Category[ ビジネスのヒント ] - つくる!宮城県議会議員渡辺勝幸のブログ【仙台市若林区】
FC2ブログ

難局にあたり、リーダーに必要な「五知」

2021年05月17日 23:28

186515344_4701854986508357_4938319814013198292_n.jpg


昭和時代の歴代首相の指南役と言われた、
安岡正篤の書籍に「安岡正篤活学一日一言」があります。

そのなかで、「五知」について以下のように記されています。
これは宋の時代の李鐸という人物によるものです。

どれも難しい五つの要素ですが、
日々の修養が大事だと感じます。


──────────────────────
【引用ここから】

世に知者は多いが、

時を知ること。
難を知ること。
命を知ること。
退を知ること。
足るを知ること。

五知を養い得て、
始めて能く難局に当ることができる。

五知先生伝(宋初の賢人李鐸・宋史同伝)

【引用ここまで】
──────────────────────


「五知」という宋の賢人・李繹の『五知先生伝』に出ている言葉です。

「時を知る」。
タイミングがよいとはどういうことか。
時流はどうなっているか。
間合いが大事だということですね。

「難を知る」。
困難を知ること、問題を知ることによって、
難局に当たり、物事を治めていくことができるのでしょう。

「命を知る」。
自らの使命は何か。自らに天が課された命の使い方とは何か。
ちなみに「知命」は五十歳のことを指します。
自ら知るということ。

「退を知る」。
起業家は何事も前向きに進む人が多いですが、
ここまで来たら撤退ということを決めている人が成功しているといえます。
いくつもの失敗を重ねて、撤退ラインが見えているのでしょう。

「足るを知る」。
老子に「足るを知る者は富み、強めて行なう者は志有り」とあります。
四字熟語では「知足者富」。
力が有る者は他人に勝てるが、本当の強さが有る者は自分自身に勝つ。
満足することを知っている者は心が豊かであり、努力を続ける者はすでに志がある。


この「五知」を養い得て、
リーダーははじめて難局に立ち向かうことができるのだ、
ということですね。

このコロナ禍、日々、困難が多い時代であるとも感じますが、
難局に当たっての「五知」を知ると、
今も昔も変わらず、困難が山積しているのだなあと。

単に知識を得るということだけではなく、
こうした「五知」についても知っておくことが大事だと感じます。




安岡正篤著、安岡正泰監修
『安岡正篤 活学一日一言 (致知一日一言シリーズ)』
⇒ http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4884749863/cuccakatsu-22/ref=nosim

経営者が2回目のコロナ融資を考えるために

2020年11月05日 23:59

153376_s.jpg


新型コロナウイルス感染症の感染拡大は冬を迎えるにあたり、
感染された方が少しずつまた増加してきているところです。

冬になれば換気を控えざるを得ない地域もあり、
またインフルエンザの流行とあいまって、
医療体制をどう確保するかが大きな課題です。


しかし一方で、どんなに財政支出を政府がしたとしても、
経済がストップしてしまえば、
なかなか元に戻すことはできないこともわかり、
とにかく経済を疲弊させないための努力が必要です。


第一波で多くの経営者の方は、
コロナ融資を受けたり、
政府の補助金制度を活用されたことと思います。

1サイクル終えたこの時期に、
キャッシュが厳しそうだということで、
2回目のコロナ融資を考える
経営者の方も少なくはないのではないでしょうか。


従来は、緊急融資を受ける場合には、
「月商の3か月分」ということがいわれていましたが、

現在の借入可能額の目安は、
「販売費一般管理費の1年間分」とも言われています。

もちろん業種や諸事情により、
この目安も大きく変わると思いますが、
販管費1年を目安として、次の展開をどう打ち出していくか、
経営者の勝負どころでもあると思います。


その際に、まずどう動くべきかといえば、
公庫やメインバンク等に相談に行く前に、
以下のことを検討するとよいのではないかと思います。


【1、新しい生活様式を取り入れた事業計画をつくる】

キーポイントはやはり「新しい生活様式」を事業にどう取り入れ、
変化をさせていけるかですね。

DX(デジタルトランスフォーメーション)を、
ご自身の事業とどう絡めていくか、
具体的にどんな事業を、何をいくらで売るのか、
事業計画書をつくるところから始まるでしょう。


