孝氏。
坂本氏は「ブックオフ」の創業者であり、16年間で1000店舗に成長させた人物である。そして突然の退任。
一時はビジネス社会から姿を消した坂本氏だが、再びの挑戦になぜ飲食業を選んだのか。
前代未聞の繁盛店はいかにして誕生したのか。
そして、これからのビジョンをどのように描いているのか。
まさに事業を創り出す天才、坂本氏がこの本の中で余すことなく語り尽くす。

【引用ここまで】
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9、早野透『田中角栄 - 戦後日本の悲しき自画像』 (中公新書)



私は昔から田中角栄が好きで、
20から30冊は角栄本を持っています。

政治的にはそのスタイルも性格も、
私とは違うなあと感じますが、

根底に流れているものは共感しますし、
気配り、戦う意志、日本を変えていこうとする力などには、
参考になるところ大です。

日々のビジネスにも大いに参考になるのではないでしょうか。



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【引用ここから】

卓抜した頭脳と行動で54歳で首相に就任。
退任後も金権政治、ロッキード事件を追及されながらも隠然とした力を誇った「今太閤」の真実

「コンピュータ付きブルドーザー」と呼ばれた頭脳と行動力で、高等小学校卒から五四歳で首相の座に就いた田中角栄。
「新潟三区」という雪深い地盤に“利益誘導”を行い、「日本列島改造」を掲げた角栄は、戦後政治の象徴だった。
だが彼の金権政治は強い批判を浴び、政権は二年半で終わる。
その後も巨大な「田中派」を背景に力を持ったが、ロッキード事件では有罪判決が下った。
角栄を最期まで追い続けた番記者が語る真実。

【引用ここまで】
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10、倫理研究所編『毅然と立つ ─ 体験で綴る経営者の決断』



私渡辺も所属しております、倫理法人会の一冊。

経営には日々さまざまな困難が立ちはだかります。

私自身もそんな困難に立ち向かうため、
いろいろな諸先輩方にご指導いただいたり、
倫理法人会のモーニングセミナーなどで学ぶことは大いにあります。


しかし、だんだんわかってきたことは、
大きな会社の実力のある社長ほど、
常に学び続けているということです。

そして大きくなっても、
常にさまざまな困難があってそれを乗り越えているということもわかってきました。

「倫理経営」の真髄を6人の経営者から学ぶ一冊。



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【引用ここから】

成功の陰に“難き”を選んだ英断がある

『倫理ネットワーク』連載の「経営体験記」を単行本化。
親祖先への恩意識、社員への感謝、夫婦・家庭円満─1つひとつの真摯な実践が企業を真に輝かせていく。
幾多の危機を乗り越えた6名の経営者が“倫理経営”の真髄を語る。


大窮地こそ度胸の見せどころ 緒方一義(おがたフードサービス有限会社)
食品づくりの鍵は現場にあり 山崎貞雄 (株式会社 ニッコー)
許し合う心が“和”を築く 大村秀明(株式会社 綜和)
感謝の心が生むアイデア商品 池 龍昇(株式会社 土佐龍)
見る観光から体験する観光へ 中野吉貫(株式会社 中野屋)
創業精神に根ざした経営を貫く 照屋義実(株式会社 照正組)

【引用ここまで】
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おもしろそうな本がいっぱいあります。
オススメの本がありましたら、ぜひみなさん教えてください。

明日に続けます。

GWに読むオススメの本その1

2013年04月26日 18:00

今週末からゴールデンウィークです。
ふだんは分単位の予定を刻み、ビジネスに追われている方も、
五月上旬までは少し余裕ができることでしょう。

こんな時にわずかの細切れ時間を使って、
読書をし、5月以降の自分の糧をつくっておくことは大事なことと思います。


このメルマガでは毎年恒例のことですが、

お休みの合間に私渡辺が読んでみようかなと思っている本、
そして周囲からおすすめされている本、
そして私の大学の後輩である大西氏おすすめの本を、

今日から複数回にわたってお伝えしようと思います。

この中から早速Amazonや近所の書店などで購入していただき、
ゴールデンウィーク期間中に英知を養っていただければ幸いです。




1、藤田晋『起業家』(幻冬舎)


藤田さんと言えば、まさに「起業家」ですが、
あのネットバブルからけっこうな月日がたったのを感じます。

起業家、あるいは起業をめざす皆さんにはオススメの一冊です。

端々に見られる藤田さんの表現の一言一言に共感するのは、
起業し、経営を続けていくことがいかに困難かということが根底でわかるからなのかもしれません。

規模はちがいますが、
同じような経験をきっと起業家はしていることでしょう。


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【引用ここから】

ベストセラー『渋谷ではたらく社長の告白』から8年。
ネットバブル崩壊、業界の低迷、再びのネットバブル。
絶頂の中、発生したライブドア事件、親友・堀江氏の逮捕、株価暴落、そして社長の退任を賭けて挑んだ未知の領域──。

その時、起業家は何を考えていたのか?
抱えた苦悩と孤独、そして心に沈めてきた想い。
焦り、嫉妬、不安、苛立ち、怒り、絶望──。
すべての真相を、今ここに!

