林英臣政経塾東北講座の同志、
渋間佳寿美米沢市議会議員、
相田光照米沢市議会議員、
中村圭介米沢市議会議員、
大桃英樹南会津町議会議員、
佐藤宗太会津坂下町議会議員
とともに、私も末席に加えさせていただき、
福島県喜多方市の視察をしてまいりました。
ご尽力いただいたのは、もう一人の同志である、
江花圭司喜多方市議会議員です。
喜多方市政から、観光のまちづくり、
グリーンツーリズムの事例、体験型かつ着地型の観光や
喜多方ラーメンによる町おこしなど、
これからの東北のあり方について大いにヒントになるお話をたくさん聞くことができました。
こういう機会をいただいた同志のみなさんに感謝し、
江花議員の活躍ぶりも見ることができ、
まだまだ東北も福島もこれから始まるんだという思いが強くなりました。
そのなかで、喜多方市内で体験型の観光として、
楽篆工房(らくてんこうぼう)という篆刻をして、落款印を自分たちでつくる体験型のメニューを見ました。
落款印とは、書などにおされている作者独自の印のことです。
そして楽篆工房の高橋政巳先生から、
それぞれの名前の漢字の本来の意味について教えていただきました。
「勝」とは。左の「にくづき」は、舟を表す。
右上は「火」を表し、
右下は右手と左手の中に力がある。
つまり、
舟を浮かべるためにみんなの手を借りて力を出すという意味がある。
ちなみに「朕」という字は似ているが
力を使わずにみんなの手を借りて舟を浮かべるという意味。
「幸」とは。これは、針で刺され、身動きもとれないような状況になるという、
考えられるうちで最もひどい状況をあらわす字。
これがなぜ幸せを意味するかというと、
幸せは人によってちがい、あらわすことができない。
考えられるうちで最もひどい状況に比べれば、
たとえお金がなくても、つらい状況になったとしても、
これよりはましだろう、それが幸せということ。
だから、針で刺され、身動きが取れないような状況でないならば、
そのことに感謝して幸せを実感するのがよいという意味で作られた。
これからも、みんなの手を借りて、大きな力を生み出し、
少しでも幸せな状況をつくれるように感謝し続けたいと思います。
高橋先生からは、
これはすごい名前ですね、政治家向きですよ。
と有難い言葉を頂戴しました。
名づけてくれた父親に感謝したいと思います。
漢字には込められた意味がある。
おもしろい体験をしました。
喜多方にお立ち寄りの方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
楽篆工房
〒966-0817 福島県喜多方市字三丁目4830
電話0241-22-2886
http://www16.plala.or.jp/kuramise/0005.html【高橋政巳プロフィール】(MASAMI TAKAHASHI)
昭和22年(1947年)福島県生まれ。
刻字の草分け的存在で前国際刻字連盟初代会長の故・長揚石氏に師事。
篆書を始めとする書に通じ、文字の持つ素晴らしい歴史的意味や美しさの伝承に幅広い活躍をしている。
また、木や石等に漢字を彫る刻字家としても活躍。
漢字の源である象形・甲骨・周時代の金文等を租形として、独自にデフォルメされたその創作的書体は、現代の漢字にはない新鮮さと、人々を魅了する独特の美しさがある。
現在、拠点を喜多方市に置き、毎日展会員、NHK文化センター講師、日本刻字協会理事及び審査員、千秋会会津支部欣刻会事務局長を務めながら、創作活動を続けている。
第1回日本刻字展入賞、以来各賞を受賞。
平成5年、6年 毎日書道展秀作賞連続受賞。
平成6年 第13回日本刻字展最高賞の大賞受賞。
平成7年 第47回毎日書道展毎日賞受賞。
平成9年 第49回毎日秀作賞受賞。
他展においても受賞歴多数。
感じの漢字 [単行本]
高橋 政巳 (著)