【2、1期分の資金繰り表を綿密につくる】

事業計画だけではなく、
今後1期分の「資金繰り表」を自らつくることもまた重要です。
今後1期分に必要な運転資金が、
根拠をもって説明できれば、融資の妥当性が見えてくるものです。

プレゼンには情報と納得が必要です。

1回目のコロナ融資は、事前の予想通り、
申し込みが殺到し、最低限の要件だけを見ていたため、
ほとんど審査がなされていなかったという声も、
一部から聞こえてきています。

実際にある政府系金融機関では、
普段の担当者だけでは手が回らず、
担当外の応援が非常に多く、
一件当たりの面接時間は通常ほどかけず、
それでも融資決定までの時間がかかったのだとか。


【当然ながら、2回目のコロナ融資は難しい】

追加融資ということになりますので、
当然のことながら、2回目のコロナ融資は、
審査通過は狭き門になります。

少し落ち着いてきている現在は、
審査をする時間的余裕も人員的余裕も出てきています。

そして、一度、金融機関の審査に断られれば、
3カ月から半年の間は再度申し込んでも、
門前払いになるともいわれています。

そう考えれば、2回目のコロナ融資は事前にしっかりと戦略を練り
準備をしてから交渉に入らなければなりませんね。


新たな制度も続々登場していますし、
令和3年度の政府予算に新しい補助制度も出てきそうです。

こうした政策支援をうまく利用しながら、
2回目のコロナ融資を検討してみるということが、
今後の経営者にとっては重要なことであると感じるところです。


このメルマガにおいても、
今後新たな中小企業支援政策が
政府や宮城県でつくられた場合にはお知らせしていきますので、
経営者や士業の皆様にはぜひチェックをしていただければと思います。

人事は「賞禄有功」で

2020年09月21日 23:15

昭和時代の陽明学者、安岡正篤は、
歴代総理の指南役ともいわれた人物でした。

安岡は東洋思想に基づいた人物学を残しています。

私も安岡著書を読んできましたが、
人生経験を経るにしたがって、
昔は読んでも意味が分からなかったことが、
なるほどこういうことだったのかと感じることが多くなってきました。