魂をゆさぶる衝撃の告白。

《本文より一部抜粋》
「これダメだったら、おれも責任をとって会社辞めるからさ」
(中略) 突き抜けなければアメーバも、おれも終わりだ。
私はそう覚悟を決めていました。
しかしそれは、その道が正しいのかどうか、その先にゴールがあるのかどうかも分からないまま走り続ける、孤独なマラソンのようでした。

「ニュース見たか? ライブドアに家宅捜索だって」
(中略)堀江さんが犯罪容疑者としてパトカーで搬送されていく姿を見て、何か自分の将来がどす黒いもので覆われたような感覚がして、茫然とその場に座り込んでいました。
人とは違う生き方をする者への、世間からの冷たい仕打ちを目の当たりにしたような気がしたのです。
起業家として、ゼロからベンチャー企業を立ち上げていくと、世間の反感を買ったり、既得権益を得ている人から邪魔されたりします。
それでも前に進み続けるためには、強靭でタフな精神が必要です。
しかし、何か巨大で抗えないものに負けてしまった……そんな感覚だったのかも知れません。

【引用ここまで】
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2、翁百合、西沢和彦、山田久、湯元健治『北欧モデル 何が政策イノベーションを生み出すのか』


北欧諸国が、
手厚い福祉の代わりに高い税を負担しているという話はよく聞きます。

その光と影の面もあるということで、
犯罪率が高いという話も聞かれます。

しかし多くの日本人は光の面も影の面もイメージとしてとらえてはいるものの、
実際の北欧諸国がどのような政策を打ち出しているのか、
知らないことが多いことと思います。

北欧の最新政策を知る一冊。


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【引用ここから】

現在、社会経済政策の運営に成功している国々として注目される北欧諸国。
「手厚い福祉の代わりに高い税負担」という従来のイメージを超えた革新性はいかにして築かれたのか。

そのダイナミズムの秘密を追うとともに、日本への応用可能性を探る迫真の書。

【引用ここまで】
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3、松波竜太『借入は減らすな!』



「借金を減らすな」

と言ったら、普通は

「あなたは何を言ってるのか?」

ということになると思いますが、
本書の主張は一見不思議に思えても、
論旨を理解するとなるほどなあと思える話です。

経営の世界では「資金繰り」がショートしないために、
どうするかということが至上命題です。

起業家、経営者の皆さんにはぜひ読んでいただきたい一冊です。


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【引用ここから】

「利息も発生するから、借入はできるだけしない。
借入しても最低限にして、できるだけ早く返す」
そんな考えは、大きな間違い!

「借りなくていい資金繰り」の人件費より、1,000万円借りても月々2万5000円の利息のほうが、はるかに安上がりです。
利息は、資金繰りから解放され安定した経営のための「保険」なのです。

経営で大切なのは、資金繰りがショートしないこと。
そのためには借入で現預金を多く、長く持つ必要があります。

「晴れの日に傘を貸し、雨の日に取り上げる」銀行とうまく付き合う方法、
それは借りなくていいくらい多く現預金を持ち、銀行が貸したい「晴れの日」を常に作っておくことです。

この本の手順通りに手を打っていけば、誰でも、頭を下げなくても、銀行から多くの融資を引き出し
銀行が「借りてもらえませんか」と言ってくる状態を作ることができます。
今まで銀行が冷たかった、満足に貸してもらえなかったのは、手順を知らなかっただけなのです。

【引用ここまで】
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4、兼田麗子『大原孫三郎─善意と戦略の経営者 (中公新書)』



以前、クラレの大原孫三郎コレクションの展示を見に行ったことがあります。

大原孫三郎という人は、
単なる経営者ではなく、まちづくりの観点も持って、
社会事業に貢献した経営者でした。

この時代にしては先進的だったとも言えますし、
日本の経営者は昔からもうけを世のため人のために還元していたとも言えますね。

日本人として誇るべきことだと思います。



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【引用ここから】

「わしの目には十年先が見える」

「新事業は、十人のうち二~三人が賛成したときにはじめるべきだ、七~八人が賛成したときには、遅すぎる」

─経営者と社会事業家の二足のわらじを履き続けた大原孫三郎。
クラボウやクラレなど、多くの企業の創立・発展させるとともに、町づくりに貢献。
三つの研究所を設立し、総合病院や美術館をつくった。
社会改良の善意をいかにして行動に移していったか、その波瀾にみちた生涯を辿る。

【引用ここまで】
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5、細谷雄一『国際秩序 - 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』(中公新書)



国際秩序の基本構造は19世紀以来変わっていない。

このことを前提に、
国際政治を冷徹に見ていく必要があります。

国際政治を見誤ると、悲惨な戦争が起こってしまい、
国家が荒廃してしまうことにもなりかねません。

現在の国際情勢を見極めるためにも、
300年間の国際政治の変遷を知っておく必要があるでしょう。


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【引用ここから】

均衡・協調・共同体の三原理をもとに、一八世紀ヨーロッパから現代に至る世界政治の構造を読む。
日本外交を本質から考えるために。

「均衡」「協調」「共同体」─近代ヨーロッパが生んだ国際秩序の基本原理である。
本書はこの三つの体系を手がかりに、スペイン王位継承戦争から、
ウィーン体制、ビスマルク体制、二度の世界大戦、東西冷戦、そして現代に至る三〇〇年の国際政治の変遷を読み解く。
平和で安定した時代はいかに築かれ、悲惨な戦争はなぜ起こってしまったのか。
複雑な世界情勢の核心をつかみ、日本外交の進むべき道を考えるための必読書。


【引用ここまで】
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おもしろそうな本がいっぱいあります。
オススメの本がありましたら、ぜひみなさん教えてください。

明日に続けます。




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