「人事」について、安岡は以下のような指摘をしています。


─────────────────────────
【引用ここから】

東洋には人間を二つに分けて、
仕事のできる才能の有る者と、
人を率いて行く徳の有る者とを別にしている。

どんなに仕事ができても、手柄があっても、
それ故に地位を与え、禄を与えて人を支配させてはいけない人がある。

又これといって仕事ができないでも、
その地位にその人を据えておれば、自然に治まる人がある。

これを使い分けることが東洋政治哲学の人事行政の根本問題である

これが「賞禄有功」である。

これは『南洲遺訓』にも喧(やか)ましくいっているところであり
熊沢蕃山が強調して徳川幕府からにらまれた点でもある。

【引用ここまで】
─────────────────────────


これはどの組織にでも
当てはまることがあるのではないかと思います。


仕事ができる人ではなく、
徳のある人に要所の人事を図る。

賞を与えても地位を与えないという手法。


また自分自身を磨くことを考える際にも、
仕事のできる人物になるのか、
人を率いる人物になるのか。

いろいろと考えるところがある「賞禄有功」です。


⇒ 安岡正篤著、安岡正泰監修「安岡正篤 活学一日一言 (致知一日一言シリーズ) 」


お盆休みに徹底してやるということ

2020年08月12日 22:55

69503455_2912451828782024_8274388215255793664_n.jpg


まもなくお盆休みがやってきます。
今年は、8月13日から16日の4日間がお休みという方が
多いのではないでしょうか。

長い方では、8日から16日という方もいらっしゃるようです。

しかし今年は、お盆も
ステイホームという方が多いのではないでしょうか。


基本的に政治家は、
お盆休みに夏祭りがあったり、
様々な行事があるので、

残念ながら夏休みはないのですが、
しかし通常業務や人の動きも少なくなるので、
時間的に余裕ができるときでもあります。


今年は夏まつりがすべて中止になり、
事務作業や書類整理、政策立案の勉強など、
別のことに時間を充てたりしていますが、

県政課題はコロナ禍においても
次から次へといろいろなことがあるので、
毎日要望や県庁の方と打ち合わせなどしてあわただしく過ごしています。



思い出してみると、
平成26年の4月から7月に
初めて東北大学大学院で講師をした後、

8月に中小企業庁の創業スクール事業を知り、
お盆休みのすべてを使って徹底的に
創業スクールの事業計画をつくりました。


お盆明けに公募書類を提出し、
9月以降採択を受け、
その後創業スクール事業が急展開しました。


お盆休みになると時間に余裕ができるので、
普段できないようなことを徹底的にやるということは
その後の人生を大きく変える可能性が高いです。


キャンプでもいいでしょうし、
子供と徹底的に遊ぶというのもいいですね。

読書を徹底的にやるというのもいいですし、
私のように事業計画を練るというのもいいと思います。


時間は有限です。


多くの人がご存知のことと思いますが、
明日がいつも通りにやってくるとは限りません。

どんな人も、
赤ちゃんもおじいちゃんも、
余命を推し量ることはできません。

そうであるならば、
このお盆の期間中に徹底して何かをやってみる、
それもまたよいことではないかなと思います。


いまこの瞬間に徹底して挑戦をする。
まとまった時間がとれる時がチャンスですね。

今年の盆休みも計画的にあることをしようと思っているところです


事業を進めるときはペンギンの口の中をイメージする

2020年08月10日 20:58

1904156_s.jpg


様々な事業を進めるとき、
政治活動を進めたり、企業経営を進めたり、
学級運営、試合を進める監督もそうであると思いますが、

「チーム全員が一つの方向を向く」

ことが基本であると思います。

何か物事を進めるときに、一人でも反対の方向を向いていたりすると、
なかなか事業は進みません。

どんな立場であっても、一つのチームで物事を進めるときには、
まず同じ方向を全員が向いていれば、
素晴らしい力が発揮されることは、
多くの事例から感じ取れるのではないかと思います。



さて、水族館にはペンギンがいます。


このペンギンはかわいらしく、
子供たちには大人気ですし、
キャラクターとしてもみんなに愛される動物の一つです。

このペンギンには実は歯がありません。

鳥類だからないのだそうですが、
歯がないけれども魚をスルスルっと食べる場面を
見たことがある人は多いのではないでしょうか。


ペンギンは魚をくわえた瞬間に、
あっというまにペロッと平らげてしまいます。

歯がないのになぜそういうことができるかというと、
ペンギンには口の中に、

「歯舌」

というとげとげがあり、
このとげがすべて乱れず同じ方向を向いているのだそうです。

歯舌の一本一本の力は弱くても、
すべてのとげとげが同じ向きになっていることで、力が強くなり、

魚はペンギンにくわえられた瞬間に、
逃げることはできない、そういう状況に追い込まれるのだそうです


一人ひとりの力が同じ方向を向くことで、
大きな力となり、一つの事業を成し遂げることができる。

これが途中でちがう方向を向いている力が現れると、
魚は押し戻されるのでしょうね。


人間が進める事業も一緒であると思います。

一つの方向に向かって、みんなが少しずつ力を合せれば、
大きな事業も簡単に完遂することができるものです。


リーダーは、その方向を示すことも大事ですが、
みんなが一つの方向を目指しやすいように場をつくることも大事ですね。


ペンギンのちいさな「歯舌」が大きな魚をも飲み込む姿から、
私たちも学ぶことがあるように感じたところです。




「ペンギンのお口の中は」(仙台うみの杜水族館)
⇒ http://www.uminomori.jp/umino/blog/27942/index.html





【お願い】つくる仙台のFacebookページにいいね!をいますぐ押してください!

↓ ↓ ↓











fx